そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy

2008年08月22日 | ラブロマンス/青春


2005年 日本 113分
■2008.8.16 DVD
■監督 河毛俊作
■出演
   柳楽優弥(小川哲夢)  
   常盤貴子(小川佐緒里=母)
   高橋克実(小川耕介=父)  蒼井優(村上絵美)
   倍賞美津子(藤沢朝子=祖母)

 《story》

「僕は、夢に生きる。」
「彼は、生きました。夢に向かって急ぐように。」


1989年、千葉県の小さな家族動物プロダクション。そこに、母の佐緒里の夢であった象がやってきた。ミッキーと子象のランディだ。象と会話ができると言って哲夢は象たちと仲良くなっていった。そして、象使いになりたいと、タイの北部チェンマイの象学校に一人で留学する。言葉もわからないまま、子象のファーを任されるが、同じ生徒達ともファーともなかなかなじめない日々が続く。しかし逃げ出したファーを見つけたことをきっけに、ファーとも仲間とも打ち解けていく。帰国した哲夢は、ランディーを調教して映画などに出演する。哲夢の夢であった象さんショーも開催する。そしていつか年老いた象が余生を送る楽園を作りたいと夢に描く。その矢先、哲夢は事故を起こし亡くなる。

 夢を追うこと

夢を持つことがなくなってしまったり、夢自体が貧弱になってしまいがちな現代。自分の夢を追い求め努力することの素晴らしさを感じる。しかもそれが「象使い」という、普通にはなかなか持たない夢だからなおさら注目もあっただろう。若くして亡くなったことは本当に残念だと思う。彼の特殊な家庭環境から生まれた夢。さらに、タイというこれも特殊な場所での学習、努力も彼を光らせている。しかもあきらめずに修得してもどり、そして日本で次々に夢を叶えていく。
「くさい」といういじめは許せないな。においや見かけやちょっとした違いを元にはじき出す集団を見ると情けなくなる。いろんな人がいていい。暴力といじめだけはいやだ。いじめがかれを外に追い出す。それがタイへの留学につながったことは、やっぱり否定できないと思う。学校に行きたくなくなったのは、もちろん夢を追いかけたいことが一番だけど、魅力のない学校から抜け出したいこともあげられるだろう。

昨日、こわい夢を見た。首を切られる夢だ。まわりの人間が一人ずつ首を切られていく。しかし、後から首がつながれて生き返る。執行人は言う。「100%生き返る。儀式のようなものだ。一度首を切る」・・・つまり一度死ぬ、ということだ。必ず元のように首はつながり生き返るという。みんなやっているという。瞬間、がまんすればいいこと。どうするべきか悩む。必ず生き返るということを信じているが、こわくて決断できないでいる。目が覚めても、どうしようかと思い悩んでしまった。必ず生き返るなら、一度死ぬことができるか。その日の朝の占いは、おみくじは「凶」・・タロットは「死神」が出た。結局何も起こらなかったけど。