すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

パレード中止の中、集う若者たち

2021-05-18 | ノルウェーのイベント

5月17日を「憲法記念日」と言わない

昨日5月17日は、
ノルウエーで最も盛り上がる「憲法記念日」。

でも、ノルウエー人は、この日を
「憲法記念日」とは言いません。

1814年、独自の憲法を作った日。
ノルウエー人の独立の意思を確認する日。
ノルウエー国家の日。
そして、子どもの日。

そこで、ノルウエー人は、
この日を「5月17日」と言います。
(これじゃ、この日を忘れようがないわ)。

そこで、ぜひ皆さんにも、
この響きで覚えていただけたらと思います。

17日は「søttende(ソッテンデ)
5月は、「mai(マイ)」

で、5月17日は、「ソッテンデ マイ」。

そして、この日は、皆こう言うのです。

「Hurra! (フッラァ!万歳!)」
「Hurra for settenda mai!」

当日のパレードは、できなくても

去年に続き、今年も
子どもたちのパレードは、中止。
インドからの変種ウィルスの拡大に備えて。

でも、先週こんな姿を見かけました。

 

通りゆく人たちと「Hurra!」「Hurra!」

我慢してきた若者は集っていた!

私たちは、お義父母さん、おばさん二人と
過ごしていたのですが、

ベランダからブナード姿の若者が見える!

「Hurra~!!!」「Hurra~!!!」「Hurra~!!!」

ちょっと街に行ってみようよ!と私。

すると、もう夕方5時だというのに、

いるわ、いるわ、若者でいっぱい!


右の赤いつなぎはRUSS,高校卒業前の今、ハチャメチャできるはずの子たち。

もちろん、若者はまだワクチンを打っていません。
でも、依然トロムソは落ち着いていて、
ここ数日、感染数「ゼロ」。

ブナード姿やおしゃれはしているけど、
ハチャメチャしているわけではない。

とにかく集いたいんだ。

こんな若者の姿に
「そりゃ、やるわな」と嬉しくなる。
よくこの一年、抑えてきたんだもの。

しかし、どーぞ感染者が出ませんように、
とも思いながら眺める私。

以前は、この国のこの日の盛り上がりに
ついていけない私でしたが、
今は心から祈ります。

躊躇うことなく、
思い切り盛り上がれる日が
早く来ますように。


義母の「17.mai ケーキ」、再現してみました。
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トロムソでhatao & nami のコンサート(その2)

2019-11-10 | ノルウェーのイベント

※日本語は、すぐ下にあります。

På dagen for konserten.

Overraskende, 35 mennesker var på konserten.
Nami fant et piano dagen før konserten, og hun la til noen låter med piano,
og hun spilte også en låt med piano og harpe samtidig.

Publikum syntes også at det var veldig interressant at Hatao forklarte om forskjellige fløyter på engelsk.

Jeg håpet at publikum ville få kontakt med hverandre og med Hatao og Nami. Det gikk bra med fin musikk og kaker.

Publikum så fornøyd ut, så vi ble kjempeglade. 

Tusen takk til allesammen og for all hjelpen vi fikk!!

さて、いよいよコンサート当日です。

寸前まで手を抜かない準備

ミュージシャンによっても違うでしょうが、
彼らは、寸前まで構成を検討し、
コンサートの準備に惜しみがありません。

Hataoさんが、夏から始めた篠笛の曲を
会場に向かう車の中でもずっと聞いていらしたのは、印象的でした。

なんと、受付でチケットを買う人が、続出!

会場の準備ができた~、と振り向くと、
既に3人座っていらっしゃるではないですか!

 一人、また二人・・・

なんと、35名の方が来てくださいました。

トロムソで初めての企画で、人気コンサートのある日、
これだけ来ていただけたら上等です!

英語の解説が好評!

Namiさんが英語で和やかに話す。
さらにHatao さんが、曲について、また、その度変わる笛の解説をする。
客席から、補足あり、質問ありと
皆さんが興味深く楽しんでいらっしゃるのがよくわかります。

やはり、
海外では、英語力が、演奏をさらに引き立てますねえ。
(ちなみにノルウエーでは、英語はほとんどの人に通じます)

予定外のピアノが加わり、さらにグレードアップ!

前日のリハーサルで、会場にピアノがあることがわかり、
急きょピアノの曲も増えました。

またNamiさんが通常弾いているハープは34弦ですが、
今回は私のハープ・Dusty Strings 26弦を弾いていただきました。
事前に26弦用にアレンジして下さっていましたが、
さらにハープにない低音をピアノで補い、
ハープとピアノを同時に弾くというシーンも。

この臨機応変さが、素晴らしい!

