すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

あまたのクリスマスの星が灯りはじめる。

2021-12-24 | アイリッシュハープ




GOD JUL!

今夜は、クリスマスイブ、聖夜ですね。
今日は、JUL(クリスマス)の曲をお届けいたします。

♪♪ あまたのクリスマスの星が灯りはじめる ♪♪

9年前、日本の家でした
松尾聡子さんのハープコンサートで、
この曲を子どもたちと一緒に
ノルウェー語で歌いました。
カタカナで書いたら、歌えたんです。

でも、私はまだ、
この歌詞の意味がわかっていませんでした。
今年、やっと理解し、
奈未さんの指導の下、自分で弾けるようになり、
ますます思い出深き、大好きな曲になりました。

トロムソは、雪で真っ白です。
クリスマスと雪、
いつからセットになったのでしょう。
でも、晴れていれば、
どこでも 星空は見れますものね。
(南極付近は無理かあ)


こちらから、聞いてくださいませ。
先週買いに走った鉄琴で、
相方さんはガッチガチですが(笑)

では、皆さん、
GOD JUL!
そして、
よき年の瀬、よき新年をお迎えください。

※ 次の投稿は、1月10日予定です。






あまたのクリスマスの星が灯りはじめる。
     作:エミー コーレル
    (スウェーデン・1898)
     ノルウェー語訳:アーンフィン クラーケッグ
        日本語訳:Haru & Tor

あまたのクリスマスの星々が灯ってきた。
地上に光がさして
天上の星たちが 
みんなに 瞬きかけている。

今夜、ここにも あそこにも 町中に
クリスマスの喜びが知らされる。
私たちの救い主、私たちの神が
馬小屋でお生まれになった、と。

ベツレヘムの星よ
私たちにも あなたの光を見せてください。
そしたら、もう一度思い出すでしょう。
クリスマスには、
心温まり心穏やかになることを。

みなの淋しい心に 届けてください。
ほんのり明るい光を。
どの道を行けばいいのかがわかって
また クリスマスになるでしょう。


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Julで コロナが鎮まりますように。

2021-12-20 | ノルウェーから


ショッピングセンターには、生のツリーが売られている。
部屋に置くと自然に
葉も枝が開いてくるんですって。

今週から学校はJuleferieです。
(ユーレフェリエ;クリスマス休み。
 「冬休み」は別にある)

