“あなたが神を愛すれば愛するほど、祝福を受けるでしょう。”

ポニョ:きょうは一週間ぶりにQが投稿していましたので、それを分析して別に記事にしたいと思っています。さて、今日のレギュラー記事では、サイババさんが執り行われた数ある奇跡の中で、サイババさんを陥れようとグロ襟に買収された教授でさえ、これは集団催眠だとしか言えなかった、ヴィジャヤさんが体験されたババの奇跡を三つ連続で紹介します。まず最初は、食べ物を物質化されたお話です。
ヴィジャヤクマーリさん一家の長男のクリシュナ君は、当時の様子を次のように話しています。

青年になったクリシュナ君とババ
ババは、「お祭りの季節だけれど、今年はお祭りを祝う行事はしないことにする。」と言いました。私たちは、「こんなに聖別された日を何もしないって考えられない。」と文句を言いました。
ババは私たちと一緒に朝ごはんをいただいた後、「昼ご飯の用意を誰もしてはいけませんよ。」と言ってスッバンマさんの家に行かれました。
そして、十一時に戻って来られて、私たちを見回されてから、「どうして礼拝とバジャンのための食べ物を用意していないのか」とサヴィトランマさんに尋ねられたのです。
サヴィトランマさんは、「あなたは祭りを祝わないので、戻って来られないと言われたんじゃなかったんでしょうか。」と言い返しました。
ババは、「その事と礼拝用の食べ物を用意をして礼拝に望む事とは別だ。」と言われました。
それで、みんな急いで礼拝用の食べ物を用意して、礼拝に臨み、アラティも終わり礼拝が終了しました。

そして、ババはサヴィトランマさんに、「僕お腹が空いちゃったよ。」と言いました。
サヴィトランマさんは、遂に堪忍袋の尾が切れて、「あなたは一体どういう神経をされているんですか。さっきは作るなと言っておいて、今になってお腹が空いたなんて。昼ご飯を作っていないので料理が無いんです。今になって、一体どこからそんな料理が出て来るんでしょうかね。」とババに食ってかかりました。
ババは、何も言わずに自分の部屋に入って行かれました。
しばらくして、また部屋から出て来たババは、サヴィトランマさんに、「子供達にだけでも料理を作って上げれないかな。彼らは、遊びに行ってるから、お腹が空いているんだ。」と言いました。
サヴィトランマさんはその言葉を聞くや否や、ババから顔を背けて飛び出して行ってしまいました。すると、それを見てババは「さあ!今から遊ぼうぜ。」と言って、私にいろんな鍋や入れ物をバジャンホールに持って来るように言ったのです。
ババは、それぞれの入れ物の上に手をかざして振ると、中に熱々の出来たての料理が現れたのでした。
それぞれの入れ物に違う種類の料理が出現しました。とても美味しそうな野菜カレーやラサーム、ライスなどが容器いっぱいになりました。そして、ババは鍋に蓋するように言って皆に、昼ご飯が出来たよ。と呼びに行かせたのです。
私が、サヴィトランマさんに「ご飯だよ。」と言って呼びに行ったとき、サヴィトランマさんは「どこにそんな昼ご飯の料理があるんや。」と言いました。
私は、「ババが物質化されたんですよ。」と言うと大慌てでバジャンホールに駆け出して行きました。
その時の、料理の味は今でも覚えていますが、まるで天国にいるような気になるような味でした。こんなに美味しく味付けてある料理は初めていただきました。
そして、皆が食べ終わった頃、容器の中を覗いてみると、きれいに全ての食べ物が無くなっていたのでした。

ポニョ:二番目の話は、ババが帰依者の数だけ現れて全ての人たちと一緒にペアになって踊られた話です。
ある帰依者がトゥルシの葉っぱで、花輪を作っているとババはその人たちの間に座り、皆と一緒になって花輪を作り始められたのです。
そして、「誰でも、一番大きな花輪を作った人は僕の足を二回触れてもいいよ。」と言われたので、皆は競争して花輪を作り始めました。
その間、ババは何時ものように冗談を連発されていました。
でも、突然姿がみえなくなってしまったのでした。
それで、皆は花輪作り競争は、ただのババのお遊びだったと気付きました。
人々は、花輪作りをやめてババを探し始めましたが、どこを探しても見つけることが出来ませんでしたが、突然いたずらっ子のようにどこからともなく現れました。
そして、人を驚かすために顔や体にいろいろと塗りたくって、首にはご自分で作られた花輪を巻いておられたのです。
ババは全ての花輪を集めてぐるぐる巻にして、ボールのようにされました。
そして、男ばかりを一列に並べ、女ばかりをその反対側に並べて、ご自分はそれらの真ん中に立って、先ほど花輪で作った幾つかのボールをババの方に向かって投げるように言いました。
そして、みんなは争ってボールをいろんな方角からババに投げつけましたが、ババはそれらを一つも落とすことなく見事に受け取られたのです。
やがて、花のボールはあちらこちらへと飛び回ったので、人の列は自然に丸い円になりました。