お客さんにも意表を突く展開で、ますます好評でした。

ノルウエー人でも聞く機会がない「柳の笛」

以前ノルウェーを訪ねた時にHataoさんが仕入れた「柳の笛」。
穴がなく、息と指で空気を調節して高さの違う音を出します。

柳の笛を吹いたことがある方がいて、
音を自在に出す彼の巧みな演奏には、心底驚いたそうです。

Seljefløytespilling som til og med nordmenn ikke har hørt.

日本の曲をハープと篠笛で

彼らは、通常日本では日本の曲を演奏しません。
でも、今回は海外の人に向けて、
日本の曲もアレンジして、演奏してくださいました。

笛は、篠笛。
「佐渡おけさ」
「月ぬ美しゃ(つきぬかいしゃ)」

来てくださった日本人は、そろって言われました。

「篠笛の音色に胸がじーんとなった」。

これは、どういうことでしょう?
自分でも改めて不思議に思いました。

素敵な音楽とカフェタイムで、ほっと一息

前半と後半の間には、カフェタイム。
Chisatoさん、Nobukazuさん、Inekeさん、私、
そしてNamiさんも手伝ってくださって、
ケーキが勢ぞろいです!

ノルウエー人はケーキが好き。
それも手作りケーキが最高なんです。
皆さん、ケーキを取りながら食べながら、楽しそうにお喋りしてみえます。

終わってから、Hataoさん、Namiさんを囲んで

自分の故郷の曲をピアノで弾く人までいました。

Hataoさん、Namiさんと参加者、参加者同士の距離が近い。

コンサートだけで終わらず、くつろげるコンサート。
私、こういうのがしたかったんですよねえ。

・「仕事で遅れたし、ヘロヘロだったけど、音楽が心にしみて癒された」  ー 若者。
・「子どもは演奏中に眠ってくれたし、素敵な音楽に美味しいケーキ、お喋りもできて、幸せ」 ― ママさん。

・「北欧にバグパイプがあったんですね!民族音楽もいいですねえ!」―  トロムソ在住日本人
・「Harukoがやるから来たんだけど、あんまり素敵で驚いたわよ!」
・「hatao & nami にまた来てもらいたい。友人に声かけるから」  ― アーティスト。

・「今日ここに来なかった人は、惜しいことをしたね」ー 民族音楽のバイオリン奏者。

初めての企画で、
カメラマンを頼んでいなかったり、不備はありましたが、
私たちは大満足。

最後に一曲、ノルウエーの結婚行進曲を一緒に弾かせていただきました。

Vi deltok på avslutningsnummeret.

Hataoさん、Namiさん、

私たちを信頼して、この遠いトロムソまで遥々来てくださり、
誠心誠意の演奏をしてくださり、
本当にありがとうございました。

トロムソに引っ越して2年半。
日本で、「人のつながりは、宝物」と思って生きてきましたが、
ここでも宝物ができている。
この事実に励まされています。
様々なご縁に、あらためて感謝するばかりです。

おお、決まってるう!

コンサート翌朝、

Hataoさん、Namiさんは、フランスに発たれました。
フランスでは、Hataoさんが尊敬する巨匠Jean-Michel Veillonが
彼らのコンサートを企画してくださるのだそうです。
(すでに大成功で終わったそうです)

またhatao & namiのブログも見てください。
写真ももっと載っています。

https://www.facebook.com/405492136138021/posts/2793902390630305?d=n&sfns=mo

Namiさん、Hataoさん、ますますのご研鑽、応援しております。

私もハープ、がんばろ‼ ぼちぼちですが(>_<)
相方さんもお休みしていたホイッスルを吹き始めました(^_-)-☆
友人は、柳の笛を注文したそうです(^^♪

刺激受けて、私も・・・雪国のハーパー! しっかし、雪深すぎ(>_<)

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トロムソでhatao & nami(日本から)のコンサート(その1)

2019-11-05 | ノルウェーのイベント

 NHM(Nordic Harp Meeting), som Nami hadde ønsket å være på tidligere, var på Gjøvik i år. Møtet arrengeres i forskjellige land hvert år. 

Nami og Hatao ønsket å reise til Tromsø også etter NHM, så vi planla en konsert der. Dette var en unik mulighet.

Fikk dere sett denne fine prakaten?

Den er tegnet av Mai som bor i Tromsø.

大阪アイリッシュフェスティバル 2016の出逢い

私たちとhatao & namiとの出逢いは、
3年前の大阪アイリッシュフェスティバル...

