磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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104 緊急生徒会

2007年07月22日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

四章、ゼロサム社会




104 緊急生徒会


でも、その社会病理学を研究している専門家でさえも、教育の弊害を受けているというのである。そんなことに気づくのは、女性だからかもしれない。尊敬すべき人たちである。

男性もこのような意味のある書物を書くことができたらと思う。

美智子の行動力もすさまじいとまで言える。もう翌週には、緊急生徒集会を開いている。そこには、教育委員会の人も、校長ならびに学校の教職員を全員参加させていた。

そして、三沢少年のクラスの状況をたんたんと美智子が読み上げた。

それは文章にしても配られたものであった。

それが読み上げられている間に、だんだん、担任の顔から血の気がうせていた。

「こんなことはしたくなかったんですけど、批判会が民主主義の方法だなんて、嘘を教えておられるんですから、こうしてみたわけですけど、永嶋先生、いかがなものでしょうか」

担任は手のひらをパーにしたりグーにしている。

「先生、何かご意見はありませんか。わたしたち生徒会の役員はあなたにレッドーカードを全員が出しました。ここまでのことをしたのですから、あなたは、この学校から退場してもらいます。あなたは犯罪を犯したも同然なんですよ」

校長はずっとしかめ面をしていた。理事長はあきれていた。

誰も何も言わないので、教育長が壇上に出ていく。

「まあ、生徒会のみなさんの言うことが本当なら、これはまったく処分しなければなりません。この学校で犯罪者を生むための教育をしているなんてことは、当校の歴史になかったことです。全人格的教育をそのモットーとしている、この学校でこんなことをしているなんて、世間にしられたら、どうなることでしょうか、ねえ、校長先生」

「でも、まだ、永嶋先生から、何もきいてないんですけど……」

いくら生徒は弱い立場とはいえ永嶋の発言も許されるべぎてある。

三沢少年は女性は強いと思った。

美智子は、これほどのことをしなければ、問題を解決できるとは思わなかった。

これも、沙也加のアドバイスがきいている。

こんなことは、日本の文化からいって、普通ではない。

--しかし、もう普通のことをしいては間に合わないとも、彼女たちは考えていた……。








閑話休題

サッカー、

高原選手がんばりました。

健康面でも心配していますが、

よく、あれほど活躍できるとは、

驚きです。

すばらしいシュートでした。

PKははずれたけど……。












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