葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

環境によって従業員の「当たり前」は変わる

2013-01-22 19:05:16 | マネジメント
家にあるソファが傷んできたため、年末年始にかけて家具屋さんを廻っています。
妻がこだわりを持っているため、イメージとぴったりあうソファを見つけるために
様々なお店に足を運んでいるのですが、そのおかげで見えてくるものもあります。

最初に足を運んだのは、超大型店舗。
単価も高めです。

20代前半の担当者に足を運んでもらい様々な商品を案内してもらいました。
下は20万円程度から上は100万円を超えるものまで。

いろんなものを一度に見ると、やはり100万円を超えるものはよく見えますね。
即決できる金額ではありませんが。


続いて訪れたのがショッピングセンター内にある家具屋さん。
店舗も小さめなので商品点数もそんなに多くはなく、単価も最初の店よりは低い
お店です。

その時に案内してくれたのは、50歳くらいのベテラン店員さん。
知識も流石で、魅力もきっちりと伝わりました。

その中で印象的だった言葉があります。

「ちょっとお値段は張りますが・・・」

という枕詞が入るのです。
そのソファは約40万円の商品。

確かに値段が張ります。
その時に気づいたことがあります。

最初のお店では、もっと高額商品を紹介してもらったのに、こういった言葉は
なかったなと。

むしろ当たり前のようにおすすめしていたことに気づきます。


社歴も間違いなく2店舗目の店員さんの方が長いですし、知識も豊富です。
ですが若い従業員さんの方が、自信を持って高額商品をすすめる。


環境というものの大きさを感じました。


高額商品に囲まれた中で、おそらくそういう商品を普通に購入するお客様も
よく来るのが1店舗目なのでしょう。

高額商品を提案すること自体が、「普通」のことなのです。


要するにこの「普通」のレベルが、その会社の客層を表し、従業員のレベルも
決めるのだろうと思いました。



私のご支援先では、普段の仕事を行いながら、信じられないほどのポスティングを
する会社があります。

本当にいつするのだろうと感心しますが、おそらくこれが「普通」なので、従業員
さんからすれば、なんてことはないのだろうと思いました。



これだけでポスティングができる会社とそうでない会社には差が出来てしまいます。



高いレベルの「普通」を作るには、それまで根気よくトップが続けることができるかが
大きな差になります。

この状態まで作ることができれば楽になりますが、
この状態を作ることを諦めると後が大変になります。


最初の段階で、どこまでやりきれるかが勝負ですね。


本日もありがとうございました。



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