龍の声

龍の声は、天の声

「徒然1」

2019-03-16 07:06:49 | 日本

H30.12.25
驕れる人も久しからず   只、春の夜の夢の如し (平家物語)


H31.1.4
誰も予想しなかった人物が、誰も予想しなかった偉業を成し遂げる。


H31.2.17
「五不可」

嬾(らん)には臥(ふ)すべし、風(はな)つべからず。
静には座すべし、思うべからず。
悶(もん)には対すべし、独(ひとり)なるべからず。
労(ろう)せば酒のむべし、食(くら)うべからず。
酔えば睡(ね)るべし、淫(いん)すべからず。

※嬾(らん)には臥(ふ)すべし
だれておること。気合が入らない時にはぐずぐずせずに寝てしまえ。たわいもないことに無駄な時間をつぶすよりは寝ろ。フラフラするな。

※静には座すべし
静かで落ち着いたときには静座しろ、座禅でもいい、とにかく坐れ。思うべからず。くだらないことを考えていかん。

※悶(もん)には対すべし、独なるべからず
人間はとにかく煩悶(はんもん)しがちであるが、そんなときには差し向かいになれ。独りだとどうしても考えこんだり、まごまごしたり、ろくなことはない。愛読書に対してもいいし、あるいは自分の尊敬する友たちに対してもいい。あるいは青山に対してもいい、とにかく何かできるだけ意義があり、権威あるものに対せよ。差し向かいになれという。

※労せば酒のむべし、食(くら)うべからず
くたびれたら酒を飲むこと。お茶でもよい。疲れて食うと胃に悪い。時によっては腹を壊す。その点、酒がいい。


◎「花は半開を看(み)、酒は微酔を欲す」

微酔(びすい)ほんのり酔うのがいい。ほろ酔い、へべれけになるのはいい飲み方ではではない。


◎老人は気ぜわしく、何事でも早く片付けることが好きで、慎重に取り扱うことが出来ず、腹の中に止め貯えておくことが出来ない。
また、簡単に人の言葉を信じて、それが本当かどうかを見究めることが出来ない。
老人は、これらの傾向があることをわきまえて、自分で注意して戒めなければならない。


H31.2.17
季節はめぐる 人を待たない
歳月は人を待たず


H31.2.19
春風未だ寒く
青天凛として輝く
花は半開を看
酒は微酔に飲む


H30/2/28
魔法の映画を観てきました。
爽やかな輝きが満ち満ちた気持ちになりました。













「韓国には日本人の怒りが伝わっていない」

2019-03-15 06:30:31 | 日本

◎「韓国 何が起きているのか」

日韓関係がかつてないほど冷え込んでいる。元徴用工訴訟で日本の対韓世論は悪化し、韓国国会議長が天皇陛下に謝罪を求める発言をしたことで、関係修復の糸口が見えなくなっている。日経ビジネス、3月11日号特集「韓国 何が起きているのか」では政治から経済まで日韓をとりまく環境の変化を取り上げた。経済的な結びつきも大きい中、日本と韓国は良好な関係を取り戻せるのか。韓国通として知られ、長年の日韓友好の功績から、韓国政府から叙勲されたこともある黒田福美氏(女優・エッセイスト)に聞いた。彼女は、女優として活躍する傍ら、1980年代から韓国に往来するなど30年以上にわたって韓国との友好親善に努めてきた。2011年には韓国政府から「修交勲章興仁章」を叙勲授与。


◎黒田さんは日本の著名人のなかでも有数の韓国通として知られています。現在の日韓関係の状況をどう見ていますか。
 
35年間にわたって韓国と関わってきました。これまでも様々な問題で、日韓の間には紆余曲折がありました。ですが、この半年間の出来事は、これまで起きたすべての問題を吹き飛ばすほどのインパクトがあります。
 
いわゆる徴用工訴訟問題、慰安婦財団の解散、レーダー照射など、短期間に畳みかけるように問題が起きています。今までは何かあっても時間とともに印象が薄れましたが、今回は次から次へと問題が起きており、忘れる暇さえありません。韓国側が意図的に仕掛けているのでは、と感じてしまうほどです。


◎文在寅(ムン・ジェイン)政権は、北朝鮮と親密な関係を築いています。
 
日韓関係に詳しい識者の多くは、「韓国は従北のために、米国や日本から距離を置こうとしている」と指摘していますが、私も同じように感じています。


◎「遺憾」では伝わらない。日韓間の一連の問題に対する、日本政府の対応をどう感じていますか。
 
ネット上では「遺憾砲」という言葉も生まれ、「遺憾としか言えないのか」という非難の声さえあります。私は昔から、なぜ公式的な場面で「遺憾」という言葉がこれほど使われるのか、不思議で仕方がありませんでした。本来「残念」という意味ですが、日本では堅苦しい場面で使われるのに比べて、韓国では重みが違います。例えば、若い女性でも日常的に使います。同じ「遺憾」という漢字語があるために、通訳も意訳することはできません。日本政府が「遺憾」と言っても、韓国語に翻訳されると非常に軽い感じにしか聞こえないでしょう。
 
国民性としても、言葉を額面通りにしか受け取らないところがあります。日本人が控えめに怒りを表現すると、「たいして怒っていない」と感じるのです。怒っているときは「大変憤りを感じている」とか、120%増しくらいに表現してちょうど100%の意味をくみ取ってくれると思った方が良いでしょう。日本が怒っていることについて、韓国側は気づいていないのではないでしょうか。


◎日韓関係の現状は知られていない

韓国には友人も多いと思います。韓国人は現在の日韓関係をどう捉えているのでしょう。
 
日本のように日韓間に起こっている問題がほとんど報道されていないので、一般庶民は知らないし、関心の持ちようもないのが現実です。韓国のバラエティー番組は主に芸能人の話題ばかりです。日本のように政治経済、事件事故を扱うようなワイドショーがありません。ワイドショーの功罪はいろいろありますが、少なくとも事実関係をわかりやすくレクチャーしてくれるという利点もあります。韓国のテレビは政治を扱うとなると日曜討論会のような堅苦しいものかニュースが中心で、よほど向学心を持っている人でないと社会的な話題に疎くなると感じます。
 
韓国に行くようになって35年になりますが、昔は日本語を話せるお年寄りが沢山いました。日本人だとわかると日本語で懐かしそうに語りかけてくる方も珍しくなかった。そういう日本時代の片鱗を知っている世代の方が亡くなり、観念的な反日を叩き込まれた世代が激しく、また純粋に反日活動をしている側面もあります。
◎今後、日韓関係はどうなっていくと見ていますか。
 正直なところ、どうなるのかわからないですね。5~6年前とは明らかに違う段階だと思います。韓国は日本から何か言われて変わることはないでしょう。自らの気づきが必須だと思います。自浄努力で変わるしかないですが、そうなるとかなりの時間が必要だと思います。


◎日本はどう対峙すべきでしょうか。
 
日本人の道徳観は「善悪」が基本です。しかし韓国人は「損得」が大切です。韓国人は「ゴールポストを動かす」といわれますが、おそらくそんな意識はないのだと思います。言葉の重みが日本人と違うからです。言葉は韓国人にとって相手を自分の思う通りに動かす手段なので、自分の発した言葉に責任があるという意識が薄い。もしも実現できなかったら、彼らは「理解してください」と言います。
 
彼らもまた、行政や親戚たちから、そのようにされて泣いてきました。だから平気で日本人に対しても、「天皇が謝罪すればおばあさんの心が安らぐ」などと言ってしまえるのです。それが本当にそうなるかどうか、自分の発した言葉に責任を取るべきという感覚はないと思います。
 とはいえ、私も韓国人の友達も沢山いますし、情の深いチャーミングな人たちです。ですが利害関係を持たないということは心がけています。
 
