総理がコジキでコジキがソーリィー 155 最低最悪のアメリカの医療!? 「厚生労働大臣は助かっているよ。テレビでは年金があるかどうかだけで、内容までは問わない。日本は健康保険だって、3割も払わねばならない珍しい国、そのくせ保険料金も高い。先進国ではなく、すべての国のうちで最低最悪だと言っているジャーナリストもいるくらいだ……」 「すべての国で最低最悪……!?」 「ああ、そういう人もいるんだ……。だけど一国をのぞくとも……。日本よりもひどい国があるという。その国は唯一の超大国・アメリカ!」 「マイケル・ムーアー監督の新作映画が話題になっていますよね。あの9.11で被害をうけて健康を害しているアメリカン・ヒーローたちを、キューバー沖にあるテロリストの収容所に連れていき、テロリスト並みに医療費免除してもらうという! きついジョークが笑っていいのか悩むけど……」 「笑っていいんじゃないの、おもしろいから」 「おもしろいかい? あそこでは必要もない栄養指導がある、断食して抗議行動する人たちに、無理やりに食わせる栄養管理というのも、アメリカ人の税金から出されている。まあ、きついジョークなら、おもしろいかもしれないが、こいつらのジョークじゃない!」 「ブラック・ジョークですね」 「それも越えているんじゃないか? 人権侵害……。ナチス・ドイツを髣髴させる強制収容所だよ……」 「先輩でも、そう思うんですね……」 沙也加は遠慮気味に話した。 先輩が志村けんの、変なおじさんのように妙な表情をする。 「9.11の消防士というのは、それを専門でやっている人ではなくって、ボランティアの人が多かったそうね」 ひょっとこのような顔をやめて話しはじめる中川。 「そりゃ、平常勤務が消防士にはある……。だから復興のためには働けないというわけだ。そこでボランティアががんばった。……日本でも消防団に入っている人がいるよね」 「何でも金銭に換算してしまう今の世の中、日本もこのようなボランティアの人でもっているといっていいよね」 「そりゃ、ボクたちの国だもんね」 「そうだとも、我々もボランティア、がんばっていますからね……」 「総理たち政治家って、子どもたちにボランティアは強制するくせに、政治家ってボランティアしないね、相撲取りがしているのは見たことあるけど、政治家がしているのを見たことある?」 「ないなあー。お母さんの介護をしたので、厚生労働大臣になれたそうだが、ボランティアはしたかは知らないなあー……」 「そもそも、単位で決められて、ボランティアなんて、おかしいですよ」 「それに愛さえも強制する……。愛国心を持ててってね……」 「まともな子どもなら、反抗して当たり前だな!」 「先輩、本当にそう思いますぅ?」 「当たり前だろう! 健康な子どもなら、第二次反抗期ってものがあるだろう……。その時にぶつかっていって当然だ。それが健康な人間というものだろう……。不健康な者たちが政治をやっているといっていいと思うよ。……話はもどるけど。アメリカの医療制度は世界で37位、これも統計のとりかたでかわるとも思うが……、アメリカは日本よりもひどいと思う。それを総理周辺の人間たちは、導入したがっているという。保険年金などの知識もきちんと知っておかないと、大変なことになると思う……」 「ええ、ここまでひどいとは思っていませんでした……」
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