磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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108 ある『名門』校は“闇”学校

2007年07月26日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

四章、ゼロサム社会




108 ある『名門』校は“闇”学校


壇上で少年は、
「先生、ぼく、学校を辞めなくっていいでしょう。永嶋先生が辞めるなら、ぼく、この学校で勉強に励みます」
と笑顔で語った。

「あー、そうしてくれ……、そのかわり、今日のことは忘れてくれ。永嶋先生も忘れてくれ。みんなも忘れてくれ!」
と校長はハンド・マイクで言っている。

「これじゃ、何も問題は解決してないわ。汚いものにフタをしたらいけないのよ……」
美智子はうんざりしていた。

でも、他の生徒は、壇上から降りる生徒に向かって拍手していた。

三沢少年もこれで、“いじめ”に会わなくなるかもしれないと想った。

そして、手を上げてよかったと想う。

裏切らなくってよかったと想う。

あのとき、手をあげていなかったら、どうなっていたのだろう。

勇気がなかったら、ひどい目にあっていたことだろうと三沢少年は想う。

三沢少年はソーリィーがいったように、仕返しをしないでよかったと想う。

美智子は強い味方だと想ったが、美智子が暗い表情をしている理由は、三沢少年にはわからなかった。

--校長は、少年少女にも教師たちにも、心に傷をつけてしまったのである。

それも感じさせないようにしてしまう。

何事もなかったような“闇”をつくりだしたのである。

これだからこそ、永嶋のような教師が現れるのである。

独裁者と変わらない人物が生まれるのである。

そして、その下で、また小さな独裁者が生まれ、“いじめ”が繁殖するのよと、美智子は怒っていた。

これらの人たちが生まれた原因は“闇教育”である。

それが、ここでも証明されたのである。

そして、この問題は解決していないのだから、また起きることを美智子は一人かんがえていた……。








閑話休題

--闇から闇へ。

どこかの国の医療を評論した言葉。

これを有名作家でもある医師が語りました。

そんなことを許していて、

いい医療ができるわけがありませんね。

教育現場に限られた話ではないのです。

もちろん、いつものことは忘れないでくださいね。














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