2008年に慶尚南道の泗川市で旧日本軍の朝鮮人特攻隊員の慰霊碑を立てようとしていました。私が中心になって準備していましたが、除幕式の前日になって市から式典の中止を求められました。「特攻隊員は日本の戦争に協力した親日派だ」と主張する反日団体の圧力がありました。市は親日のレッテルを張られるわけにはいかなかったのでしょう。慰霊碑も市に壊されてしまった。日本人の私としてはまさか行政に裏切られるとは思ってもみませんでした。しかしそういうことがままあるのが韓国なのです。
 身をもって体感したからこそわかります。日韓関係の改善には、韓国社会や国際社会に対して、発信することが重要です。韓国の若者もユーチューブなどをよく見ていますし、地上波ではその意見を取り上げられない保守派が、ネット番組などを使ってどんどん発信しています。日本もネットを使うことで韓国民に対して、日本人の率直な考えや歴史的事実について、もっと活発に発信すべきだと思います。
 










「7月 衆参同日選 ? 」

2019-03-14 06:37:33 | 日本

「7月 衆参同日選?」について掲載されている。させていただきます。参考にされたし。
以下、要約記す。




◎首相の決断を左右する4つのファクター ダブル選挙の実情と実現性

内閣総理大臣の最も大きな権限のひとつである衆議院の「解散権」。これを夏の参院選に合わせて行使し「ダブル選挙」にするかどうかを年初に問われ、安倍首相は「頭の片隅にもない」と答えた。

これを額面通りに受け取るメディアはないだろう。政界には「解散については嘘をついてもいい」という定説がある。有権者が選んだ国会議員(衆院議員)を全員クビにするのだから嘘はまずいだろう、とも思うが「実は考えているんですよ」などと答えれば、それはそれで大変な騒ぎになることも間違いない。

永田町の注目である衆参ダブル選挙が実施されるかどうか、全ては安倍首相の決断にかかっているが、政権を取り巻く様々な課題とその行方は、首相自身の判断に影響を与えることになる。今回はそれを考察してみる。

1.国会審議の行方
この国会の焦点に浮上した統計不正問題。連日追及を続ける野党側は、「消えた年金問題」をきっかけに安倍自民党を参院選惨敗に追い込んだ12年前と重ねたいところだが、今のところ政権に大きなダメージを与えるまでには至っていないようだ。

ただ、今後の国会審議で追及が奏功すれば、安倍首相が気色ばむ場面も増え、また支持率の低下につながれば、与党内からも安倍批判が噴出するだろう。逆に審議が順調に進めば、候補者調整も思うように進まない中での野党の参院選戦略全体に暗雲が立ち込める。

特に参議院を控えても先鋭化する立憲民主、国民民主両党の主導権争いは、感情的なしこりも含めて簡単に収まりそうにない。野党の脅威がなくなれば当然、安倍首相はダブルを選択する余地が増えることになる。

2.統一地方選挙
4月に行われる統一地方選挙は夏の参院選の結果を占うバロメーターになると言われているが、今年目立っているのは、地方での自民党の分裂だ。

特に知事選挙では北海道、福井、徳島、島根、福岡の各県で自民党の調整が難航し、北海道を除く4県は分裂選挙になる見通しだ。一応の決着をみた北海道にも「しこり」が残る。

また、県議選などに向けても、静岡では細野豪志衆院議員の二階派入りが県内に波紋を広げていて、1月の知事選で過去の恩讐を超えて保守系候補が勝利した山梨も決して安定しているとは言えない状況だ。

地方を中心にした得票と議席を生命線にしてきた自民党にとって「地方のタガが外れた状態(党関係者)」が続けば、参院選への悪影響はもちろん、ダブル選挙になった場合もマイナスに作用する。

3.皇位継承
統一選と参院選の間にある一大イベントは天皇陛下が4月30日に退位され、翌5月1日に皇太子さまが即位される皇位継承だ。これがダブル選挙を後押しする可能性があると関係者はいう。「これまでは喪に服した中での改元、皇位継承だったが、今回は国民がお祝いするイベント。これで安倍政権、自民党のマイナスがリセットされる可能性がある」というのだ。

皇位継承を寿ぐ空気が政権を浮揚させ、ダブル選挙の実施にまで繋がるのかどうか。安倍首相も、5月の連休以降の空気を慎重に見極めることになるだろう。

4.世論の現状
このダブル選挙の賛否について2月のFNN世論調査で聞いたところ、賛成する声は41.8%、反対する声は42.4%と拮抗した。

支持政党別にみると、自民党支持層では賛成44.6%(反対39.8%)、立憲民主党を支持する層では賛成27.1%(反対55.2%)。
無党派層で見ると、賛成43.8%(反対40.2%)。
今のところダブル選挙に前向きなのは自民党支持層のようだ。立憲民主党支持層にとっては「まずは参院選で足場を固めることが最優先」といったところだろうか。


◎ダブル選論は「揺さぶり」「求心力維持策」?

これまでの情勢や取材などを総合すると、“ダブル論”は、現状ではあくまでカードであり、野党への揺さぶりという側面が強いように見受けられる。周囲が否定しないのも、心理的なプレッシャーを与える効果を狙っているようだ

ただ言わずもがな、政界は「一寸先は闇」。これまで挙げた要素の他にも経済の動向や日露を含む外交交渉、安倍首相4選論など、政権を左右する新たな出来事や変化が起こる可能性がないとは言えない。

関係者は「『安倍首相ならダブルに打って出るかも』という状況が求心力の維持に繋がっている」と解説する。「解散カード」と「求心力維持」が不可分の関係だとすれば、ダブルの憶測をギリギリまで引っ張ることは安倍首相だけでなく、周囲の誰もが考えることだろう。


◎ダブル選は国民にとって2倍の権利行使に

「ダブルか否か」の答えが出るまであと数か月。安倍首相や政府・与党幹部らの言動にはさらに注目する必要があるが、少なくとも国の行く末を決めるチャンスが与えられることは有権者にとって悪くないはずだ。ダブル選挙になれば、当然ながらその権利行使の機会も2倍に増える。

平成に続く新たな時代になってから初めての国政選挙は、果たしてどのような形で行われるのか。その“戦場の範囲”を決めるのは安倍首相だが、実際に選んで結果を下すのは、ほかならぬ我々有権者であることを忘れてはならない。











「欧米人が天皇を“キング”とは呼ばない深い理由」

2019-03-13 07:00:18 | 日本

「欧米人が天皇を“キング”とは呼ばない深い理由」について、宇山卓栄さん(著作家)が掲載している。
以下、要約し記す。



奈良県橿原市の橿原神宮。初代天皇である神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされる地に、明治天皇により官幣大社として1890(明治23)年に創建された。
 
現在、世界で「エンペラー(emperor・皇帝)」と呼ばれる人物はたった一人だけいます。それは日本の天皇です。世界に王はいるものの、皇帝は天皇を除いて、残っていません。
 
国際社会において、天皇のみが「キング(king・王)」よりも格上とされる「エンペラー(emperor・皇帝)」と見なされます。
 
「天皇」は中国の「皇帝」と対等の称号であるので、「キング」ではなく、「エンペラー」であるのは当然だと思われるかもしれません。これは日本人にとって、当然かもしれませんが、欧米人もこうしたことを理解して、「エンペラー」と呼んでいたのでしょうか。 
 
一般的な誤解として、天皇がかつての大日本帝国 (the Japanese Empire)の君主であったことから、「エンペラー」と呼ばれたと思われていますが、そうではありません。1889(明治22)年の大日本帝国憲法発布時よりも、ずっと前に、天皇は欧米人によって、「エンペラー」と呼ばれていました。
 

■17世紀、すでに天皇は「エンペラー」だった
 
江戸時代に来日した有名なシーボルトら3人の博物学者は長崎の出島にちなんで「出島の三学者」と呼ばれます。「出島の三学者」の1人で、シーボルトよりも約130年前に来日したドイツ人医師のエンゲルベルト・ケンペルという人物がいます。ケンペルは1690年から2年間、日本に滞在して、帰国後、『日本誌』を著します。 
 
この『日本誌』の中で、ケンペルは「日本には2人の皇帝がおり、その2人とは聖職的皇帝の天皇と世俗的皇帝の将軍である」と書いています。天皇とともに、将軍も「皇帝」とされています。1693年ごろに書かれたケンペルの『日本誌』が、天皇を「皇帝」とする最初の欧米文献史料と考えられています。
 
ケンペルは日本の事情に精通しており、「天皇」の称号が中国皇帝に匹敵するものであるということ、さらにその歴史的な経緯をよく理解したうえで、天皇を「皇帝」としました。 
 