晴子:相方さんがノルウェー人だけど、
   私はノルウェーの曲を知らないんです。
Nami: 私はノルウェーの曲が大好きなんです。

そして、その場でノルウェーの曲を弾いてくださったのです。
そのメロディーが、私たちの心にぐっと来たんですねえ。

それ以来、
奈未さんはコツコツと自分で見つけているノルウェー情報や、
自分でアレンジしたノルウエーの曲を送ってくださったり、
奈未さんの質問に私と相方さんが調べてお伝えする、
というやり取りが続きました。

私は思いがけず、トロムソに住むことになったものの、
トロムソにハープ奏者はいないし、
伝統音楽に関する情報も入ってこない。

それが、Namiさんのお蔭で、
私はノルウェーの民族音楽の旋律の面白さに
興味を持つようになりました。

そこで、私はノルウェー民族ダンスクラブに入り生演奏を聞き、
コンサートでは、いろいろな演奏者の民族音楽、オリジナルも聞くようになりました。

しかし、私にとって、
hatao & namiのCDに聞く音楽は、それらとは違うものでした。

二人が織りなす音色の魅力

★ハープと笛のアンサンブル

ノルウェーの民族楽器と言えば、バイオリンが主流。
(特にハーディングフェーレというバイオリンは、通常の4本弦の下にさらに4,5本の弦があり、二重の響きが特徴)バイオリンにアコーディオンが加わることが多い。

ノルウェーの古楽器には、

ランゲレイクという小さなハープや
全て木製のノルウエーハープがあるけど、
残念ながら、普及していない。

そんな背景を持つノルウエーの曲をhatao & namiは、
笛とハープ、オルガンで演奏する。

★多種の笛による演出

Hataoさんは、日本で初めてのアイリッシュホイッスルの教本を出版。
海外を旅しながら、多種の笛と奏法を習得している。
アルバム「森の時間」1枚だけでも、
笛の数は、17種類。
だから、音量も音程も音域も音の響きも曲によって違う。

★ハープ、オルガンとピアノで独自のアレンジ

Namiさんはハープだけでなく、
ピアノ歴が長く、歌手の伴奏でヨーロッパを回っていた経験もある。
作曲、アレンジは、ほぼNamiさん。
これも彼らの独自性の大きな要因。

hatao & namiが、

アイリッシュ、北欧のトラッドを主流にしつつ、
独自性、日本的音楽性も大事にしているからでしょうか。

トロムソに馴染もうとする、
しかし、疲れると日本が恋しくてたまらない。

そんな私のバランスを取り戻してくれるような心地よさを
彼らのCDに感じるようになっていました。

今年のNHM(Nordic Harp Meeting)は、ノルウェーで開催!

私が昨年参加したNHM(Nordic Harp Meeting)
今年の会場が、ノルウェーのGjøvik(ヨウィック)、
しかもGjøvikのハープ博物館

              Gjøvikのハープ博物館/Mjøsmuseet i Gjøvik

NHMもGjøvikのハープ博物館もすでに奈未さんからの情報にあり、
Namiさんの念願だったのです。

念願のノルウエーハープを弾くNamiさん/Nami elsker norskharpe.

家庭の協力も得られ、Namiさんは参加を決め、

さらにトロムソにも行きたいと。
しかも、トロムソにはhataoさんも来て
コンサートができないだろうか、と。

なんと有難いことでしょう!

トロムソにハープが広がってほしい。

また、日本とトロムソの間で学び合えることがしたい。

そんなことを望む私たちには、願ったり叶ったりの申し出でした。

何より、念願のhatao & nami のコンサートが聞ける!

日本人による異色の北欧音楽の演奏は、

トロムソでどんな反響を呼ぶでしょう?

コンサート企画に初挑戦!

日本では、自分の教室でコンサート企画の経験はありましたが、
トロムソでとなると、全く事情が違います。

★ポスター作り。

有難いことに、トロムソ在住のまいさんが、
二人の音楽から、CDジャケットのデザインも気に入り、
イラストを引き受けてくれました。

出来上がったイラストは想像以上で、
このまま絵本にしたいくらい可愛いくて素敵!

プロフィールなどノルウェー語訳は、私と相方さん。
(日本語訳もノルウェー語訳も、いつも二人で一人分)

さらに、ノルウェーでは、ネットでチケットを買うのが通常なので、
相方さんがそのシステムを作りました。

★広報活動

実は、コンサートの日10月30日には、
「オペラ・カルメン」や
「re-unionkonsert」という人気のコンサートが重なっており、
どちらにも行かない人に届きますように、と願うばかり。

メール配信の他、カフェ、図書館、新聞はもちろん、
ギャラリー、病院、小さなお店に当たってみました。

とにかく話して、手渡しする。
だって、「hatao & nami」も私も、知名度ゼロですから。

でも、意外にも、「あら素敵!置いとくわよ」と
快く対応してもらえたんですねえ。ありがたや~!

