すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ふりだしから コロコロ、ポツポツ。

2024-03-19 | ノルウェーの生活
皆さん、体のことを
心配して頂きまして、
ありがとうございました。

早寝早起きに切り替え、
元気にしています。

「保育園はきついよ。
 よかった、よかった」と、
皆からは
逆に安心されています。

EDELでは、
3月に入った途端、
毎日出勤になるわ、
8月までの予定も入るわ、
しっかり働かせてもらっています。
本当に有難いことです。

さらに、今年は
例年と全く違う
3月。

何がって、
一度もスキーに行ってない!

ひざを痛めた年以外、
私たちはほぼ毎週、
スキーをしていたのに。

じゃあ、何しているの?

新しい仕事の準備です。

新しい仕事って?

それは、まだ内緒です。
見通しが立ってきたら、
お知らせしますね。
(にひゃ)




来週は、イースター
(ここではPåske・ポースケ)で、
学校も仕事も休みになります。

Påskeの意味は、
「再生・よみがえり」。
「にわとり、ひよこ、たまご」
「黄色」が
あちこちで目につきます。

「この黄色、ここでは、
 太陽の輝きの意味もあるさ」
って思ってます、私は。

白夜に近づくと、
オーロラは見えなくなりますが、
まだツーリストは沢山です。

「Påskeが来るわね」と
ニコニコとグッズを
眺めるEDELのお客さん。

「なんてかわいいの」と、
飾りだけでなく、
小さなひよこや鶏の
エッグスタンド、
塩コショウのツボ、
テーブルクロスなど、
生活用品が売れていきます。

もちろん、使い古されたものです。

「こういう風景、
 日本ではないよなあ」
と思いつつ、
お客さんと一緒に
ニコニコしている私です。



この鶏、ぜんまい仕掛け。
歩きながら、餌をつつくんです(笑)


サイコロコロコロ・・・
「永住権ゲットすごろく」。

ぼちぼちですが、
「ふりだし」から、
前に進んでいます。

今年は、萌黄色と緑が
集まってきました。
春色だあ!
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巣立ち見送る この不思議

2024-03-11 | ノルウェーから
受験、卒業と、
何やら、ざわざわする時期ですねえ。

先週、我が家でも、
12月から下宿していた子が
巣立っていきました。
いや、日本に帰っただけなのですが。

昨年8月、
以前トロムソに旅行に来て
カフェで出逢った日本人女性から、
メールがありました。

「こういうお嬢さんがトロムソに行くので、
 晴子さんを紹介してもいいですか?」。

それで、トロムソに来て一週間という
本人に会いました。

日本の音楽大学の博士課程の学生で、
自分の研究のために来たと言います。

「提携校の留学生」というのは、
守られているものです。

でも、彼女の学校は、
トロムソ大学と提携がなく、
全く状況が違いました。

自分であちこち交渉し、
「学生」ではなく、
「お金を持ち合わせているリサーチャー
(ノルウェーで収入を得る必要はない)」

というポジションで、
ついに音楽院に
自分の研究場所を確保しました。

生活費、活動費、旅費など
全て自費

実際には、日本でバイトして
授業料も自分で払う学生です。

でも、
それしか方法がなかったのです。

ここに至るまでのプロセスだけでも、
私には初耳だらけで、
その心意気に感心しました。

しかし、「大学」という後ろ盾がないなど、
リサーチは難航。
音楽院では同志もおらず、
人との関りはなく、
トロムソの家賃、物価は高く、
精神的にかなりきつくなっていました。

そこで、
極夜を機に、彼女は、
うちに引っ越してくることになりました。

ご飯の作り方を教えてほしいとのこと。
夕食は3人で作って食べて、
食器洗いも協働。

「前、失礼しまぁす!」
なんてバイト用語が飛び交う。

そうそう、リクエストで和食も増えたなあ。
夜の散歩を一緒にしたり、
マンネリ化した私たちには、
いい刺激。
いろんな話をし、
いっぱい泣いて笑って、
時には、お互い謝りもした。

ノルウェーで、
「リラックスした暮らし」を 
彼女は初めて知ったと言います。

私たちは、ほぼ定刻に帰ってきて、
夫婦で料理して、食べる。
パンやケーキも手作り。
外を歩けば、景色は美しく治安もいい。
お化粧やお洒落をしてなくても、
誰も何も言わない。

私たちが心がけたのは、
彼女が
「安心」できること。

問題や彼女の変化に合わせて、
ルールを相談しながら変えていきました。

彼女は、私たちがしたことを
「子育て」と言ってくれます。
有難いことです。

私たちも、若者の視点、現実を知ったり、
私たちの暮らし方を
見直すきっかけにもなりました。

この時間の中で、彼女は、
人生の大きな決心をしました。

私たちは、そんな貴重なときを
一緒に過ごさせてもらったのです。

実に、人の巡り合わせとは、
不思議なものですねえ。

それにしても、
このような
意志ある学生を支援するシステムは、
他にないのでしょうか?

日本の問題なのか? 
ノルウェーの問題なのか?

とにかく、彼女が、ここでできることはやり切り、
元気に日本に帰ることができた。

彼氏と二人でくれた電話の後、
安堵して涙した私たちでした。


最後の夜、ベランダで。
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怒るって、エネルギー要るわあ。

2024-03-01 | ノルウェーの生活
いよいよ3月ですねえ。
こちらは、日に日に眩しくなり、
鳥の家の見学鳥も増えています。




週末は、友人が訪ねてくれて、
Molie(モリエ)をご馳走しました。
Molieとは? という方、
以前の記事を見てくださいね)


今年は、破れず完璧でした。

そして、Molieの翌日、
我が家では、
定番のように作るのが
Fiskegrateng:
フィスケグラタン:魚のグラタン

この日は、残ったチーズを トッピング。
でも、本来使いません。

残ったタラの身をほぐして、
マカロニと合わせて作ります。

チーズは使わず、
魚の臭みもありません。

私がお勧めしたい
ノルウェーの家庭料理の1つです。

どちらも作ってくれるのは、
相方さん。
車を運転してくれるのも
相方さん。

彼は、
恩義瀬がましいことなど
全く言わない。

しかし、この相方さんに
私は、本気で怒りました。
(来客の友人が、
 仲裁に入ってくれたという・・・)

人によっては、
些細なこと、かもしれない。
でも、私には、
年月を経て、度重なり、
爆発の材料になった。
それも超強烈な。

「日本に帰りたい!
 独りになりたい!」

ずっとお腹の底にある気持ちまで、
ここぞとばかり、
いっしょに爆発。

安全に
帰るところがある、
帰ることができる。

それがどんなに有難いことか。

こんなにぶつけるのは、
私が相方さんに甘えているから。

わかってる。

だけど、
言わなきゃ、わからんことは
言う。

怒ったことを伝え、
解決策を見つける。

長引いたなあ、今回。
エネルギー。
使った、
使ったあーーー。

気づいたら
3月になっていました。

ああ、心穏やかに
3月を迎えられて、
ほぉぉぉ~。

皆さんには、
友人が「綺麗―!」を
連発した景色の一部
送りますね。



山頂に映る雲の影が鮮明。








雪に照る山は、主張する。
「ここにいるぞ!」
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