そよかぜから-映画

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男はつらいよ37 幸福の青い鳥

2006年11月08日 | コメディ


1986年 日本 102分
■2006.11.8 BS2
■監督 山田洋次
■出演 渥美清(寅さん)  倍賞千恵子(さくら)  志穂美悦子(旅役者の娘・芸名は大空小百合、本名は島崎美保)  長渕剛(看板書きの職人・健吾)  有森也実(鳩笛の客)  下絛正巳  三崎千恵子  前田吟  吉岡秀隆  太宰久雄  佐藤蛾次郎  美保純  笠智衆

《story》
九州で芝居小屋に寄り、懐かしむ寅さん。かつて旅先で出会った一座を思いだし、小屋で片づけをしていた人に尋ねる。すると、座長は亡くなっていることを知る。寅さんは、座長の家を訪ねる。そこには一人娘の小百合がいた。まだ少女だった頃、寅さんに会っていて、二人は昔のことを思い出し懐かしむ。困ったことがあれば、葛飾のとらやに連絡をと言い残し、寅さんは列車でその町を去る。
数日して、小百合はとらやに電話を入れる。仕事を見つけるために上京したのだった。小百合は、夜の小道で暴漢にからまれたところを健吾に助けられる。具合が悪かった小百合はそのまま健吾の家に泊まる。小百合は、健吾の優しさに惹かれていく。その後、とらやを訪ねた小百合は、とらやに世話になりながら中華料理店で働く。生活が落ち着いた小百合は、再び健吾を訪ねるのだが・・・。

◎世話役の寅さんが板についてきた。恋する寅さんから、まわりの人を幸せにする寅さんだ。恋し、失恋し、深い悲しみに暮れ、旅に出る寅さんは、次第に影が薄くなっていった。でも、寅さん自身は、自分をたよりにする女性が恋しいのだと思う。まるで自分の娘のようにかわいいのだと思う。最後は、娘は誰かの元に行ってしまうのだが、親元を離れていく娘の姿を思うようなさみしさに包まれる。
健吾は本当に誠実なのだろうか。甘えん坊のわがままなガキンチョのような印象を受ける。小百合は苦労するんじゃないかな。親しくなればなるほどわがままが出てしまい、健吾は引っ込みがつかなくなるタイプのような気がする。



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