また、この度、
BULという民族音楽の団体(私が所属するダンスクラブもその一つ)が
協力してくれることになり、
会場を無料で貸してくれ、
コンサート情報もメールで配信してくれました。

これまた、ありがたや~!

売れているチケットが、3枚・・・

しかし、チケット購入システムがあるにも関わらず、
事前に売れたのが3枚。

「当日でも買える?」と聞いてくる人はあったのですが、
一体、何人来てもらえるのか・・・。

しかし、hatao & nami は、にっこりと言われます。

「たとえお客さんが一人でも、ぼくたち、一生懸命演奏しますから」。

我が家の居間で練習するhatao & nami /Hatao og Nami øver hos oss

(つづく)

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「折り紙」でInternational Family Day

2019-08-23 | ノルウェーのイベント

8月18日(日)

「International Family Day」というトロムソ市後援のイベントに

折り紙で参加させてもらい、
とっても盛況で楽しく過ごさせていただきました。

今日は、そのお話です。

「折り紙を国際交流の場で」

トロムソ在住の日本の方から紹介して頂いて、
「International Family Day」の主催者に会うと、
「折り紙でワンブース持ってほしい」と言われます。

それだけ「Origami」が人気ということでしょうか。

私は特に折り紙に興味を持ってきたわけでもないのですが、
労賃が出るというので、やってみることにしました。(笑)

他の日本人にも声をかけましたが、都合の合う人がいません。
一緒にやるもう一人の日本人は、
「子どもの着物の着付け」を考えているというではないですか。
(当日は、いっぱい手伝っていただきました!)

これは、私が責任をもってする、
トロムソでの初めての「仕事」ということです。

このプロジェクト自体今年が初めてで、
11時~3時、出入り自由。
どの時間帯に、何歳の子が、何人くらい来るのか、
さっぱり読めない。

それを一人で。

さて、どうしましょう?

「折り紙」、日本人にとって、外国人にとって、どう違う?

お母さん、おばあちゃんと、兄弟、保育園幼稚園の先生たちと一緒に折る。
日本の子どもたちは「当たり前」に折り紙に出逢います。

でも、外国人にとっては全く違うんです。
「かっこいい憧れ」なのです。
「鶴」一つで、これまで何度感動してもらえたことか!
「日本人なら、誰でも作れるよ」と必ず言うんですけどね。

「『角を合わせてきちんと折る』
 『最初にずれると、後々修正できない』
 ということを体験で知っている日本の子どものようにはいかないよ。
 ノルウェーの子は自主性が強い分、
 言う通りにしない子も多いし」

というアドバイスも、経験者から事前に頂きました。

簡単で、意外性があって、個性的に仕上がるもの。

3,4歳から大人まで楽しめて、

簡単で、意外性があって、個性的に仕上がるもの。

サンプルから「作りたいもの」を選んでもらうことにしました。

日本人から見たら、これでいいの?と言うものばかりですが、十分楽しんでいただけました。

★いぬ・ねこ
 小さい子に限らず、人気でした。
 目を入れてにっこり。
 そこへ用意しておいた紙を挟んで(糊付けして)と指を入れる。
 ますますニコニコになるんです。

★ボート
 これも人気。 
 ノルウェーでは「船・ボート」が馴染みの乗り物です。 
 ただ、最後に「ひっくり返す」のは、想像を超え過ぎたのか、 
 ほとんどの子が「やって」と言うのが意外でした。
 旗づくりは、待ってました!とばかりにさっさと描くのにねえ。 
  (写真を残せず、残念!) 

 

★だまし船
 子どもは何度も目をつぶって、可愛いったらありゃしない。 
 どこの国も同じです。お母さんにも受けました。 
 
★パックンチョ(パクパク)
 私の相方さん(59歳)が子どもの頃作ったそうです。 
 知っているからか、知らなかったからか、  
 選んでくれた子は二人だけ。 

「だまし船」と「パックンチョ(パクパク)」は、 
 実演して見せる暇が私になかったからなあ、残念! 

★つる・はこ
 この二つは、「綺麗!」と、やはり人気。 
 簡単じゃないけど、鶴から箱、箱から鶴と 
 じっくりとチャレンジする様に妙に安心しました。 

「鶴が折れる外国人」。 
 日本人から見ても、かっこいい!