1716年にケンペルは死去します。その後、『日本誌』の遺稿はイギリスの収集家に売られ、1727年、その価値が認められて、『The History of Japan』というタイトルで英語訳で出版されます。この本は話題となり、フランス語、オランダ語にも翻訳出版され、ヨーロッパ中で大ヒット・ベストセラーとなりました。18世紀後半、ドゥニ・ディドロが『百科全書』を編纂した際、日本関連の情報のほとんどを『日本誌』に典拠したことが知られています。 
 
ケンペルの『日本誌』が普及したことで、日本の天皇および将軍が「皇帝」と呼ばれることがヨーロッパで完全に定着しました。
 
こうした背景から、1853年、ペリーが黒船を率いてやって来たとき、天皇と将軍をともに「emperor(皇帝)」と呼んだのです。ペリーのみならず、日本にやって来た欧米各国の学者や外交官たちも天皇と将軍を「皇帝」と呼び、日本には「2人の皇帝が存在する」などと記録しています。
 
また、ケンペルは『日本誌』の中で、天皇は紀元前660年に始まり、当時の1693年まで続いていることに触れ、「同じ一族の114人の長男の直系子孫たちが皇帝位を継承しており、この一族は日本国の創建者である天照大神の一族とされ、人々に深く敬われている」と説明しています。ケンペルは、皇統の「万世一系」が日本で重んじられていることに言及したのです。 
 

■宣教師たちは天皇をどのように呼んだのか?
 
では、戦国時代の16世紀にやって来たイエズス会の宣教師たちは天皇をどのように呼んでいたのでしょうか。
 
フランシスコ・ザビエルとともに日本にやって来て、18年間、日本で宣教したコスメ・デ・トーレスは「日本には、聖権的な絶対指導者が存在する」と記録し、その存在を三人称的な「彼」と表記しています。トーレスが「彼」としたのは天皇のことであると考えられています。 
 
織田信長と親交のあったルイス・フロイスは天皇を「Dairi」(ポルトガル語原文)と表現しています。「Dairi」とは 「内裏(だいり)」のことで天皇を指し示します。
 
「天皇」という呼び名は、明治時代以降、一般化しました。「天皇」は中国などの対外向けに制定された漢語表現で、また、法的な称号でもあり、日本国内では、普段から使われていた呼び名ではなかったのです。明治政府が天皇を中心とする新国家体制を整備する段階で対外向けの「天皇」を一般化させていきます。 
 
それ以前、天皇は御所を表す「内裏(だいり)」と呼ばれたり、御所の門を表す「御門(みかど)」と呼ばれていました。「みかど」に「帝」の漢字を当てるのもやはり、中国を意識した対外向けの表現であったと考えられます。
 
こうした状況で、ルイス・フロイスは天皇を「Dairi」と表記しました。いずれにしても、16世紀の段階で、天皇を「エンペラー」とする表記はありませんでした。
 

■天皇は本来、「キング」に近い存在
 
皇帝は一般的に、広大な領域を支配する君主で、複数の地域や国、民族の王を配下に持ちます。つまり、王の中の王が皇帝なのです。その意味では、天皇は明治時代以前、日本一国の君主でしかないので、皇帝よりも王に近いと思われます。 
 
「王」を意味する英語の「king(キング)」やドイツ語の「Konig(ケーニヒ)」は、古ゲルマン語の「kuni(クーニ)」が変化したものです。「kuni」は「血族・血縁」を意味します。英語やドイツ語などの「王」には「血族・血縁」という意味が表裏一体のものとして内在されています。王は「血族長」として、1つの部族をまとめ、さらに1つの民族をまとめ、一定の領土を支配領域とすることで、最終的に一国の君主となります。 
 
一方、皇帝は血縁に関係なく、実力者がなるという前例が数多くあります。ヨーロッパでは、ローマ帝国時代から優秀な者を養子に迎え、帝位を引き継がせ、実力者が武力闘争やクーデターによって皇帝となることもありました。
 
しかし、王は違います。王になるためには必ず、血統の正統性が要求されます。例えば、ナポレオンなどは皇帝になれても、王になることはできませんでした。皇帝は王よりも格上の存在です。ナポレオンが格上の皇帝になることができて、格下の王になれなかったというのは一見、矛盾した話のように聞こえますが、こうした背景があるのです。 
 
ただし、神聖ローマ皇帝位をハプスブルク家が世襲しはじめる15世紀には、皇帝位にも、血統の継承性が重んじられるようになり、各国の王位の継承性とバランスを取ることが慣習的に定着します。
 
そのため、ナポレオンが19世紀初頭に突如、皇帝になったことはヨーロッパの保守派の間では到底、認められるものでないばかりか、ほとんど嘲笑の的でした。
 
「万世一系」の皇統を持つ天皇は、血統による正統な君主という意味でも、「キング」の訳を当てたほうが適切かもしれません。しかし、天皇という「キング」とは異なる言葉の意味や、天皇が中国皇帝に対抗したという歴史的経緯もあり、前述のケンペルをはじめとする欧米人たちは天皇を「エンペラー」と見なし、そのような称号で扱うことを一般化し、国際儀礼としたのです。

 
 












「忠恕の心を育てる」

2019-03-12 07:00:30 | 日本

忠恕(ちゅうじょ)とは、真心と思いやりがあること、忠実で同情心が厚いこと。
中庸にも「忠恕違レ道不レ遠人」(忠恕は道を違(さ)ること遠からず)とある。
真心を尽くして思いやることは、人の道を遠く離れているものではない。忠恕が人の践(ふ)み行うべき道として、誠に身近で実践しやすい方法であることを説いている。

1.人権擁護とか人権侵害という言葉があるが、巷の人たちが、これらを知ったような、立派なことを言っている。あるいは、ご立派そうな大学の先生様たちが、これらについて物知り顔で、いろいろ説明してくれたりする。そうしたことを聞いた人が、皆、うん、うんと頷き、さもえらくなった風で、十代前後の子どもたちや青年たちに、再び、受け売りで教えている。青年たちは、さも知ったような顔をして、また他人(ひと)に言い、親に言う。
しかし、日常の生活のなかで、どこからどこまでが人権侵害なのか、またそうでないのか、誰が知っているのだろうか。時には、お前は人権侵害をしたとののしられる者がいる。ののしる者が多くなれば、その者たちの言うことが正しくなる。知ったような言葉を使って、知ったようになってはいけない。

人間には、誰しも、見るに忍びない、するに忍びない、という思いやりの心があるのだ。それは、忠恕(ちゅうじょ)の心と言われる。その心が治国の根本であるとも言われる。忠恕の心は、人にあるとはいえ、それは種としてあるに過ぎない。その種を腐らさぬようにし、また、種のままでおわらさぬよう、育てなければならない。人権教育と言うが、日々の暮らしの中で大切に育てなければならないのは、この、人を思いやる心なのだ。何が人権の侵害にあたるかは、暮らしの場とは異なる、法廷の場で、明らかにされるべきものにすぎない。


2.貝塚茂樹氏によると、忠とは「自己の良心に忠実なこと」、つまり「まごころ」です。そして、恕とは「他人の身になってみて考える知的な同情」、つまり「思いやり」です。そこで、「忠恕」とは「まごころと思いやり」ということになります。
孔子の教えは仁、礼、徳、信、孝悌など様々なキーワードで展開されています。そして、論語は大部の書物であり、孔子はありとあらゆる方法で道を説いています。時には、儀式の進め方や喪の服し方について、細かに述べたりもしています。ですが、その全ての根本にあるのが、まごころと思いやりだと断言しているのです。これがなければ、孔子の壮大な大系も無に帰するのです。つまり、ここで、孔子は人間にとって一番大切なのはまごころと思いやりだとはっきり断言しているわけです。

