GPファイナルへの期待!

2011年11月13日 | マイブーム -


堪能しました「大ちゃんフィーバー!」。

昨年からの流れと、今年のボルト抜き手術を経て、
氷にあがってからの彼の時間が、勝手に浮かんできて・・・
とても感動的でした。


高橋大輔選手!
GPファイナル、カナダ行きが決定しました。
また、私の12月の楽しみが一つ増えました。 


短時間での調整は大変だっただろうに、よくぞ
この状況の中、ここまで仕上げてくれたと感じました。

豊かな表現力に磨きがかかり、努力してはじめたバレエや
日々のストレッチの効果が、歴然と出てきていました。
ストイックに、そして、前向きに、毎日練習に取り組んだ
からのことでしょう。
目に見えない部分で、きちんと努力を重ねた結果です。
身体全体のフォルムが綺麗で、流れるような繋ぎでした。

精神的なコントロールも本番では重要な要素ですが、
練習から もたらされる自信があれば、それなりの状態を
維持したままで 本番を迎えられるというもの・・・。
丁寧な練習時間は、確固たる強靭な心育てをしてくれますし、
「天」はそれほどおバカな現実を与えたりはしないものです。



フィギアスケートは、スポーツでありながらも、同時に、
芸術的な要素が とても強い競技です。
(だからこそ、私はずっと子供の頃から見続けているのです)

ジャンプばかりに焦点があたっている昨今のマスコミ報道は
間違いだとは思いませんが、4回転ばかりが全てではありません。
キモになっているというのは、至極当然なことではありますが、
フィギアスケートは、総合スポーツという点において、
そのプレイヤーの素晴らしい要素が「どれだけ競技大会で
活かされて、評価されるか」ということがポイントだと思えます。
ジャンプは、その要素の中でも、重要な筆頭の位置にあり、
柱になる“避けては通れないもの”です。
しかし、四回転をとんだか、とばなかったかだけではなく、
ジャンプをどのようにしてとんだか・・・も大切だと思います。

全体的なプログラムの完成度・・・
そういうことを考えると、高橋大輔選手を追いかけている
この想いと時間は、私にとって幸福で貴重な経験でもあります。


彼の演技は「芸術」や「エンターテイメント」の領域であり、
私にとっては、心を掴まれるパフォーマンスだからでしょう。
単なる氷の上の競技ではないと感じ入る部分が、たまりません。
それも、彼だからこそ・・・かもしだせる雰囲気と世界観は、
オリジナルカラ―(彼自身のもの)です。
その総合芸術性と、プログラムごとに変化していく“生きざま”の
傍観者になれることが、私個人の楽しみでもあります。
固定観念や、年齢という限定した状況に阻まれたり、
個人的に囚われたりすることなく、前向きに進もうとする姿勢!
共感を覚えますし、感動的です。
結果にかかわらず、とても素敵です。
元気のない日本と、厳しい現状を抱えている日本人にとって、
勇気をあたえてくれる存在だと思います。

私個人としては、人間的な性格・・・ある意味で・・・
等身大で、いつもスノッブではない部分もまた、魅力的です。



今シーズンのスタートを見極めてきた限り、
「一つ一つステップアップしたい」という気持ちが伝わってきます。
そのことが、さらに応援したいと思える根源的な要因だと感じます。
彼の真摯な気持ちの断片だけでも、共有したいのかもしれません。

高橋選手には、後悔のない時間を過ごしてほしいです。
「今シーズンは、あなた自身が思い描いている今年の目標を達成して、
 あなた自身の“未来”を変えて下さい。
 ずっと応援しています 」。