葬祭業コンサルティング日記

船井総合研究所において、葬祭業を専門にコンサルティングを行っている前田亮の気付きやマーケティングに関することを発信

「開業10年だからみんな知っている」はウソ。

2009-01-13 15:01:36 | マーケティング
初めてお会いする方とよくこのような話をすることがあります。

お客様:「最近、件数が減ってきたんですよ。」
私  :「認知度はしっかりありますか?ちょっと外が目立たないですから、
     何をやっている場所なのかわからないんじゃないですか?」
お客様:「そんなことはありません。もうこの場所で葬儀をやって10年に
     なりますから、みんな知っていると思います。原因は違うところに・・・」

こういった話をすると私はいつもお伝えすることがあります。

「長くやっている」=「皆知っている」ではありません。

先日、実家に帰った際につくづくそれを感じました。
実家に帰った際に、母校のサッカー部の初蹴りに参加するために、車を30~40分飛ばしていたときのことです。

びっくりすることに、その通りには、大手の互助会や葬儀社がわんさかとあるのです。看板も驚くほど目立ちました。

この葬儀社は、この数年で出来たものではありません。
実は私が学生時代の頃、数年前からあったものです。

しかし、その当時は気が付かなかったのです。

要は、「興味」がなかったから目に入らなかったのです。
今でこそ、葬祭業のコンサルティングをしているので、すぐに葬儀社の看板には反応します。ただ、その頃は反応しなかった。

だから思うのです。

かなりインパクトのある訴求をしていても、伝わっていない人がいる。
では、訴求をしていなければ、さらに伝わらない人が多いのではないでしょうか。

長い時間、その場所にいたとしても、接点を持ったことがない人は間違いなく葬儀社であるとわからないでしょう。

建物を資産として活かすためには、小学生にでもわかるくらい、わかりやすい訴求をして始めて、効果があるのだと思います。



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