「折り紙レクチャー」とにらめっこ

「一緒に折る」は無理なので、「折り方レクチャー」を作って、 
 困ったところだけ手助けすることにしました。
 
 これが、想像以上によかった気がします。 
 
 自分が折ったものと照らし合わせて一生懸命考えるんです。

 「手伝おうか?」と言っても「自分で‼」と言い張る男の子が、 
 わからないところを自分から聞くようになって、 
 全種類作って帰りました。

 折り紙レクチャーを写真に撮るパパ、ママもいて嬉しかったですよ。

 ● 「国際交流」の場で、折り紙でできること

「折り紙」は、世界でも「Origami」と呼ばれていると知っていました? 

 ネットで「折り紙・Origami」を調べてみると、 
 伝承折り紙を超えた新しい折り紙が開発されたり、
 科学的にも活用されているんですね。
 世界での広がりに驚きました。

 今回いろいろ折って、以前にはなかった感覚も味わいました。

 折り紙って、こんなに面白かったんだあ! 

  日本人の「当たり前」では、見えにくいことが

  世界の人気の基盤にあるような気がしてきました。


でも、「折り紙」がしたいなら、ネットでいくらでもできる時代です。

 
 「国際交流」という場で、折り紙をする意味は?

「折り紙」が、いろんな国の人が出会う場をつくる「ツール」になる。

うーーん、また違うアイデアで試してみたいですねえ。(横着者!)

●「折り紙」を作った先人、新しく作り続ける人たちに感謝。

それにしても、

「折り紙」を考え、日常に残すという偉業を果たした先人、

今なお「折り紙」を愛し、開発し続ける方々。

ただ「日本人」というだけで、その恩恵に預かり、

お粗末ながら、こんなイベントにもに関わらせていただけて、

何ともありがたいことです。

「日本文化」にますます関心が向く昨今です。

******** * ******* * ********

時間内には、ほとんど写真が撮れなかったんですけど

こんな中で、折り紙をしました!

もう一人の日本人、かなこさん

着物を着て、写真撮影! 嬉しくって、着物着たまま歩きたそう。

 フラメンコ、体型と切れと情熱? 迫力ある!   他の国のダンスもありました。

3人の劇団。子どもも大人も笑いの渦!でも、私にはまだまだ理解できないことが多々(>_<)

長陀の face paint. 男の子にも女の子にも人気

ソマリアのケーキとお茶。そろそろケーキが到着するはず。(これは、始まる前)

インド料理。「辛くない?」「辛くないよ(^^)」その辛さ、半端じゃない(>_<)

ソファ、座り心地よさそうでした。みんな中古品ですが、十分ですよね。

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復活の日にあやかって

2018-04-01 | ノルウェーのイベント

●春をより実感する“God påske!

 

今日は、ヨーロッパではイースター、
イエスキリストの復活をお祝いする日です。

ノルウェーでは、「ポスケ(påske)」と言って
学校も仕事も街もお休みになります。

この時期は、何かしら黄色に彩られ、
大人も子ども皆、別れ際にこう言うのです。

“ God påske!(ポスケ楽しんでね!)”

見えますか?鳥がいっぱいいるんです!2018.3.4.16:40

春は、トロムソにも訪れているのですよ。

戻ってきた鳥がさえずり、
毎日10分ずつ日は長くなり、
真っ白な雪に照る太陽の光は眩しい!

青空と雪とのコントラストも清々しい!

暖気には雪崩のニュースも出てきました。

とは言ってもまだまだ寒いトロムソに、
「God påske!」の響きは、
より春を実感させてくれるような気がします。

● ノルウェー語で心から楽しめた!

私のpåskeは、教会でのコンサートに始まりました。
トロムソのオーケストラNOSO
ソプラノ、バス、テノールとコーラスとによる
ハイドンの「天地創造」。

この英語の歌詞の意味も十分わからない上にクリスチャンでもない私。
でも、雰囲気には十分浸らせてもらいました。

コンサート後教会を出ると、
町に降り注ぐような大きなオーロラ!
これには感動もひとしお。

その後、友だちに誘われ一緒にパブに行ったのですが、
中国、イタリア、ノルウェー、ソマリア、日本出身とバラバラな5人。
会話はノルウェー語。

なんと私も会話の仲間に入れてもらえて、
その場を心から楽しめたんです!
これまた感動。

●エイプリルフールだし、言っちゃおう!

ここに住むようになって13か月、

ノルウェー語学校に行き始めて7か月。

私の脳裏には、ずっと変わらぬ想いがあります。

私も早く仕事ができるようになりたい。
でも、私に何ができるの? 

「できる」ことを考えたら何も浮かびません。
そうじゃなくて・・・

何がしたいの?