私の日本語教室も終わり、
義母もよくなってきたり、
私の膝もかなりよくなってきたり。

いろんな意味で、ほっとしています。

ノルウエーでは、
オミクロン感染者が約3400人。

陸続きで防ぎきれないということ、
感染力の強さが覗われます。

トロムソでは、10月末から、
毎日50人前後の新感染(オミクロンではない)
が続いています。

感染者のほとんどが、
ワクチンをうっていない大人、子ども、
というのが特徴。

ワクチンを打っている人も感染していますが、
重症化していないようです。

子どもは、マスクをしていない。

ワクチンは、
12歳以上の子どもの希望者まで進んでいます。

また、子どもたちは、
市から普及されて
テストを週に2回しています。

もちろん、
席を離したり、少人数に分けたりはしているようです。

しかし、どこかのクラスに感染者がいる、
のが日常になっているようです。

日本と大きく違うのは、
ほとんどの
子供はマスクをしていないこと。

大人は、マスクを義務つけられても、
子どもは違うのです。

子どもにはマスクの負担が大きく、
デメリットも大きい、

という考えからです。

子どもの問題が、
現在の一番の問題のような気がします。

身近に、コロナ感染者が出てきた。

恒例行事(去年はしなかった)、
友人16人くらいの食事会。

このご時世、皆が
家でテストをしてから、
ということになりました。


すると、
その中に陽性者が出たのです。

無症状で自覚なし。
しかし、PCR検査でも陽性。
しばらくして、味覚がおかしくなってきたそうです。
ワクチンは2回接種していました。

ある
老人施設で、50人のクラスターが出ましたが、
驚くことに誰も重症になりませんでした。

彼らは、
3回目のワクチンを終えていました。

義母は、12月に2回入院しました。
今まだ、病院です。

先日、身近な看護婦がコロナに感染。
老人ばかりの部署だったのですが、
幸いにも患者は
全員陰性。
義母も
3回目のワクチンを終えていました。

しかし、まだ義母は、隔離中。
24日のテストの結果が陰性で、
彼女の体調が良ければ、
家に帰れる予定です。


病院のホールのツリー

JULが幸いしますように。

ノルウエー人にとって、Julは、特別。
北ノルウェーは特に
太陽が出ない時期でもあり、
部屋を明るく飾って、
プレゼントを贈り合い、
家族、友人と過ごす。

忙しいけど、皆の大切な時期なのです。

義母には、退院の大きな動機になるほどです。

そこで、昨日は、
彼女の大切なクリスマスツリーを
彼女の留守宅に飾ってきました。

子どもたちもJulで家にいる間に、
感染者が減りますように。

日本でも 感染が拡大しませんように。


これは、まさに彼女の「我が家」なのでしょう。
他の飾りも、娘たちの子どもの頃の作品。


伝統的な、このオーナメントは、
すべて薄いガラス製。
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アドベントの「四灯で祈る」が、だれでもできるとしたら?

2021-12-06 | ノルウェーから
アドベントとは、
イエスの誕生日を待つ待降節。

12月24日の4週間前の日曜日の夜から、
毎週一本ずつ増やしながら祈る。

そんなキリスト教の慣習があると、
(宗派によって違うらしいが),
ノルウェー語学校の先生が、
歌と共に教えてくれました。

なんて素敵な慣習だろうと思ったものです。

今年は、自分でスタンドを作ってみました。



キャンドルの下の白い草は、
トナカイの好物・Reinlav(ハナゴケ)。
これは、クリスマスの飾りに、よく使われます。
tyttibær(コケモモ)の林で摘んできました。

アドベントには紫、とか
様式が、いろいろあるようですが、
信者でない私は、気にしません。

4本のキャンドルと意味を知り、
毎週日曜日の夜、火を灯して想いをはせる。

それだけです。

部屋も心も 
落ち着きます。

もしもですよ。
もしも・・・

皆が、この慣習を生んだキリスト教に感謝し、
便乗させてもらったらどうでしょう。

同じ日に 
共通のキーワードに 
キャンドルと共に 
それぞれに 想いをはせる。


これって、宗教を超えられませんか!?
(またまた、宗教を超えた繋がりを願う私の夢想!)

師走とは言え、
心穏やかな時間をお過ごしくださいね。

教えていただいたノルウェー語の歌を
訳してみました。
(YouTubeを見ると、この同じ歌詞で、
 いろんなメロディーがあるんですよ)。


ADEVETSLYSENE(待降節の灯)
     作詞:Inger Hagerup(インゲル ハーゲルウープ)
     訳:豊吉晴子

今夜は、ろうそくを一本 灯しましょう。
喜びを祈る 灯ひとつ。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを一本 灯しましょう。
喜びを祈る 灯ひとつ。

今夜は、ろうそくを二本 灯しましょう。
希望と喜びを祈って 灯ふたつ。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを二本 灯しましょう。
希望と喜びを祈って 灯ふたつ。

今夜は、ろうそくを三本 灯しましょう。
熱望、希望と喜びを祈って。
自分自身のために、すべての人々のために
光を放って立っている。
今夜は、ろうそくを三本 灯しましょう。
熱望、希望と喜びを祈って。

今夜は、ろうそくを四本 灯しましょう。
それらが、燃え尽きるまで。
熱望、希望、喜びと平和を祈って。
なにはともあれ
人が生きる
この小さな地球の平和のために。

※この歌には、「愛」はキーワードとして使われていません。
 3番のキーワードlengsel(longing)は「熱望」「切望」「憧れ」
 どういう意味を持っているのか。もう少し、勉強して、歌詞を変えていきた  
 いと思います。今年は、この程度で、お許しくださいませ。
 

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