すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
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穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ノルウェー代表料理・フォリコールになるはずが・・・

2020-11-02 | アイリッシュハープ

皆さんは、お肉料理がお好きですか?

私は好きですが、がっつり派ではありません。
日本で初めて食べた羊の肉が悪かったのか、
羊の肉は、あえて食べたいと思ったこともありませんでした。

しかし、ここに来て、
その私の好物に「ラム(子羊の肉)」が堂々入り!

11月、さすがに寒くなってきた頃。
今日はラムを使ったお料理をご紹介いたします。

ノルウェーの代表的料理・フォリコール

ここ暮らして3年。
フォリコールが、ノルウェーの代表料理
というのにも納得するようになりました。

フォリコールは、Fårikål。

Får:羊の肉、i:~の中に 、kål:キャベツ

この3語がくっついてできた名前。

つまり、「キャベツの中の羊のお肉」。
その名の通り、
たっぷりのキャベツと羊(ラムが多い)のお肉を
コツコツ2,3時間煮込んだお料理です。

味付けは、塩とコショーのみ。
ただし、胡椒の実を丸ごとふんだんに使います。

このシンプルな味付けは、素材の旨味を最高に引き出し、
柔らかくて、実に美味しい。

秋は羊の肉もキャベツも旬。
山から帰ってくるラム2kgが1500円ほど、
キャベツは1玉100円もしないほどで、
スーパーにゴロゴロ出ます。

安くて、簡単で、美味しい!

ノルウェー人はこの季節に1回はフォリコールを食べる、
と言っても過言でないかも。

フォリコールのはずが、意外なお料理に

先日、もう一回フォリコールを作ろうか
と思っているところに、義妹夫妻が来訪。
ついでに、料理好きな義弟は、準備していたラムで
別の料理を仕込んでいってくれました。

まず、とりだした鍋にびっくり!

うちのキッチンにあるにも関わらず、
使ったことがなかった鍋。

どうやって使うのか?

この鍋でラムの表面を焼いて、
塩コショウ、タイム、ローズマリーなどハーブを少々。
そこに野菜を入れて、ガラスの蓋をして、
鍋ごと(!)180℃のオーブンで焼くこと2.3時間。
焼きあがってから、
作っておいたブラウンソースを絡めて、出来上がり。

美味―い!!! 
ラムが、さらにもっちり柔らかくなって旨味が出ている。

これには、驚きました。

それにしても・・・

私:あの鍋があんなふうに使えるって、知らんかったん?
相方さん:アハハ・・・今日、思い出した。

この冬は、相方さんを当てにせず、
料理をもっと学びましょう!

 


夏の山では、自由に過ごす羊たちに出逢います。
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