磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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112 友だち

2007年07月30日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

五章、深く深く“闇”教育




112 友だち


「そうだろうなあー。ぼくたち無理をしていたんだと思う」

「おれと友達になってくれないか」

「えっ、ぼくなんかでいいの?」

「いいよ、何を言っているんだよ。三沢って、そうとう博たちにいじめられたんだなー」

「まあ、もう、その話は終わったよ」
--そう信じている。

間違っていても、今までのぼくとはちがうと思っている。

「ああー、今日から新しい日がくるよ、あの永嶋先生がやめたからなあー。それにしても、このごろさ、学校の先生って新聞ざたとかによくなるよなあー。生徒だけじゃないよなあー。キレてるのは……」

「本当だよなあー。先生がキレてるから、生徒がキレてるのか、生徒がキレてるから、先生がキレてるのか、どっちが先だか、わからないね」

「それだけじゃなくって、政治家とかもすごいよね……」

三沢少年が二組の少年と話していると、後ろで、
「あの人よね、あの人が意見を言わなかったら、陰険な先生が馘にならなかったのよ」
「そうよおー、格好いいわねえー」
「やるわよねえー」
なんて、女の子たちの黄色い声が聞こえた。

女の子にぼくが誉められるとがあるなんて考えたことがなかった。

世界がすごく広くなった気がした。むちゃくちゃ明るい気分になった。

「おい、後ろの女たち、おまえの噂しているぜ」
「そ……」
「おはよう! 三沢くん、昨日、眠れた?」
佐藤美智子だった。

「ああ、ありがとう、あんなにぐっすり眠れたのはひさしぶりだよ」

ぼくなんか、少しも格好よくないんだ。

格好いいのは、美智子なんだ。それを自覚しないといけない。

「ありがとう、きみのおかげだよ」

「生徒会長として、当然のことをしたまでよ。でも……。複雑な気分よ……」

「そうだろうなあー。こんなことになるなんて……」







閑話休題

友達という言葉も、

軽くつかう人もいる。

ボクの親は、

たくさんよりも、

少数でいいから、

誠実にいなさいという感じでした……。












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