お彼岸の 「 中日さん 」

2012年09月22日 | 出来事 -

お彼岸の入りの頃だったと思うが・・・
花を手にした高齢の女性が、少し腰を曲げて歩いていた。
デパートには、らくがんや、おはぎ、和菓子が並び、
ハスの花がディスプレイとして飾られていた。

早いもので、もう「中日さん」だぁ。
我が家では、子供の頃から、そう呼んでいた。



忙殺されてきた時間を “取り戻したい” と思うが如く、
お彼岸と聞くと、「善光寺」 に行きたくなる。

毎年、御先祖様の供養のために、長野に出向いては、
祈祷して、お札を頂いてきていたが・・・・
今年は行けていない。

何かを手にしたら、何かを手放さなければならないから、
必要だと思う「眼の前のこと」が優先されて、いつの間にか
時間だけが 過ぎていることがある。
これを「あっという間だ」というのだろうけれど・・・
今日は、敬虔な気持ちを持って、一日を過ごしたい。



お供えは、草モチか大福、栗饅頭が多かったが、
今年は、梨や林檎などの果実をふんだんに盛った。
最近のりんごには、べっとりと油が塗られていなくて
ありがたい。
やはり、おさげした時は、私の胃の中に入るものゆえ、
先祖の好物よりも、自分の好物が供えられるようになり、
どんどんと記憶がゆるくなっていく・・・。



だけれど、やはり・・・、自分が満足するためだろう。
善光寺まいりをしたいと、今、凄く感じている。
毎年の恒例が出来ていないことに対する気持ち悪さが、
今、この胸にあるからだろう。

(2~3日ぐらいで、行ってこようかなぁ)

電話のストラップも、交換の時期がきたように、
よごれが目立ってきた。
買い変えなくちゃ・・・善光寺さんのストラップ!


それから、田舎に電話しなくちゃね。
お世話になっている人々に・・・。