悲しいかな、「仕事」となると、
未だに私の答えは見つからぬまま。

しかし、「仕事」はさておき、
今日はエープリルフールでもあるし、
嘘ではないんですけど、言っちゃいます!

★ノルウェー、日本、ケルトの古きよき曲をハープで奏でつつ、
 お年寄りや子どもたちと過ごしたい。
(ノルウェーの曲もケルトの曲もこれから知っていくのですが・・・)

★異国の人と出逢い喋れる場を作りたい。(いつのことか!)

復活の日にあやかって、さあ、新たな気持ちで始めましょう!

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今度はノーザンライトフェスティバル!

2016-02-09 | ノルウェーのイベント

トロムソのノーザンライトフェスティバル(1/30~2/7)も終わりました。
クラシックからポップス、クラッシックバレエなど、
いろんなコンサートがありました。

The Northern light festival finished.
There were different concerts, classic, pop, classic ballet etc.

私がせっせと行ったのは、ランチコンサート。
トロムソの音楽大学の生徒が出演して、
毎日やって、しかも無料!
さすがプロの卵。演奏も歌も素晴らしかったです!

I went to the lunch concerts as often as possible.
Students from the music college of Tromso performed on it every day
and it’s free!
They are the future professionals
so their playing and singing were very great!

 

ランチコンサートの会場は主にここSkansen。
230年前の建物がそのまま残されています。
アットホームで手作りのデニッシュ、ケーキもおいしくて、
とってもリラックスできました。

The venue for the lunch concerts is often here at Skansen,
which was built 230 years ago and has been preserved.
It is home-like and the Danish pastry and cakes were very good,
and I was so relaxed.

 

高齢者の心地よい刺激になり、
若者の応援になり、
会場も生かされる。

こういう企画いいなあ。

This style of event is good stimulation for older people
and encouraging for young musicians,
and a good way to use the place.
I like this concept!

ノルウェーのクラッシックもあり、
山の雪景色と調和しているようでした。(別会場)

There was Norwegian classic music,
which seemed be in harmony with the view of the snowy mountains.
(At another place)

ノルウェーには、普通のバイオリンに似たハーディングフェーレという楽器があるんです。
通常の弦の他に 下に弦が4、5本あって、独特の音色です。

There is a Norwegian instrument called “Hardingfele” which is like a violin.
It has four or five extra strings which run under the fingerboard, and the sound is unique.

音楽も含め芸術は、環境に影響されるんですねえ。
Art, including music, is affected by the environment.

日本では金色、銀色、金色って使いたいとあまり思わなかったんですけど、
ここでは使いたくなってきます。
自然の中にいろんな金色、銀色があるんですもの。

今日はこんなのを作りました(^◇^)

I didn’t want to use the gold and silver color in Japan
but here I ’m coming to want them.
Because I found a lot of gold and silver color here.
I made this today.

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一期一会を大切に

2016-02-02 | ノルウェーのイベント

今日は、庭の松ぼっくりでキャンドルを飾ってみました。

I decorated the candle stand with pine corns from the garden.

さて、さて、TIFFのつづきです。

Then it continues my TIFF experience.

 

私がボランティアをさせてもらったのは、三日間。
私の仕事は、一番簡単なもの、
チケットもいで笑顔でお出迎えと席の案内。
上映中のトラブルチェック(この時も映画が見れる!)終わった後のお掃除。

このTIFFでは、感心することがいっぱいでした!

I had done volunteer work for three days.
My work is the easiest type of work,
which is to collect tickets, welcome the guests with smile and lead them to available seats,
 check if there are any problems,
and clean up the place and seats after every screenings.

There were a lot of things with TIFF that impressed me!

ボランティアのメンバーは、トロムソ在住のノルウェー人だけでなく、スペイン、フランス、イタリア、クルドゥスタン、南アフリカなどから来てトロムソに住んでいる人たちもいました。
オスロ(ノルウェーか)、スウェーデン、シンガポールなどからTIFFのために来た人たちもいました。(退職した人、学生さんが多かったなあ。)
事前ミーティングに参加していない人もたくさん。
それでも、仕事がちゃんと回りました。

なぜでしょう・・・?

The volunteer members are not only Norwegians but also Spanish, French, Kurdistans, South Africans etc., who live in Tromso.
There were some who had come to Tromso from Oslo, Sweden, Singapore etc. for TIFF.
(A lot of people are students or retired.)
Many volunteers couldn’t take part in the preparation meeting.
But the work finished with no problems even so.

Why?