そして、そのまま人々はクルクルとバジャンを歌いながら回り始めて、ババも一緒になって踊り始められたのです。
やがて、みんなは踊り疲れて、礼拝堂に戻って行きましたが、みんな、変な酔っ払ったように目眩がして頭がクラクラとしていました。
ある人は、ババと二人で踊ったよ。とかいや、私がババと二人だけで踊ったんだとか言ってもめ始めたんですが、ババは「これは、普通の目眩じゃなんかないんだよ。だって、僕は全ての人と一晩中踊ったんだから。」と言われました。
そして、こうも言われました。
「クリシュナは、ゴーピー(牧女)たち大勢と、体を沢山作り出して、一人ひとりのゴピーとダンスをして遊び、クリシュナは宇宙の創造主自身だということを証明しました。
それと同じことを、今、今日ここで君たちが体験したんだ。この体験は、非常に稀な体験なんだよ。あなたが喜びを感じたことは、最高の祝福だったんだ。だから、空中を浮いているような、そんな気分になったんだよ。甘美な思いは君たちを熱狂的で幸せな気持ちにさせたんだ。
君たちは、本当に幸運だったんだよ。
だって、このような体験をしたいって、君たちは何世代にも渡り、多くの転生を重ねながら神に願って来たことなんだ。
でも、今日のこのような経験は、神の持っている祝福の一つに過ぎないことなんだ。」
この夜人々が体験した不思議で神聖な気分はその後、長く人々の身体から消えることは無かったのでした。

ポニョ:最後はいよいよオオトリですよ。ババが丘の上に登られて、人々に太陽と月と第三の目を見せられた話です。
ヨシオ:これは有名な話やな。神話の世界やな。

第三の目 ヴィジャヤ クマール
ある日、私たちは何時ものように歩いていると、突然ババがいなくなりました。
あちこちと探していると上の方から手を叩く音がして来ました。そっちの方を見るとババが丘の頂上におられたのです。
そして、僕は丘のてっぺんにいるぜ。と叫ばれました。夕方の六時ごろでした。
太陽は西に沈み、空は暗い毛布で覆われつつあるようでした。空は全天雲で覆われていました。
ババは、今から太陽を見せてあげるからね。と叫ばれました。
私たちは、ババがどのようにしてもう雲の後ろに沈んでしまった太陽を見せることが出来るんだと不思議に思っていました。
すると、柔らかい光の筋がサイババさんの頭の後ろから出て来たのです。
空は青色の雲で覆われていました。その光線は赤色に変わり鋭く明るくなり始めました。
そして、それらは大きく拡がり始めたのです。
私たちは、だんだん熱くなってきて汗をかきはじめました。
ババ~。太陽の熱さに我慢出来ないよ~。と叫びました。
ババの御技によってその熱さは消え失せてしまいました。熱くなくなったので私たちは安心しました。
すると、また今からお月さんを見せてあげるね。とババが叫ばれる声が聞こえてきました。
するとババの後ろから優しい蜂蜜の色をした金の光が現れ、それが白い色に変わりました。
そのうちとても寒くなって来て、身体が震え始めました。
寒過ぎて歯もガチガチと音を鳴り始めて我慢出来なくなったので、ババにちょっと寒過ぎるよ~。と言うと、だんだんと寒さが和らいできましたので、ちょっと落ち着きました。
私たちは、次に一体何事が起こるんだろうかと、構えて待っていました。するとババは、僕の第三の目を見せてあげるよ。注意して僕を見るんだよ。と言われました。
私たちは、どんな風に第三の目を見せてくれるんだろうと話し合っていました。すると、ババがそこから消えてしまわれたのです。
でも、消えてしまったのはババの体だけでした。頭はまだ残っていて、それがだんだん大きくなって髪の毛も広がってきたのです。
そして、その巨大になった顔に目が釘付けになっていると、額の部分が割れてオレンジ色の赤い炎がそこから出て来るのが見えました。