「のみ」という強い断定が、それを表していると思います。まごころと思いやりがなければ、儀式を正しい手順で進めても意味はありません。まごころと思いやりがなければ、表面上は正しい喪の服し方をしていてもむなしいものです。このことは、孔子が生きた2500年前も21世紀の現代も変わらないはずです。また、孔子は主に政治家の在り方について話しているのですが、子供の教育についても完全に当てはまります。親や教師はいろいろなことを子供に教えます。
躾をし、勉強を教えます。基本的生活習慣を身に付けさせ、健康な生活の仕方を教え、人間関係の作り方を教えます。国語で文字の読み書きを教え、算数で計算のやり方を教え、図工で絵の描き方を教え、体育で運動の仕方を教えています。しかし、その根本にまごころと思いやりを教えなければ、全てはむなしいものになってしまいます。躾がきちんとされていても、ずるい人間ではどうしようもありません。勉強だけできても、人を思いやれないような人間ではどうしようもありません。そして、一番大切なまごころと思いやりを教えるためには、教える本人がそうでなければなりません。教える本人が、身を以て手本を示さなければなりません。権力的立場にあぐらをかき、上から目線で子どもを叱り続けるような親や先生は、子どもにまごころと思いやりを教えることはできません。

ですから、この言葉は、教え手である私たちがいつも念頭に置くべき言葉なのです。
親や教師が、常に己に投げかけるべき言葉なのです。
「夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」
そうです。
一番大切なのは、まごころと思いやりです。まず、私たちがそうでなければなりません。これを以て、子供たちに相対しましょう。















「子供にこそ道徳は必要」

2019-03-11 06:29:17 | 日本

子供にこそ道徳は必要である。
なぜならば、子供は、無分別で、純粋で直接的だからである。
欲しければ、人の物であろうととる。
泣きたければ泣く。
嫌な事は嫌だという。
それでいて、子供は、一人では生きていけない。
だから道徳が必要なのである。

子供にこそ、モラル、道徳が必要なのだ。
そのモラルは、古来、あらゆる思想、宗教において共通していた。
即ち、嘘をつくな。
約束を守れ
命を大切にしろ。
食べ物を粗末にするな。
物を大切にしろ。
人の物を盗んではいけない。
人を傷つけてはいけない。
人の悪口は言うな。
弱い者イジメはするな。
法を犯してはいけない。
年寄りはいたわらなければならない。
困った人を見つけたら助けよう。
友達や、親兄弟を大切にしよう。
間違った事をしてはいけない。
卑劣なことをするな。
勇気を持て。
自分のことは自分でしろ。
当たり前なことである。


その当たり前なことが、今の大人はできない。
子供達に抽象的な概念を教えても理解できない。
その場、その場で道理を言い聞かせなければならない。
だからこそ、道徳は、人格なのである。


















「人の道」

2019-03-10 12:43:02 | 日本

「人の道」について学ぶ。


近藤勇といえば、新選組局長として江戸幕府に尽くしたことが有名です。
 しかし、彼の凄さは剣の腕だけでなく、その統率力にあった。
 
彼自身に求心力があったのはもちろん隊の者たちをまとめる力が優れていた。
 
忘れてならぬものは 恩義
捨ててならぬものは 義理
人にあたえるものは 人情
繰返してならぬものは 過失
通してならぬものは 我意
笑ってならぬものは 人の失敗
聞いてならぬものは 人の秘密
お金で買えぬものは 信用
 
全てが現代にも通用することばかり、 肝に銘じて行動しよう。
 
 





「花は半開を看、酒は微酔に飲む」

2019-03-09 06:41:55 | 日本

「花は半開を看、酒は微酔に飲む」

    
(洪自誠(こうじせい)「菜根譚」)

中国の明の時代に洪自誠という人が書いた処世・修養のための名言集「菜根譚」の中の文の有名な一節です。

訳:花は半開、酒はほろ酔い、それでこそ最高の趣というものだ。開きつくした花を眺め、深酒に酔いつぶれて何の風情があるものか。なにもかも満ち足りた人ほど、その事をよく知って欲しいものだ。

花は半開の五分咲き程度の時期に観るのがいちばんよい見所であるといえるし、酒はほろ酔い気分位で度を超さない位の分量を飲むのが、適量だといえましょう。酒を飲みすぎて醜態を演ずるようではいけません。

原文は、「菜根譚」から引用したものです。酒にまつわる格言は多数みられます。「漢書・食貸誌」では、もっぱら酒の効果を賞賛する方にまわっており、「酒は天の美禄」とか「酒は百薬の長」というように、もっぱら酒を飲むための口実に使われたりしています。
 
逆に「酒は狂い水」とか「後世・必ず酒を以て国を亡ぼすものにあらん」といって、すぎた酒をいましめているものもあります。「酒池肉林」は、史記の殷本紀のなかに見られる言葉ですが、原典では、「酒を以って池となし、肉を以って林となす」とあり、殷の紂王が、酒に溺れて国を亡ぼしたことをいったのです。
 
孔子は、「酒は量なし、乱に及ばず」(「論語」郷党)といっています。酒が良いとか悪いとかではなく、適量であるかどうかが問題であり、これは、個人差や状況の違いによって変わってくるのですから、ほどほどの酔いはよいということになるでしょう。
 











「歯周病を最短1日で治せるブラッシング法とは?」

2019-03-08 06:10:54 | 日本

「歯周病を最短1日で治せるブラッシング法とは?」


以下、要約し記す。


「歯の駆け込み寺」として知られ、世界水準で最短1日で歯周病を治すPERIOD.の考案者でもある、東京国際クリニック歯科院長の清水智幸さん。かつてシニアの病気と思われていた歯周病は、近年10代から40代まで広く増えており、45歳以上の「歯を失う原因」の第1位は歯周病だという。初の一般書 『歯周病は1日で治せる!』 を上梓したスーパードクターが語る〈新しい歯の常識〉とは?


◎ビジネスパーソンに多い歯のトラブルにはどんなものがありますか?

「歯の駆け込み寺」のような存在で、さまざまな歯科を渡り歩いてこられた重症患者さんが多いので一概には言えないのですが、働き盛りの各年代において、歯周病や虫歯に悩まれている方が非常に多く見受けられます。統計的に見てもここ十数年で、10代から40代の歯周病が増えているのは事実です。それにともない、働き盛りの世代に関していうと、口臭の悩みを相談される方も多くいます。


◎自覚しにくい自分の口臭

職場での口臭は多くの人が気になっていると思います。でも気づいていないのは本人だけで、かといって周りも指摘しづらいですよね。たしかに、口臭はご自身の自覚は乏しく、ご家族から指摘されて相談しに来られる方のほうが多いんです。口臭には生理的口臭と病的口臭の2種類があります。夜間に唾液が少なくなると口の中が乾燥してきて、朝方はやや口臭が強くなる――これは生理的な現象ですから、さほど気にする必要はありません。朝起きて歯磨きをして、口の中の湿潤状態が上がれば自然と匂いも和らぎます。唾液には口の中を綺麗に洗ってくれる自浄作用もありますから。寝る前に舌のブラッシングをすると、翌朝の口臭軽減に大きな効果があります。

ところが病的口臭、歯周病によるものは歯科医による適切な治療が必要です。歯周病とは、プラーク(歯垢)に潜む歯周病菌によって、歯ぐきに炎症が起きる病気です。歯垢1mgの中には1億から10億もの細菌が存在すると言われていますが、そんな細菌が繁殖した集合体プラークがぬめりのように歯に付着し、匂いの原因となるのです。歯周病が進行すると、膿んだ歯ぐきから、それこそ生ゴミのような匂いがします。


◎「歯周病」を発見するチェック項目

すぐに痛みが出る虫歯と違って、歯周病は本人が気づきにくい「サイレント・ディジーズ」です。歯がポロッと抜け落ちてはじめて、さすがにおかしいと思って受診しにきた、という患者さんもいました。個人差はありますが、それほどまでに自覚症状に乏しい病気です。
「目覚めたとき、口の中がネバネバする」「ブラッシングすると出血する」「歯ぐきに違和感がある」といったチェック項目をよく確認して、早めに発見して治療を開始する必要があります。


