アカネさんシリーズ001 恋のタイムマシーン 102元・日ハムの新庄選手を 女にしたような二〇歳の老婆なのだ! 茜は小さなとき、理数系が苦手だった。そこで、研究所で迷惑者にされているオカネスキーが家庭教師をひきうけた。 オカネスキーは教え上手で、茜はコンピュータにもたけるようになった。 C言語も少しはわかるし、簡単なゲーム・ソフトさえ、つくることができるのである。 茜が優秀というより、オカネスキーが天才なのである。 「いいえ、こんなの玩具ですわ!」 と、茜は胸をはった。 「あははは、わたしには不可能はないのよ! 前向きの人生! プラス思考、プラス指向よ!」 と、心の中でいう。 「あのー、小野さん、オセロしようよ」 「ああ、はいよ」 デイ・ルームでオセロをしていると、老人たちが集まってきた。 「あら、これ、オセロでしょう!」 「ええ」 「そうなのよ」 観戦する人が多いほど、盛り上がるのも、茜というものだ。 まるで、元日ハムの新庄選手を女にしたような二〇歳の老婆なのだ! 「そこじゃ、駄目よ」 小一郎はおばあさんたちに言われる。 そんなところが、かわいいと思われてもいる。
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