すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

野外で自由にロックンロール!

2017-07-26 | トロムソの観光

トロムソでは、先週から山の端に太陽が沈むようになりました。

そして、毎年この頃の木曜・金曜・土曜日3日間に
Bukta Festival”というロックンロールのイベントが屋外で行われます。

相方さんが好きなので、私も3年連続来ていますが、
毎年びっくりする人数です。


私はロックンロールなんてろくに知らないのですが、
乗って踊るとカラッとするから不思議!

私の「面白い」をいくつか紹介いたしましょう。

1. ロックンロール好きが始めて続けている!

2004年にロックンロール好きが始めたそうです。

新人から有名人まで国もミュージシャンもいろいろで、
ステージは大・中・小と3つ。

今年は3日間で34のコンサートが公演されました。

椅子も指定席もないので、
一番前で陣取ることもできれば、
3つのステージを自由に渡ることもできます。

私は去年、
Dweezil Zappa, Iggy Popに一番前でガンガンのっちゃいました。

ちなみに周りの人は発狂せんばかり!
かなりの人気スターだったようです。

行政絡みでなく、利益追求でなく、
ここまで大きいのを毎年続けていることがすごい!

2. 子ども連れOK!の時間は、無料!

基本子どもは入れません。
でも、土曜日の12時から2時半までは、子連れOK!
しかも誰でも無料!

この時間帯は、ベビーカーや子連れ家族でいっぱいになります。

だからと言って、子供向けのステージがあるわけではありません。
パパ、ママが楽しめる本物ロックです。

ただ、子どもの耳に配慮してか、ノリノリロックより静か目です。

そして、子どもたちには、
バーベキューが無料で振舞われるんですねえ。

参加費は、こういう時間も含む運営に使われるわけです。

ちなみにチケット代は、
3日間パスポート・・・1810NOK(約25000円)
1日チケット・・・800NOK(約11000円)

3.ビールもワインも飲めて、食べれる!

ステージだけでなく、屋台も出ます。

屋台と言ってもレストランが出しているお店もあるし、
ビールもワインもあります。

ノルウェー人って、お酒に強いのでしょうか?
酔っぱらって絡んでくる人はいません。

それにしても、なんでこんなに安心しておれるのでしょう?

4.かばんの中も?セキュリティーチェックあり

入場の際には、チケットと引き換えにもらったリストバンドをつけます。

そして、カバンの中までチェックされるんです。

初めての時は驚きましたが、
このご時世、こうして安心が確保されているんですねえ。

3年目にして、これは必需だと思うようになりました。

5.雨天を恐れず、会場は外!

この会場が何とも気持ちがいいのです。
海を背景に、木漏れ日と共に海風が爽やかにそよぎます。

雨が降って来た時、
雨宿りをしようと木の下に走っているのは、私くらいでした。

皆少々の雨には平気でいるか、
ジャケットの帽子をかぶるだけ。

もともとトロムソの街では、
ノルウェー人が傘をさすのを見たことがありませんし。

この会場設定はいかにもノルウェー人らしい!

6.近所の人も許してくれる

最後のステージが終わるのは、夜中の12時ごろ。
だいたい最後ほど盛り上がり、もちろん、音量はかなりのもの。

それでも許してくれるんですねえ、近所の人たちは。

その大らかさに感心します。

むしろ、ただで聞けると喜んでいるかも???

ヨットやカヤックは必ず集まってきますけどね。

7. あれ?コンサート聞かなくていいの?

お金払う限りは、ステージにかぶりつくもの!
なんて思うのは私だけでしょうか?

ここでは皆がコンサートを熱狂的に聴いているわけではないのです。

もちろんそういう人たちもいます。

でも、海岸で座って、景色を眺めていたり、
おしゃべりに夢中になっている人もたくさんいるのです。
一人岩の上で佇んでいる人もいます。

まるで生演奏をBGMで聞ける自由な屋外パブに来ているようです。

そして、
ゆーっくりと落ち行く夕陽を惜しむが如くうっとりと眺める。

そんな彼らの姿に私もゆったりとおれるのだと思います。


このBukta Fastivalは有名になり、

これに参加したくてトロムソに旅行に来る人もいるのだとか。

ロックンロール好きはもちろん、そうでなくても、
トロムソに旅行に来て
こういうイベントに参加するというのは、どうでしょうか? 