◎欧米では口腔ケアはマナーに

欧米だとビジネスパーソンのマナーとして日頃から口腔ケアをきちんとする、という文化が根付いており、とくに北欧諸国は歯の予防医学にも力を入れています。例が少し古いかもしれませんが、象徴的なのが映画『プリティ・ウーマン』(90年)のワンシーン。コールガール役のジュリア・ロバーツが部屋でデンタルフロスをするんですね。「ドラッグはダメだ」って実業家のリチャード・ギアが止めたら、彼女が持っていたのは薬じゃなくてフロスだった(笑)。マナーとして日常的なブラッシングに気を使っていることを示す印象的な場面でした。邦画や国内ドラマでデンタルフロスや歯間ブラシを使っているシーンはなかなか思いつきませんよね。日本では口腔ケア・予防医学にたいする意識が周回遅れになっている状況は否めません。


◎歯医者の思い込みが大きな問題

「予防」に保険点数がつかない保険制度の問題が大きいのですが、私はそれ以上に、日本では「歯周病は治らない」「加齢とともに進行するからうまく付き合っていくしかない」と思っている歯医者がいまだ多いことに大きな問題があると思っています。これだけ医療の進んだ先進国で、たとえば歯周病のセミナーや講習会のような場で、ドクターから「歯周病って治せるのでしょうか?」という質問が出たりするわけです。エビデンスに基づいた治療をすれば歯周病は必ず治せる病気だということが何十年も前にもう証明されているのに。
歯周病は歯科に通ってもなかなか良くならない、治療期間が長いというイメージもあります。


◎複数回に分けていた治療を1回にした結果

保険申請の関係で、多くの医院での歯周病治療は、口腔内を6分割にして段階を追って治療を進めるため、6カ月から1年以上に及ぶ長期間の通院が必要です。治療自体も痛みをともなうものが多く、患者さんの中には、完治する前に治療を放棄・中断してしまう方が少なくありません。でも、患者さんにかかる通院の負担や心理的なストレスを考えると、やはり治療にかける期間は短いに越したことはありません。

海外ではもともと口の中を4分割にして治療を進めるのが一般的でした。ところがヨーロッパの医師たちの中に4分の1を治療しているうちに、残りの4分の3から歯周病菌が移ってくるのではないかと考えた人がいた。そこで4回に分けていた治療を1回でやったところ、なんと治療結果に差がないことが証明されたのです。私が、保険診療の枠にとらわれず、最短1日で歯周病を治す「ペリオド」を打ち出したのには、そうした背景があります。


◎最短1日で治す方法

まず前提となる状況からお話しすると、一般的な保険治療においては、歯周ポケット内の歯垢を除去するために、よくルートプレーニング(歯の根っこの表面の滑沢化)というのが行われています。これは歯垢が歯根の表面につくと、歯根のセメント質が細菌の毒素によって壊死してしまうという考え方からきています。だからセメント質をとってしまうのですが、そうすると象牙質という2層目がむき出しになって知覚過敏を起こします。従来それは歯周病治療で仕方のない副作用だと考えられていました。しかし今は研究が進んでいて、歯の根っこの細菌の毒素は生理食塩水で流すだけで99%除去できることが分かっています。


◎世界のスタンダードは「感染の制御」にシフト

猫も杓子もとにかく、ルートプレーニングで歯垢を全部とらないと治らないという考え方はちょっと古い。今はインフェクション・コントロール(感染の制御)という考え方にシフトしてきていて、これは患者さん個々の免疫で抑えられるところまで感染源を少なくするという考え方です。免疫の強さは人それぞれで違います。風邪を引きやすい人、引きにくい人、歯周病になりやすい人、なりにくい人、さまざまです。その人の免疫で抑えられるところまで感染物質の総量を減らすというアプローチなら、歯周病菌の除去の治療も1日で、同じ結果が得られます。知覚過敏の発現率も明確に下がって、メリットが大きいんです。


◎「ごめんブラッシング」法で歯垢を除去

もう少し丁寧に説明すると、インフェクション・コントロールは患者さんが行うものと、医療従事者が行うものとがあります。患者さん自身で行うものが、日々の歯垢の除去、つまりブラッシングです。私が提唱する「ごめんブラッシング」法では、歯を5つの面で立体的にとらえます。デンタルフロス、もしくは歯間ブラシを使ってはじめてすべての面でのブラッシングが完結します。磨き残しが少なくとも30%以下、重症歯周病患者さんなら20%以下になるようにしてもらっています。ですから、「ペリオド」を実施する前段階として、正しいブラッシングをマスターしていただく必要があります。患者さん自身でインフェクション・コントロールをできるようになれば、「ペリオド」の治療そのものは多くの場合1日で、重症歯周病患者さんでも1日から3日程度で終わります。

そして患者さんの手が行き届かない20から30%部分の磨き残しを、われわれ医療従事者のインフェクション・コントロールで定期的にフォローします。その両輪の態勢をとることで治療期間を短くできますし、その後も継続的によい口腔状態を保つことができます。

◎歯周病専門医からのアドバイス
歯周病は細菌による感染症ですから、ストレスが過度にかかる状態が継続すると白血球の機能不全を起こすリスクが高まり、口腔内の状態が悪化します。なので、日頃からできるだけストレスをうまく解消して、バランスのよい食事をとることが大切です。口の中は末梢組織ですから、末梢の血液循環をよくするビタミンEや、抗菌力が強いビタミンC、DHAやEPAの含まれた食べ物は、歯ぐきにとって特によいものです。よく噛んで食べることが、栄養になるのはもちろん、脳を活性化し、人の顔を美しくします。

ストレスを抱えていると、どうしてもブラッシングが甘くなりがちですが、健康の要は歯にこそあります。「ごめんブラッシング」は口腔内フローラを良好に保つ、究極のアンチエイジング法でもあります。すべての方に、ご家庭でできる、ご自身の歯と健康を守るための第一歩を踏み出してほしいと心から願っています。












「バシャールとは、④」

2019-03-07 06:51:37 | 日本

バシャールとは、一体どういう存在なのでしょうか。
仕事がお休みの日は遅くまで寝ていることが出来たり、お気に入りのカフェを見つけてのんびりとお茶をしたり、お天気のいい日に公園で読書をしたり、恋人とデートしたり。
そんな事を考えるだけで「ワクワク」してきませんか?その「ワクワク」する事で人生に奇跡が起こり続ける!と発信し続けている存在が「バシャール」なのです。
では、奇跡が起こり続ける!と発信し続けているバシャールとは一体どういう存在なのか、そしてまた「ワクワク」するだけで奇跡が起こり続ける!とはどういう事なのでしょうか。
本記事ではバシャールとは一体どういう存在なのか説明致します。


①バシャールとは?
バシャールという名前を聞いたことがなくても「ワクワクするだけで、奇跡が起こる」というフレーズは目にした事があるかもしれませんね。バシャールとは、いわゆる「宇宙」の星の意識の集まりであり、本当は言葉や名前は存在しません。
アメリカのダリルアンカ氏という人物がバシャールとチャネリング(いわゆる霊的存在や神・宇宙人・死者などの超越的・常識を超えた存在との交信による情報を伝達すること)する人物なのです。ダリアンカ氏の存在により、私たちは「バシャール」の言葉を聞く事が出来ます。
バシャールという名前は、バシャール自身がその名をつけたという事ですが、その意味はアラビア語で指揮官、存在、メッセンジャーという意味です。


②バシャールの使う言葉はテレパシー
バシャールとは、いわゆる宇宙、つまり「地球外生命体」であると言いますが、その存在は私たちの目では確認することが出来ません。バシャールは通常テレパシーで会話をおこなう為、言葉や名前を持たないのですが、チャネラーであるダリルアンカ氏を通して、メッセージを常に伝え続けています。
テレパシーと言っても特殊な存在だけが持つ物でもなんでもなく、例えば私たちも日常生活で、何となく心で思っていた事が相手にも伝わっていたり、相手と同時に歌を歌い出すような、日本語で言うところの「以心伝心」などの言葉がテレパシーの一つとも言えるでしょう。
このようにテレパシーは特殊な能力というわけでもなく、私たちも日常的に何気なく使っている物なのです。バシャールは地球外生命体ですが、私たち地球の生命体も同じような事が出来るというわけなのです。