すごいシーンだったので必死で見ていましたが、その炎の光が眩しくて目が眩みました。
そして、だんだん恐ろしくなりました。それにババがどんな風になってしまうのかも心配にもなって来ました。
炎は、時々鋭く飛び出して来ました。私たちの周りの人を見回すと、すでに多くの人達が気絶していました。
もう、我慢出来なくなるぐらい怖くなってきました。それで、もう一度丘の頂上を見るとそこにはババがおられませんでした。
でも、次の瞬間ババは私たちの中に立っておられたのです。

ババは、私たちの肩を叩かれて、何が起こったんだい?どうして泣いているんだい?なぜあの人たちは気絶しているんだい?と次から次へと質問をされる度に私たちはもっと泣きはじめました。あなたは大丈夫なんですか?あなたの身体が見えなかったんだよ。と言って泣きながら抱きつくと、ババは
君たち気が狂ったんじゃないの?僕はこの通りなんともないさ。と言いもってヴィブティを出されて私たちの額に付けて下さいました。
気絶した人たちも、ゆっくりと立ち上がって来ました。
彼らはとても不思議な感じを体験しました。というのも、血液を全て入れ替えたような感じがして、身体が浮いてフワフワしているような足が地につかない不思議な体験でした。
その体験の甘い感じはまだ残っています。その不思議な感じも残ったままなんです。そしてその体験は、いまだに私の目の前に生き生きと映し出すことが出来るんです。
その後私たちは、歩いてはいるんですが、でもその足取りは地面に付かず、おぼつかないものでした。
ある者は、酔っ払いのようにフラフラしていました。彼らはまだ、その体験に酔っていました。
私たち全員礼拝堂に着き、バジャンが始まりましたが誰も上手く歌える人はいませんでした。
私たちは、目が回ったままで魔法にかかったようだったのです。
甘い体験に気を失ったような感じでした。そして、そうしているうちにプッタパルティの一日が過ぎて行ったのです。

神への愛は利己的な利益とは全く無縁です。
神への愛は、愛するための愛です。
それを信愛と称します。
神への愛の一つの特徴は、与えることであり受け取ることではありません。
第二の特徴は神への愛は恐れを知りません。
第三は、神への愛は愛そのものであって、利己的な動機を持ちません。
この3つの愛はプラパッティ(帰依)を構成します。
帰依する思いでもって歓喜する時、その人は神の至福を体験します。
そのために必要なものはクシャマ(寛大さ、許すこころ)です。1/1/94

ポニョ:きょうは一週間ぶりにQが投稿していましたので、それを分析して別に記事にしたいと思っています。さて、今日のレギュラー記事では、サイババさんが執り行われた数ある奇跡の中で、サイババさんを陥れようとグロ襟に買収された教授でさえ、これは集団催眠だとしか言えなかった、ヴィジャヤさんが体験されたババの奇跡を三つ連続で紹介します。まず最初は、食べ物を物質化されたお話です。
ヴィジャヤクマーリさん一家の長男のクリシュナ君は、当時の様子を次のように話しています。

青年になったクリシュナ君とババ
ババは、「お祭りの季節だけれど、今年はお祭りを祝う行事はしないことにする。」と言いました。私たちは、「こんなに聖別された日を何もしないって考えられない。」と文句を言いました。
ババは私たちと一緒に朝ごはんをいただいた後、「昼ご飯の用意を誰もしてはいけませんよ。」と言ってスッバンマさんの家に行かれました。
そして、十一時に戻って来られて、私たちを見回されてから、「どうして礼拝とバジャンのための食べ物を用意していないのか」とサヴィトランマさんに尋ねられたのです。
サヴィトランマさんは、「あなたは祭りを祝わないので、戻って来られないと言われたんじゃなかったんでしょうか。」と言い返しました。
ババは、「その事と礼拝用の食べ物を用意をして礼拝に望む事とは別だ。」と言われました。
それで、みんな急いで礼拝用の食べ物を用意して、礼拝に臨み、アラティも終わり礼拝が終了しました。