1.皆が英語を話す
面白いことに、英語が母国語でない人たちがほとんどでした。
皆さん、私にも親切で、何度も言ってくれるし、よく聞いてくれます。

1.Everybody can speak English.
Interestingly, for most of the volunteers English is not their mother tongue.
Everybody was very kind to me.
They repeated for me and listened carefully.

2.
仕事の詳しい説明が、事前にメールで送られました。
英文全部読むのに時間はかかりました、私は。(>_<)
でも、そのおかげで、仕事自体に不安がなかったんです。
2.
The specific explanation written in English about volunteer work was sent to us in advance.
It took a long time for me to read it,
but I didn’t have to worry about the work.

当日は、忙しかった!
それで、残念なことに他のボランティアの人と話す時間はあまりなかったんです(>_<)
During the work I was very busy so unfortunately I couldn’t get enough time to talk with other volunteers much.

ボランティアの皆さんへ
ほんとに笑顔の素敵な皆さん。
即座に連携とりながら動いた皆さん。
「ありがとう」「こんにちは」「ナルト、だいすき」と日本語で声をかけてくれた方々。

Dear fellow volunteers,
Your smiles were really very nice!
You cooperated from the start.
You talked to me in Japanese:
“ARIGATOU”, “KONNICHIWA”, “NARUTO DAISUKI”.
 
もう一度会えると思っていたのに会えなかったので、言いそびれました。

ほんとに皆さん、ありがとうございました~!

I thought I could see you again, but I didn’t so I could not say:

I really appreciated you very much!

「一期一会(いちごいちえ)」。
(IchigoIchie)
 A once in a lifetime encounter.

今、これはたからものだと、改めて感じています。
Now I feel that is even more of a treasure.

 

 これは、クルドゥスタンの人が書いてくれました。

This is by a man from Kurdstan.

「あなたに会えてうれしい」ですって。

"I'm glad to see you"

 

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ボランティアの特典が素晴らしい!

2016-01-30 | ノルウェーのイベント

 昨夜仕込んだ甘麹大成功!
生姜たっぷり甘酒、温まります(#^^#)

さてさて、「つづき」です。

 

実は、TIFFのボランティアには、素晴らしい特典があるんです。

「映画を無料で見ることができる」
(ただし、チケットをゲットできるのは、前日と当日のみ。)

今仕事をしていない、つまり収入を得てない私にとって、
こんなに嬉しいことはないのです。
(ちなみに普通なら、TIFFの映画一本見るのに100NOK、約1340円)

Actually TIFF volunteers are given great privileges, in that we can watch every film for free!
(But getting tickets is limited to the day before and the same day.)
There is nothing more pleasant than this for me who don’t work, and have no income now.(Normally a ticket costs 100NOK, about1340Yen for watching one film of TIFF)

それにしても・・・映画も国の数も、なんて多いんだ!

But・・・how many films and countries!

ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、ベルギー、イタリヤ、ネーデルランド、ドイツ、スペイン、オーストリア、アイルランド、フランス、スイス、ロシア、アメリカ、メキシコ、ペルー、カナダ、中国、インド、エチオピア、ウルグアイ、アラブ首長国連邦、ブラジル、イラク、チュニジア、コロンビア、ベネズエラ、アルゼンチン、チリ・・・などなど・・・

そして日本!

Norway, Sweden, Denmark, Hungary, Belgium, Italy, Netherlands, Germany, Spain, Austria, Ireland, France, Switzerland, Russia, USA, Mexico, Canada, China, India, Ethiopia, Uruguay, United Arab Emirates, Brazil, Iraq, Tunisia, Colombia, Venezuela, Argentina, Chile・・・and so on・・・

and Japan!

 

あらすじなどノルウェー語と英語で書いた冊子もあるんですよ。
でも、それ読むのも時間がかかる・・・私は・・・(*_*)

There is a TIFF program book which describes the outline of stories and so on, in Norwegian and English.
But it takes a long time to read for me.・・・(*_*

私は自分に言いました。

わからなくてもいいよ。
とにかく直観に任せてみよう。
ただ、字幕を全部読めるようにだけがんばってみよう。

I told myself.

It’s OK if I can’t understand.
I’ll trust my intuition!
But I’ll just try to read all subtitles in time!

 

気が楽になって、
シリアスな映画が多かったのですが、
一日4本も見ちゃいました!

I became relaxed
and I watched 4 films a day,
although there were a lot of serious films.

そして、ボランティの仕事もチェックしてこれました(^_-)-☆

(つづく)

And I could check out how volunteers work!

