優先したいものがあれば、
諦めなければいけないこともある。
その諦めなければいけないことが、
コーラスでした。
コーラスのあった日は、
私は意気揚々と帰ってくるのです。
歌詞の意味から、発音、
さらに毎週新曲が出るのは、
それでも、
パート練習、
同じ方向の人と
他では得られない時間。
どんなに嬉しかったことか。
ところが、
指導者が留守で自主練。
都合が合わない間に
5か月のブランクが
自分で練習するつもりだったけど
なかなか一人でする気にならない。
「ハルコ、どうしてる?」
などと聞いてくれる関係も
(友人も訳があり、今休会中)
11月の50周年コンサートで、
私は歌えるのだろうか?
必死になればできるけど、
労力も時間もどれほどか、
優先順位の高いものにかける時間を
犠牲にしなければいけない。
それでは後悔するのは明らか。
辞めたとしても、
すぐ見つけられるとも思えない。
そこで、「完璧を目指さず、続ける」
ことにしました。
しかし、
ギョギョギョ。
アフリカの歌で、
現地の言葉と
nynorskという別物。
練習開始の日、
皆さんに挨拶する文を
練習開始前、指導者のAnitaに
辞める理由を話すうちに
Anitaは、私の話を全部聞いてから、
「わかった。
家で練習しなくていい。
コンサートのことも考えないで。
ただ、練習日はここに来て歌う。
家から出てきて、
貴方にとって必要なはずよ」。
まさに図星でした。
でも、思いもしていなかった提案です。
「そんなことしていいんですか?」
「いいわよ」
「じゃあ、そうさせてもらいます。
ありがとうございます」
と、ハグハグ涙涙。
相談していた人にも
自分の心の内を話せたことに、
それを受け止めてもらえたことに、
ずっと決められずにいる私を
またまた、ハグハグ涙涙。