③バシャールはエササニという星の意識の集合体
バシャールは地球外生命体である、と言いましたが、それはエササニという星の意識の集合体です。エササニ人の波動はとても高く、私たちの10倍以上高く振動しています。
エササニ人の100年は私たちの1000年
またエササニ人の100年は私たちの1000年に相当します。エササニは地球よりも300年先の文明ですが、エササニ人の100年は私たちの1000年に相当するので、正確に言うと3000年以上進んだ文明ということになります。


④バシャールであるエササニ人とは?
エササニ人の寿命は大体300年くらいと言われています。バシャールは160歳くらいです。エササニ人は食事を取らない為、排泄もしません。
エササニ人の捉える死とは、私たちが日頃考えているような、もう2度と会う事は出来ず悲しいものである、という概念とは違います。次の段階へのレベルアップを求めて単なる体を脱ぎ捨て、他の場所へ行くという感覚なのです。そして輪廻転生を自分の意思で行います。
また、エササニ人の持つテクノロジーはパラレルワールドへの行き来が可能です。過去未来、無限に行き来が出来ます。それはバシャール自身がパラレルワールドを過去未来と行き来しながら、そこに存在する何通りものバシャール自身と繋がり、同時に何人とでも会話をする事が出来るという事です。


⑤バシャールは高次元的存在バシャールはとても高次元的な存在なので、私たちの心の細かい動きを「魂」を通して感じることが出来るのです。そして私たちが真実を述べているのか、嘘を述べているのかは一瞬で分かってしまします。
そして私たち自身も、本来その事は分かっているはずでした。しかし、他人が述べる理由や正当性といったものに耳を傾けすぎていて、感覚が鈍っている為、長い間をかけて私たちが「素の自分」を無視する事を学んできたのです。
私たちは元々素晴らしい人間性、100%の素の自分を持ち合わせて産まれてきましたが、蓋をし、分別ある人間を演じてきたのです。


⑥バシャールが伝える人間社会
私たちが述べる理由や、正当性、つまり「言い訳」や「正当化」が今までの人間社会には必要不可欠であったという事は、バシャールも理解しています。
今までの人間社会に「違和感」を感じている人が増えている
ですが今、地球上のみならず宇宙全体に新しいエネルギーが注ぎ込まれ、そのエネルギーを吸収する事により私たちが素の自分に目覚め始め、今までの人間社会に「違和感」を感じている人達が増えているのです。
私たちの多くは、本当の自分を見つけたい、自分が本当に望む道は何だろうか知りたい、そう思っています。ところがほとんどの人の多くは「変わりたいけど・・・でも、なかなか難しいなあ」などといった「変わりたいという願望はあっても、変われない」と思い込んでいる考えに制限されている傾向があります。
「ワクワクする」とは「満足する」という感覚です。それは私たちが「創造された時」と同じという事に繋がります。それこそが「真実」であり、元々私たちは波動の高いエネルギー体、素晴らしい人間性、そして100%素の自分として産まれてきた事を思い出せる鍵となります。


⑦バシャールのメッセージ「ワクワク」の大切さ
私たちがワクワクする事を行っている時、例えば楽しい時間を過ごしている時、愛する人と共に笑う時、お気に入りのカフェで過ごしている時など、時間の経過を早く感じると思います。しかし、そもそも「時間」というものは存在しないとバシャールは言っています。
あなたが一番大好きで、やりたかったこと「ワクワクすること」をぜひやってみてください。想像できる中で一番ワクワクする事をやってみる。それは、今この瞬間を100%で生きる、という事なのです。それをやり始める自信がないときは、おもいっきり笑う、でもいいのです。
そうする事で、100%の素の自分、本来の素晴らしい人間性を思い出せるようになります。















「バシャールとは、③」

2019-03-06 06:59:05 | 日本

3 バシャールによれば、2012年からすでに変化は始まっている?バシャールの予言とは?
バシャールはこのような、ある種の「生き方、考え方の指針」の発言だけではなく、将来や未来についての「予言」もしています。それは以下のような内容です。

・いまは自分と異なる周波数の世界も経験できている。
・しかし、2012年から始まる分化が始まり、それは2015年からさらに加速する
・すると、自分の周波数以外の世界を経験することは、難しくなっていく
・2033年から2050年には、自分が選択した周波数以外の世界のことはほとんど聞こえなくなる
・2100年には、自分が選択した周波数以外の世界は体験できなくなる
・これはその体験が、ポジティブでもネガティブでも関係ない

ということで、正直かなり難解です。そもそも「周波数」とは何を指しているのか、ということですが、同じく「周波数」という言葉をどのようにバシャールが表現しているかということで、それに関するメッセージを抜粋してみます。

「自分は誰か」という存在の表現が「ワクワク」である。自分の存在の周波数を肉体的なレベルに翻訳するとワクワクという気持ちになる。

すべてのものがエネルギーであり、ある種の周波数で振動している。したがって自分の現実の中にひきつけることができるのは、自分と同じ周波数のものだけである。
これでもまだ難解ですが、何とか理解可能なように意訳してみると、周波数とは言ってみれば「自分の価値観とそのフィルターを通したものの見方」と言えそうです。
仮にそうだとして、先の予言をもう1度振り返ると、バシャールが言っているのは「今は自分の価値観以外のことについても受けいれられているが、2012年以降それができなくなり、2100年にはそれを全く受け入れられない人間と、その人間が作った世界になる」ということに読み替えられます。
ここで現実に目をやると、アメリカ国民が選択した「アメリカ第1主義」と言い、イギリス国民が選択した「EU離脱」と言い、明らかに「全体の=他国の価値観を受け入れない」国が増えてきています。それは「他の価値観を受け入れないテロの頻発」にも現れています。
また個人レベルに目を向けても、本来は障害であり、病気に分類されるはずの「コミュニケーション障害」というものが、普通の健康な人間が少しコミュニケーションが苦手なだけで「コミュ障」と称され、そして本人もそれを違和感なく受け入れて自己紹介に使ったりしている、という状況は、自分の価値観しか受けられない性格や態度が社会的に認知され、肯定され始めている、ということだとも言えます。
バシャールの予言はそのように考えてくると、どんどん世界も、社会も、そして個人も「閉じていっている」ということへの警鐘なのかもしれません。そしてそれを今のうちに何とかしなければならない、と警告しているのかもしれません。


4 バシャールをこんな風に受け止めて生活してみたら?

このようなバシャールのメッセージですが、こういう一連の言葉を、特にUFOも信じない人たちはどのように受け止めたらいいのでしょうか。
ダリルが単なる詐欺師か妄想家だと捨ててしまうには、あまりに発言内容が的確です。とは言え、オリオン座の近くのエササニ星という設定には、正直戸惑う人も多いでしょう。
そんな人は、バシャールの言葉を以下のように受け止めてみたらいかがでしょうか。

4-1 宇宙人ではなく、地球のどこかの哲学者が話していると思って聞いてみる
バシャールの発言がエササニ星人の発言ではなく、生きていても、亡くなっていてもかまいませんが、どこかの国の哲学者の発言だととらえることです。
それくらい、バシャールのメッセージは今の人間に対して、有益な方向性を示してくれていると思われます。
そうとらえることで、自分の人生が豊かになったり、考え方がポジティブになったり、生きやすくなったとしたら、それはそれで十分に価値のあることではないでしょうか。

4-2 どれか心に留まる言葉を1つ選んでそれに従って暮らしてみる
それが受け入れられたら、次にバシャールのメッセージの中から自分の気持ちにフィットする言葉を1つ探してみましょう。
その言葉を自分の心の中で反芻することで、生きる希望が湧いたり、折れかけてた心が復活したり、現実の困難に立ち向かえたりすれば、それは十分にバシャールのメッセージを体現していることですし、そうなれば、それが宇宙人の発言だろうと、日本のお坊さんの発言だろうと、あまりそこには意味はなくなります。
要は、このメッセージを読んで、自分が生きやすくなるかどうか、ということです。












