磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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209 ワイドショー政治

2007年11月04日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

七章、ノーマーシィー(仲間の死)




209 ワイドショー政治


テレビは活字とちがって、消える媒体では、好き勝手をいい、都合のいい論理を展開されやすいものである。

それにくらべて活字文化は、自ら読まねばちっとも進まないのである。そして、活字はしばらくは残るのである。

--ワンセンテンス・政治。

ワイドショー政治という政治家がなしたことは、ほとんどが庶民にとってマイナスであった。

いい気分にさせておいて、陰では反対のことをしていたといっていい。

骨太にして、大げさに素晴らしいと自画自賛。

そして、しばらくすると骨抜きにする手法だった……。

それも抵抗勢力という身内のような存在がやったといえば、彼には全く責任がないとマスコミは伝えるのである。

それが自分の父であると思うと、沙也加は情けなくって仕方がなかった。

顔から火がでるとは、このことだと思った。

--総理人形、総理饅頭。

お金になれば、それだけでいい商売人たちは、父のグッズを売り出した。

そして、そんな商品を売り出した商売人たちは、金さえ儲かればいいのだ……。

J.F.ケネディーくらいの政治をやっているのなら、いいけど。

二枚舌政治をしているにすぎない。

自分の父だからこそ、よく理解できる……。

しかし、父の人気が出れば、それだけ視聴率がとれると、マスコミは無責任にも父が人気があるように宣伝してくれた。

だけど、あくまでも政治家は政治なのよ……。

--そして追求。

外務大臣が追求されたとき、総理大臣はかばっているふりをしたが、その日にもう後任を決めていた……。

--そしてテレビのための演出。

どうしたら受けるか、父にはブレーンがいる。

それはテレビ局のプロデューサーでもあった。

マスコミと政治家で一体になっている。

癒着しきっていることば沙也加にはよく理解できた……。

悲しいことに、そんな裏の事情を知ったら、三流のコメディアンにしか思えなかった。

笑いたくとも笑いもできなかった……。

自分の父だと思うと涙がこぼれてきた……。

しかし、こんな時代も終りそうだ。テレビといえども、YouTubeなどで映像が動画で流れるのである。

政治家は無責任で、今までのようにいられないだろう……。







閑話休題

今、大連立なんてされたら、

大変なことになりますね。

小選挙区は、もうその政党の

政治家がほとんど当選。

どんな世界に向うかは、

およそイメージがつきそうです。

人間らしくないシステムを

作り出すことばかりですね……。

必ずといっていいほど、

いつものことを、

強化することでしょうね。










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