ノルウェーの雰囲気
大いに味わえますよ~!   

※ チケットはネットから買えます https://bukta.no/

     

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1年分を2週間に込めて

2017-07-16 | 日本とノルウェー

 

●あっと言う間の2週間。

ただ今、私はトロムソにおります。

2週間の日本滞在を終え
和の小道具たちと一緒に帰ってまいりました。(まだまだあるんですけど)

なんと早く、なんと充実した2週間だったことでしょう。

●なぜ予定より早く?

私はこの9月に日本に帰る予定をしていました。

一年間に「連続して6か月」トロムソにいなければいけないと私は勘違いしており、
「合計6か月」でよいとわかったため、
9月よりも早く帰ることができたのでした。

また、私の行き始めたノルウエー語の学校は、
想像以上に真剣で速いペースであったこと。
生きるため働くためにノルウェー語を習得する大人の学校ですから、当然でした。

その授業を私は無料で受けることができるのです。

ですから、休まない!と決めました。

ということは、ここ2年は、
語学学校の休み・夏にしか日本には帰れない、
となったわけです。

●やりたいことが出てくる、出てくる!

               一品持ち寄り、みーんな手作りの豪華さよ

日本を離れて2か月目に決まって「日本恋し病」を発症し泣く私。
その私が1年帰らない。

そう思うと、しておきたいことが出てくる出てくる。

子どもたちと過ごしたい。
なかなか会えなかった親せきに会いたい。
友人と会って喋りたい。
うどん、そば、天ぷら、ラーメン、新鮮野菜たっぷり手作りお惣菜が食べたい。
温泉に行きたい。
ハープ仲間とハープの音色を楽しみ情報交換したい。
日本の映画が見たい。
日本の歴史がよくわかるところを訪ねたい。
トロムソでのイベントや仕事に使う材料や情報を入手したい。
着物の帯を締めれるようになりたい。
私の体のメンテナンス方法をもっと知りたい。
などなど・・・

もちろん家のこともしなくてはいけません。

車がなくなり、思うようには動けない状況を予測していたにも関わらず、
私の望みは想像以上の展開となりました。

トロムソに帰った今、改めて感謝しています。

                         鎌倉・鶴岡八幡宮 蓮池が語るものは?

 

           東京大江戸博物館・一日かけてもう一度訪ねたい

●待ってくれる人がいる有難さ

全ては、友人がアッシー君など何から何まで力を貸してくれたお蔭なのです。

人のつながりこそ、宝物である。

ずっとそう思ってきましたが、この度そのあり難さが改めて身に沁みました。
そして、彼女たちのように私も気持ちよく力を貸せる人になりたい、
とさらに思っています。

今回ご縁のあった皆さま、本当にありがとうございました

●ブログは私からのお便り。

ブログ読んでいるよ!と言ってもらったのも嬉しかったですねえ。

一人一人に書けない分、ブログで皆さんに、と思っているので、あり難い限りです。

最近英語で書いてないよねえ・・・とのご指摘もいただきました。
そうなんです。
時間に余裕がなくなってきまして・・・(>_<)

英語の方は、しばらくお休みしようと思います。

●「計画性」と「無計画性」のバランス

帰ってきて2週間を実感させてくれたのは、草木の成長。

出発前・レッドリップスは満開の花

             トロムソに到着後・今年もレッドリップス豊作の兆し?

 この2週間には

「計画性」と「無計画性」それぞれの大切さを再確認しました。

とにかくは、この一年。
思い切り楽しんでみようと思います!

読んでくださる皆さま、これからも宜しくお願いいたします。       

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