「バシャールとは、②」

2019-03-05 07:03:21 | 日本

2 なぜバシャールの発言に人々は耳を傾けるの?バシャールの発言集

さて、このようなチャネリングの方法によって、ダリルがバシャールから受け取っているメッセージですが、これは一部の人たちから広まり始め、今はかなり広範な人たちから支持をされています。
それは、たとえが適切かどうかは微妙ですが、イエスキリストやモーゼのような神の言葉を代弁する預言者の言葉に対するかのような趣きになっています。
このような、ある意味現代の常識の範疇外であるバシャールという存在とその発言に、なぜそこまで人は注目するのか、という点について考えていきます。
それに際し、まずはバシャールがチャネリングによってどのようなマッセージを発信しているのかを見ていきましょう。発言しているボリュームはかなり多いのですが、そのうち主なものを以下に抜粋しました。


2-1 「情熱に従って生きなさい」
バシャールが発信するメッセージに一貫して流れている思想は「情熱に従って生きる」ことの重要さです。この「情熱」は、ダリルのチャネリングの言葉の中では、英語でexcitement、joy、love、passionなどの言葉になっていますが、日本のバシャールの信奉者の間では「ワクワク」と訳されています。
つまり「自分がワクワクすることを判断や選択の基本軸において生きていきなさい」ということです。
ただ、その自分がワクワクすることを中心にそれだけに取り組んでいると、何か自分勝手な行動をしているように思えますが、バシャールはその「ワクワクすることに取り組むことが、自然に全体の幸福や繁栄に貢献する」としています。


2-2 「身の回りに起こることが自分の意思に反していても、それを自分の行動を中断させたり、妨害するものだとみなさないこと」
これには2つの解釈があります。1つは、自分の意思に反した困難があってもそれを困難と考えずに受け止めていったほうが結果的に乗り越えられる、という解釈です。
もう1つは、自分の意思に反して中断させるようなことが起こるということは、そもそもその意思が本当に自分が好きなこと、つまりワクワクすること、ではないということに気づきなさいという解釈です。
前者の解釈は比較的ほかでも聞いたことがあるような指針ですが、後者に関しては非常に斬新な考え方だと言ってよいでしょう。


2-3 「他人にも自分にも厳しくしすぎてはいけません」
これは表面だけ読むと、他人にも自分にも多少甘くしてもいい、という発言のように見えますが、本当の意味するところはもう少し違うようです。
まず「他人に厳しい」ということはどういうことかというと、他人を自分の価値観に押し込もうとしていることです。
ですので逆にそれを受け止め「他人を変えるよりは、自分を変えることの方がストレスがなく、答えに近づける」という示唆です。
そして「自分に厳しい」というのことは、とは言えそのように自分を変えることがなかなか難しくでも、それによって自分を非難するべきではない、ということを述べています。
その裏側には、自分をいたずらに低い存在だと思わず、存在価値があると信じることの推奨です。そのように自分の根本には価値があるということを前提にしながら、自分を変えなさい、ということを言っているわけです。


2-4 「あらゆるこちには必ず意味があることを理解しなさい」
これはわかりやすいかもしれません。目の前で起こっていることが自分にとって良いことでも悪いことでも、それは何らかのプロセスの中で自分に対して必ずプラスになると肯定的にとらえなさい、ということです。


2-5 「人生の目的という言葉で自分を縛ってはいけません」
人は、目的があることを尊いと思うように子供のころからしつけられ、教育されてきています。そのために、その目的が達成できない場合、自分の否定に走ってしまいがちです。
しかしバシャールがいうところによれば、「人生の本当の目的は自分自身でいること」です。そのように考えて、1歩引いて物事を見ると、返ってその目的を達成させるためのほかの方法が見つかる、ということも言っています。


2-6 「なりたい自分になれると思うように行動しなさい」
これも比較的わかりやすい話です。まず大切なのは、自分がどうなりたいのか、ということとそれを達成するには何をしなければならないのか、ということをしっかり考えてみる、ということです。
そして十分に考えたら、その通りに行動すれば、自ずからなりたい自分になれる、ということです。
ここで大切なのは、「なりたい自分」の姿に対して「それは無理」などのように、自分であらかじめ限界を決めてしまわないことです。


2-7 「拒否してきたものごとを、まず受け入れてみなさい」
人はなぜ恐れを抱くかというと、自分が拒否しているものが自分に襲い掛かることを想像しているので、その実現を恐れているからです。たとえば、別離、死、失敗などです。
それを、そういうことも悪くはない、あるいは自分の価値はそれでは揺らがない、と考えて受け入れることをバシャールは推奨しています。
そして受け入れた途端、その恐れは消滅し、同時に拒否するという心の動きもなくなると言います。


2-8 「豊かさとはする必要があるとき、する必要のあることをできる能力」
豊かさというと人が1番に考えるのはお金でしょう。しかし、たとえば1000万円手元にあっても、やりたいことにかかるお金が2000万だったら、その人は自分を豊かだとは思わず、「お金がない」と思います。
逆に言えば「今したいことができればそれは豊かなこと」だと思えば、「ご飯が食べたい時に食べられ」「寝たい時に寝られ」「家族といたいときにいられる」だけでそれは豊かな人生だと考えられるわけです。
かえって「お金をどれだけ持っている」というように、金銭のことを中心に考えると、それが自分の豊かさの下限値になって、自分を豊かだとおもえなくなるということも指しています。


2-8 「奇跡とは、それに気づけるか気づけないかの違いだけで、実は周りにあふれています」
よく考えれば、今自分が生きているということ自体奇跡です。なぜなら、何万個もの精子の中のたった1個が母体の卵子で受精して生まれたということ自体が奇跡ですし、そしてその後実はたくさんあったかもしれない危機を未然に防いで今まで生きてきた、ということも奇跡です。
結婚しているのであれば世界中の30億人の男性と、30億人の女性の中から、たった1人に出会えて結婚したということも奇跡です。
それを奇跡だと思わなければ当たり前の日常ですが、そういう「確率論」に気づけば、自分の生きていることだけではなく、周囲の自然にも事象にも奇跡はあふれていることがわかります。
2-9 「最高の幸せとは全体のために尽くしている時に感じます」

ラグビーの合言葉は「all for one,one for all」ですが、バシャールはおそらくそれと同じことを言っています。
全体のために尽くしていると思っても、全体のために尽くせる環境に自分を置いてくれているのは、その全体なのだ、ということです。
つまり、全体のために、と思ってすべての人が尽くせば、それは結局自分に返ってくる、というわけです。
いかがですか。これらの言葉だけを読んでいると、それがオリオン座の近くにいる宇宙人の言葉だとはとても思えないではないでしょうか。
それくらい、今の日本人の、あるいは今の世界の状況に合致した内容で、示唆のある言葉を伝えてくるので、バシャールの発言は支持されているのでしょう。












「バシャールとは、①」

2019-03-04 06:58:54 | 日本

バシャールについて学ぶ。



1980年代にダリル=アンカというアメリカ人が、交信できるようになった宇宙人ということです。
ここまでならただのUFOと似た、ちょっと眉唾気味の話ですが、そのバシャールの交信によって発せれる言葉が、非常に「深い」のです。
まるで今の日本、今の世界を見ているかのように、悩める心にフィットして、それによって今、ある種のブームになっているのです。
ここでは、そのバシャールがいったい何者で、どのような発言をしているのか、そしてスピリチュアルに敏感ではない人でも、その言葉とどう付き合ったら、自分にとってプラスになるのか、といったことについてご紹介します。


1バシャールはオリオン座近くにいる宇宙人?

1-1 バシャールは惑星「エササニ」に住んでいる

バシャールについて書かれた資料、および交信内容によってわかるのは、バシャールは宇宙のオリオン座近くの惑星であるエササニという星に住んでいる宇宙人ですが、誰か特定の個人ではなく複数のエササニ星人の意識が合わさったような存在ということです。
さらに、ある意味「生身の宇宙人」ではないので、エササニを実際に目で見ることはできません。そういうことなので、エササニ星人は、地球人のように個人個人の名前を持たず、言葉ではなくテレパシーで会話をし、意思やメッセージを交換しています。
バシャールという名前も本名ではありません。後で説明しますが、バシャールと交信できるダリルという人物がアラブ系の人であることを踏まえて、アラビア語で指揮官、存在、メッセンジャーといった意味を持つバシャールという言葉を自ら名乗りました。
これがバシャールという存在のざっくりとした概要です。

1-2 どうやってオリオン座の近くにいるバシャールの発言が聞けるの?

