goo blog サービス終了のお知らせ 

テクノ ストレス

2010年07月20日 | 仕事 -

しばらくPC(パーソナル・コンピューター)から離れて生活をしていると・・・
そして、また、そういうサイクルに慣れてしまうと・・・・
東京に帰ってからの「脳がバクハツしそうなテクノ作業」には、正直・・・・・辟易する。

現在は、すべてがコンピューター時代で、仕事もプライベートも通信手段はメール!
かなり一方的に書き立てて、問いを投げかけ、また返事もメールで返ってくる。
間違いはないし、正確な日程やスケジュール確認には適切だと思うけれども、
感情面や微妙なニュアンスは、伝わらないのが「メール」というツールである。
コミュニケーションとしては、いつも一方通行。
だから、言いたいことだけを単語で伝え合うことが可能なために・・・・
非常に簡単でもあり、その一方で、心がどんどん乾いてもいく。


PCのCPUも、どんどんバージョンアップしていき、勝手にダウンロードしていくし、
気がついたらパソコン自体も「アップあっぷ」しているときがある。


しかし、このスピードの速い情報化社会を乗り過ごし、生き残るためには、このような
最先端のPC技術や、ソフトなどを、使いこなすことが必須になってしまった・・・・。
このような状況下、人によっては、大きなストレスを感じているのではないかと思う。

「テクノストレス症候群」としては、コンピューターに適応できない「テクノ不安症」が
あり、その反対に、コンピューターに(過剰に)適応しすぎてしまう「テクノ依存症」の
二種類があるようである。
その他にも、細かく分ければ、いくつかのテクノストレスがあるのだと予想されるが、
どちらにしても、おそらく「適応の度合い(形状)」が影響してくるのだろう。


常に、PCとケータイが一緒になった機器を操り、少なくとも1時間ごとに「つぶやく」。
ツイッターにはまり込み、常にチェックし、また・・・「つぶやく」。
つぶやいていないと、我慢がならないような印象を受けた人もいる。
彼にとっては、それが日々の生活であり、自分のペースなのだろう。
疲れないのだとしたら、それは良いことだが・・・確実に体内の電子は奪われている。
人間の身体には、電子(イオン)が必要であり、適度な放出と吸収は身体がやってくれて
いるのだけれど・・・・そのバランスが壊れた時、人は免疫力を落とすことになる。
抵抗力がなくなって、すぐ病気になる・・・・それが、結果としてついてくる現象だ。



実際、コンピューターの普及は、私たちの生活を一変させた。
この時代を生き抜くためには、PCスキルは必要不可欠なものとなってしまった。
人は、それ以外の人を「アナログ人間」と呼び、時には「絶滅危惧種もどき」のように
扱うけれども、果たして、それでよいのだろうか・・・・と、疑問に感じるケースがある。

人には、選択する自由な権利がある。
使うも利用するのも、その人の「意志」によって決まるものだ。
コンピューターが使えないことが、どれほど多くのストレスを巻き起こしてきたか!
また、昨今の現象として、英語を社内の公用語とする会社なども、そうであると思う。
そのような環境下において、英語が話せないことが、どれほどのストレスになっている
のだろうかと・・・しみじみ思う。
重要な会議をするときに、意見を言いたくても発言することができないのだ。
しかし、会社員であれば、会社の決定に従うものであるし、それで給料をもらっている
立場としては複雑至極である。
問題は、入社後に、そのような決定をされた人々の場合であろう。



とにかく、環境の変化は、はかりしれないほど、速くなった。
精密機器や電化製品、IT関連商品の開発によって、どんどんと世界の常識は変わり、
その恩恵と弊害の両方を受けているのも、私たち自身である。

人間の叡智は、どこまで進んでいくのか。
そして、人間は、どこまで追い込まれていくのか。

東京に帰って、PCの前から離れられない生活を経験すると・・・・いつも・・・・・
そんなことを感じてしまう。

私も、とりあえず、この情報化社会を生き抜くために、頑張っている最中である。
まだまだ進化を遂げるであろう環境に、どこまでついていけるのか・・・・
自分との闘いは続いていくのだ。