(continued to・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ガーーーーン!な始まり

2016-01-28 | ノルウェーのイベント

「また来年会おうね~!」
そう、来年もこのボランティアさせていただきたい!
そう思ってます。だけど、始まりは全く違ったんです。(>_<)

聞いてくださいませ。(#^^#)

“See you next year!”
Yes, I hope I can do volunteer work next year too.
But I didn’t think so at the beginning at all. (>_<)

Listen to my story, please.(#^^#)

 

 

ボランティアの事前ミーティングの日、
説明はノルウェー語でなく英語でされました。

ところが、聞き取りの苦手な私は、案の定わかりません。
ほとんどついていけず、質問することもできません。

On the day of the preparation meeting for volunteers,
they explained in English, not Norwegian.

But I am not very good with spoken English,
 so understanding was dificult, as I had feared.
I could hardly follow them,
so I couldn’t ask any questions.

休憩時間に誰かに聞こうと思っていたのに、
皆散っていくではないですか。

いったい誰に聞いたらいいの?

私はやっと見つけた一人の女性に声をかけました。
驚いたことに彼女は、
すぐにボランティアのリーダーを呼んでくれるではないですか。
私は最低限のことを質問することができ、ほっとしました。

彼女は、まるで救いの神のようでした!

 

I was going to ask someone during break time,
but almost everybody had gone somewhere.

So I wondered who can I ask・・・?

Finally I found a woman and talked to her.
To my surprise she immediately called the leader of the volunteers.
So I could ask the leader some minimal questions and be relieved.

She was like a life saver!

次は試写会。
ちょっとルンルンしてきました。

ところが、字幕は英語・・・
字幕は読み切れないし、
途中居眠りするし、
全くわからない。

ガーーーーン!

Then the next thing on the program was to watch a film.
I was getting a bit excited! 

But, the subtitles were written in English…
My reading was too slow to read all in time
and I fell asleep for a time in the middle.
I couldn’t understand at all.

Ga ――― n!

ボランティアが始まるまでに、見れるだけ映画を見たる!

そう思うのが精一杯でした。。

(つづく)

I’ll watch as much as possible from now on before my work starts!

There is only one thing I can do to encourage myself.

(To be continued・・・)

 

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トロムソ国際映画祭でボランティア!

2016-01-14 | ノルウェーのイベント

私が今回楽しみにしていたことが始まりました。

トロムソ国際映画祭(TIFF)

18日から24日まで、9会場で
朝9時からから夜中の12時まで上映されます。
(夜中の12時スタートのもある)

その数、なんと110本!

日本映画も2本選ばれています。
・「あん」(監督:河直美、主演:樹木希林)
・「SUMMER WARS」(監督:細田守)

What I have been looking forward to this time has started.
It’s Tromso international film festival (TIFF).
It will be held at nine places 9:00~24:00 from 18th to 24th
There are about 110 different films!!

There are two Japanese films too, these are
・“an” (Director: Naomi Kawase. Starring: Kirin Kiki)
・‟SUMMER WARS” (Director: Mamoru Hosoda)

私もこのTIFFのボランティアをさせてもらいます。
前回来た時に、
「トロムソで私も何か社会にかかることがしたい」
という私にトロムソ在住の日本人が勧めてくれたんです。

できるかどうかはわからないけど、やってみることにして、
去年の11月にボランティアに申し込みました。
そこで、今日は、ボランティアの認証などいろいろともらってきました。
I will do volunteer work for this year’s TIFF.
I wanted to take part in something social,
so a Japanese who lives in Tromso suggested this to me the last time I visited Tromso.

I didn’t know if I could do it,
but I decided to try and I applied as a volunteer last November.
So today I went to pick up volunteer accreditation and volunteer items.

そこで面白い光景を見ました。

ずっと笑いもせずずっと座っていた若い女性にスタッフが話しかけました。
「誰か待っているの?」
「ううん」。

二人は少し話したその直後、
スタッフが説明をしているなと思ったら、
その彼女はスタッフに代わって受付で仕事を始めたのです。
そして、一皮めくれたように表情もニコニコに!

I saw an interesting scene there.
The staff talked to a lady who had been sitting for a long time without a smile.
“Are you waiting for somebody?”
“No”.
They were talking a bit and that staff seemed to explain about the reception.
Soon after that, this lady began working in the reception instead of the original staff.
And she opened up and her face became a big smile!

なんておおらかなの!
だから、私もさせてもらえるんだわ。

How open minded!
So I can also be a volunteer here.

いったいどんなことが起こるのでしょう?
いったいどんな人たちと出会えるでしょう?

実感がわいてきて、ますますワクワクしてきました!

What will happen there?
Who I will meet there?
Now it starts to feel real and I’m getting even more excited!

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