テレパシーでメッセージを送りあうバシャールの発言は、一般の地球人には伝わらず、チャネラーという、ある意味通訳のような媒介者、ダリル=アンカを通じて我々は聞くことができています。
ダリルは元々宗教者でも精神世界の人でもなく、特殊効果デザイナーとしてハリウッドでヴィジュアルエフェクトの仕事をしていた、どちらかというと機械系のエンジニアです。
今まで携わった作品は「スタートレック」「アイ、ロボット」「パイレーツオブカリビアン」「ダイハード4.0」「アイアンマン」など多数あり、どれもヒット作ですので、ハリウッドでは能力を認められた一流の技術者であり、ビジネスマンと言えます。
そのダリルがなぜバシャールのチャネラーになったのかというと、ある時UFOを目撃したことがきっかけとなって、チャネリングができるようになったとのことです。
そしてバシャールとの交信記録を本にまとめて出版し、それによって人々はバシャールの発言を知ることができいてるのです。

1-3 ダリル=アンカのするチャネリングとは?

ここで、ダリルのしているチャネリングについて補足的に説明しておきます。チャネリングとは、高いレベルの霊的存在や、神、宇宙人、死者などの現実に会うことはできませんが、どこかに存在している常識を超えた人物、生物、意思と、テレパシーのようなもので交信することを言います。
それは、通常人間が会話するような、意識がはっきりしている状態でのコミュニケーションではなく、ある意味日常の精神状態から離れてしまっている状態でメッセージを受け取るということです。これができる人物を、チャネラーといいます。
このチャネリングは1980年代にいわゆる「ニューエイジ」と言われた文化風潮の中で注目されたものです。特に、たいていの人間より知恵や洞察力において勝っている「意思」のメッセージを受け取れるので、それによって学びと導きが得られるとして重視されました。
チャネリングの方法は、その「意思」がチャネラーに乗り移って、その口を借りて話す場合、チャネラーの手を自動で動かして言葉を書く場合などがあります。その際にチャネラーは必ずしも意識を失ってはおらず、意識がはっきりしている中でそれを行うこともあります。












「2019年度防衛費 重要施策を見る(4)空自」

2019-03-03 08:47:29 | 日本

宇宙・サイバーなど強化・ F35Aを増強、F15は改修
 
「宇宙・サイバー・電磁波といった新領域の能力獲得や、太平洋側を含む防空能力の向上などが航空自衛隊に期待されている」。丸茂空幕長は1月18日の記者会見で、昨年末に策定された新「防衛大綱」「中期防」の初年度を迎えるに当たり、こう語った。
 
空自の19年度予算案(1兆1012億円)は新大綱に掲げられた「多次元統合防衛力の構築」を色濃く反映し、新領域の宇宙関連では、防衛省が運用する通信衛星などに脅威となる宇宙ごみ(スペースデブリ)や接近してくる外国の不審な衛星などを監視する「宇宙状況監視(SSA)システム」に260億円を計上、監視用レーダーと運用システムの整備に着手する。

また、通信妨害をはじめ、キラー衛星、対衛星攻撃ミサイル、高出力レーザーの照射などに対処するため、宇宙空間でのC4ISR(指揮・統制・通信・コンピューター・情報・監視・偵察)機能強化に向け、調査研究などに20億円を計上、「電磁波監視態勢」や「人工衛星の脆弱性とその対策」に関する調査研究を開始する。
 
サイバー分野では、「航空作戦システムのサイバーセキュリティー対策の強化」に4.4億円を投入し、作戦システムへのサイバー攻撃に対処可能なセキュリティー監視装置を整備。
 
電磁波の領域では、F15戦闘機の電子戦能力を向上させるため、機体を改修し、能力向上型の電子戦装置を搭載する。空自の防空を担う自動警戒管制システム(JADGE)も電子戦情報の共有・処理能力を向上させるため、29億円を投入。また、太平洋側の監視体制を強化するため、小笠原諸島・硫黄島の空自基地のレーダーをJADGEに連接させる。
 
航空機の能力強化では、高い電子戦能力を持つF35Aステルス戦闘機を6機取得(681億円)。F15は2機を改修(108億円)し、スタンド・オフ・ミサイル(JASSMなど)を搭載できるようにする。
 
太平洋側の広大な空域を含む我が国周辺空域の警戒監視能力の強化では、E2D早期警戒機を9機一括調達(1940億円)するほか、常続的監視態勢の強化のため、滞空型無人機「グローバルホーク」1機の機体組み立て経費71億円を計上した。
 
継戦能力の向上では、F35Aに(将来的にはF15にも)搭載可能な中距離空対空ミサイル「AIM120」などを取得。基地の抗堪性強化では、宮崎県の新田原基地などに航空機を分散して配置できる「分散パッド」の整備に着手(2千万)するほか、滑走路の迅速な復旧を可能にする施設器材の取得に9億円を計上した。
 
航空部隊の改編では、今年3月に青森県の三沢基地に「F35A飛行隊」が正式発足することから、F2部隊の3飛行隊を三沢から茨城県の百里基地へ移駐させる。警戒航空隊(司令部・浜松)は30人増員して約860人体制の「警戒航空団(仮称)」に格上げし、司令は空将補とする。







「2019年度防衛費 重要施策を見る(3)海自」

2019-03-02 09:47:10 | 日本

「いずも」型改修へ調査費・ 潜水艦にも女性用区画を整備
 
村川海幕長は1月15日の定例会見で、今年の海上自衛隊の抱負として「『人的基盤』『作戦基盤』『装備技術基盤』の三つの基盤強化を加速していく」と語った。
 
2019年度予算案では、新「防衛大綱」「中期防」の方針を受けて、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機の運用を可能にする「いずも」型ヘリ搭載護衛艦の改修調査のほか、潜水艦への女性用区画整備などが盛り込まれ、女性隊員の活用なども目指した各種基盤の強化が進められる。
 
海自は19年度予算案で1兆2247億円を要求。事実上の米国製F35B戦闘機の発着艦を可能にする「いずも」型護衛艦の改修に向けた調査研究では7000万円を計上し、STOVL機の発着艦時の熱や轟音が艦内の機器や人体に与える影響を詳しく調査する。
 
女性活躍推進施策では、これまでの水上艦に続いて初めて潜水艦の女性用区画の整備にも着手する。最初の潜水艦は「おやしお」型を予定し、改装費用として1300万円を盛り込んだ。19年度はミサイル護衛艦「はたかぜ」の女性用区画も同様に整備する。
 
一方、第一線の水上部隊を支える支援船として「油槽船」(仮称・4900トン型)も2隻整備(計57億円)。同船は南西地域に展開し、同地域で活動する海自艦艇への燃油補給が任務となる。そのほか硫黄島の燃料タンクへの補給活動などにも活用される。22年度の就役予定。
 
弾道ミサイル防衛(BMD)関連では、「あたご」型イージス艦2隻に日米共同で開発された最新型のSM3ブロック2A迎撃ミサイルを発射可能にするための改修を実施(75億円)。
 
また、同ミサイルなどを取得するための費用として717億円が盛り込まれた。
 
継続事業では、護衛艦部隊の「54隻体制」への増勢に向けて、従来の半分の100人規模で運用できる「平成30年度型護衛艦」(3900トン)の3、4番艦2隻を建造(951億円)。同艦は対機雷戦能力も持つなど、多様な任務に対応できる。
 
潜水艦部隊も「22隻体制」に向け、探知能力などが向上した「平成29年度型潜水艦」(3000トン)の3番艦を建造(698億円)するほか、「おやしお」型潜水艦に艦齢延伸措置を実施する(艦齢延伸工事4隻、部品調達3隻・63億円)。
 
地上施設では、横須賀の船越地区に「海上作戦センター」を整備(36億円)。19年度に完成予定で、自衛艦隊司令部や隷下部隊司令部などが入る。有事や大災害時に陸・空自をはじめ、米軍、関係省庁と緊密に連携し、作戦が行えるようになる。
 
「全隊員が一丸となって果敢に挑戦していく」と年頭のあいさつで語った村川海幕長の指揮の下で、海自は2019年度、これまでにない新しい事業にも挑戦していく。