そして、ババはサヴィトランマさんに、「僕お腹が空いちゃったよ。」と言いました。
サヴィトランマさんは、遂に堪忍袋の尾が切れて、「あなたは一体どういう神経をされているんですか。さっきは作るなと言っておいて、今になってお腹が空いたなんて。昼ご飯を作っていないので料理が無いんです。今になって、一体どこからそんな料理が出て来るんでしょうかね。」とババに食ってかかりました。
ババは、何も言わずに自分の部屋に入って行かれました。
しばらくして、また部屋から出て来たババは、サヴィトランマさんに、「子供達にだけでも料理を作って上げれないかな。彼らは、遊びに行ってるから、お腹が空いているんだ。」と言いました。
サヴィトランマさんはその言葉を聞くや否や、ババから顔を背けて飛び出して行ってしまいました。すると、それを見てババは「さあ!今から遊ぼうぜ。」と言って、私にいろんな鍋や入れ物をバジャンホールに持って来るように言ったのです。
ババは、それぞれの入れ物の上に手をかざして振ると、中に熱々の出来たての料理が現れたのでした。
それぞれの入れ物に違う種類の料理が出現しました。とても美味しそうな野菜カレーやラサーム、ライスなどが容器いっぱいになりました。そして、ババは鍋に蓋するように言って皆に、昼ご飯が出来たよ。と呼びに行かせたのです。
私が、サヴィトランマさんに「ご飯だよ。」と言って呼びに行ったとき、サヴィトランマさんは「どこにそんな昼ご飯の料理があるんや。」と言いました。
私は、「ババが物質化されたんですよ。」と言うと大慌てでバジャンホールに駆け出して行きました。
その時の、料理の味は今でも覚えていますが、まるで天国にいるような気になるような味でした。こんなに美味しく味付けてある料理は初めていただきました。
そして、皆が食べ終わった頃、容器の中を覗いてみると、きれいに全ての食べ物が無くなっていたのでした。

ポニョ:二番目の話は、ババが帰依者の数だけ現れて全ての人たちと一緒にペアになって踊られた話です。
ある帰依者がトゥルシの葉っぱで、花輪を作っているとババはその人たちの間に座り、皆と一緒になって花輪を作り始められたのです。
そして、「誰でも、一番大きな花輪を作った人は僕の足を二回触れてもいいよ。」と言われたので、皆は競争して花輪を作り始めました。
その間、ババは何時ものように冗談を連発されていました。
でも、突然姿がみえなくなってしまったのでした。
それで、皆は花輪作り競争は、ただのババのお遊びだったと気付きました。
人々は、花輪作りをやめてババを探し始めましたが、どこを探しても見つけることが出来ませんでしたが、突然いたずらっ子のようにどこからともなく現れました。
そして、人を驚かすために顔や体にいろいろと塗りたくって、首にはご自分で作られた花輪を巻いておられたのです。
ババは全ての花輪を集めてぐるぐる巻にして、ボールのようにされました。
そして、男ばかりを一列に並べ、女ばかりをその反対側に並べて、ご自分はそれらの真ん中に立って、先ほど花輪で作った幾つかのボールをババの方に向かって投げるように言いました。
そして、みんなは争ってボールをいろんな方角からババに投げつけましたが、ババはそれらを一つも落とすことなく見事に受け取られたのです。
やがて、花のボールはあちらこちらへと飛び回ったので、人の列は自然に丸い円になりました。

そして、そのまま人々はクルクルとバジャンを歌いながら回り始めて、ババも一緒になって踊り始められたのです。
やがて、みんなは踊り疲れて、礼拝堂に戻って行きましたが、みんな、変な酔っ払ったように目眩がして頭がクラクラとしていました。
ある人は、ババと二人で踊ったよ。とかいや、私がババと二人だけで踊ったんだとか言ってもめ始めたんですが、ババは「これは、普通の目眩じゃなんかないんだよ。だって、僕は全ての人と一晩中踊ったんだから。」と言われました。
そして、こうも言われました。
「クリシュナは、ゴーピー(牧女)たち大勢と、体を沢山作り出して、一人ひとりのゴピーとダンスをして遊び、クリシュナは宇宙の創造主自身だということを証明しました。
それと同じことを、今、今日ここで君たちが体験したんだ。この体験は、非常に稀な体験なんだよ。あなたが喜びを感じたことは、最高の祝福だったんだ。だから、空中を浮いているような、そんな気分になったんだよ。甘美な思いは君たちを熱狂的で幸せな気持ちにさせたんだ。
君たちは、本当に幸運だったんだよ。
だって、このような体験をしたいって、君たちは何世代にも渡り、多くの転生を重ねながら神に願って来たことなんだ。
でも、今日のこのような経験は、神の持っている祝福の一つに過ぎないことなんだ。」
この夜人々が体験した不思議で神聖な気分はその後、長く人々の身体から消えることは無かったのでした。

ポニョ:最後はいよいよオオトリですよ。ババが丘の上に登られて、人々に太陽と月と第三の目を見せられた話です。
ヨシオ:これは有名な話やな。神話の世界やな。

第三の目 ヴィジャヤ クマール
ある日、私たちは何時ものように歩いていると、突然ババがいなくなりました。
あちこちと探していると上の方から手を叩く音がして来ました。そっちの方を見るとババが丘の頂上におられたのです。
そして、僕は丘のてっぺんにいるぜ。と叫ばれました。夕方の六時ごろでした。
太陽は西に沈み、空は暗い毛布で覆われつつあるようでした。空は全天雲で覆われていました。

ババは、今から太陽を見せてあげるからね。と叫ばれました。
私たちは、ババがどのようにしてもう雲の後ろに沈んでしまった太陽を見せることが出来るんだと不思議に思っていました。
すると、柔らかい光の筋がサイババさんの頭の後ろから出て来たのです。
空は青色の雲で覆われていました。その光線は赤色に変わり鋭く明るくなり始めました。
そして、それらは大きく拡がり始めたのです。
私たちは、だんだん熱くなってきて汗をかきはじめました。
ババ~。太陽の熱さに我慢出来ないよ~。と叫びました。

すると、また今からお月さんを見せてあげるね。とババが叫ばれる声が聞こえてきました。
するとババの後ろから優しい蜂蜜の色をした金の光が現れ、それが白い色に変わりました。
そのうちとても寒くなって来て、身体が震え始めました。
寒過ぎて歯もガチガチと音を鳴り始めて我慢出来なくなったので、ババにちょっと寒過ぎるよ~。と言うと、だんだんと寒さが和らいできましたので、ちょっと落ち着きました。

私たちは、次に一体何事が起こるんだろうかと、構えて待っていました。するとババは、僕の第三の目を見せてあげるよ。注意して僕を見るんだよ。と言われました。
私たちは、どんな風に第三の目を見せてくれるんだろうと話し合っていました。すると、ババがそこから消えてしまわれたのです。
でも、消えてしまったのはババの体だけでした。頭はまだ残っていて、それがだんだん大きくなって髪の毛も広がってきたのです。
そして、その巨大になった顔に目が釘付けになっていると、額の部分が割れてオレンジ色の赤い炎がそこから出て来るのが見えました。

すごいシーンだったので必死で見ていましたが、その炎の光が眩しくて目が眩みました。
そして、だんだん恐ろしくなりました。それにババがどんな風になってしまうのかも心配にもなって来ました。
炎は、時々鋭く飛び出して来ました。私たちの周りの人を見回すと、すでに多くの人達が気絶していました。
もう、我慢出来なくなるぐらい怖くなってきました。それで、もう一度丘の頂上を見るとそこにはババがおられませんでした。
でも、次の瞬間ババは私たちの中に立っておられたのです。

ババは、私たちの肩を叩かれて、何が起こったんだい?どうして泣いているんだい?なぜあの人たちは気絶しているんだい?と次から次へと質問をされる度に私たちはもっと泣きはじめました。あなたは大丈夫なんですか?あなたの身体が見えなかったんだよ。と言って泣きながら抱きつくと、ババは
君たち気が狂ったんじゃないの?僕はこの通りなんともないさ。と言いもってヴィブティを出されて私たちの額に付けて下さいました。
気絶した人たちも、ゆっくりと立ち上がって来ました。
彼らはとても不思議な感じを体験しました。というのも、血液を全て入れ替えたような感じがして、身体が浮いてフワフワしているような足が地につかない不思議な体験でした。
その体験の甘い感じはまだ残っています。その不思議な感じも残ったままなんです。そしてその体験は、いまだに私の目の前に生き生きと映し出すことが出来るんです。

その後私たちは、歩いてはいるんですが、でもその足取りは地面に付かず、おぼつかないものでした。
ある者は、酔っ払いのようにフラフラしていました。彼らはまだ、その体験に酔っていました。
私たち全員礼拝堂に着き、バジャンが始まりましたが誰も上手く歌える人はいませんでした。
私たちは、目が回ったままで魔法にかかったようだったのです。
甘い体験に気を失ったような感じでした。そして、そうしているうちにプッタパルティの一日が過ぎて行ったのです。

神への愛は利己的な利益とは全く無縁です。
神への愛は、愛するための愛です。
それを信愛と称します。
神への愛の一つの特徴は、与えることであり受け取ることではありません。
第二の特徴は神への愛は恐れを知りません。
第三は、神への愛は愛そのものであって、利己的な動機を持ちません。
この3つの愛はプラパッティ(帰依)を構成します。
帰依する思いでもって歓喜する時、その人は神の至福を体験します。
そのために必要なものはクシャマ(寛大さ、許すこころ)です。1/1/94
