スヌスムムリクの生々流転日記

過ぎ行く日々の風景(2012.5.4~)ご訪問ありがとうございます。

淵の宮氷川神社「浅間社」

2013-09-28 22:30:00 | 富士塚

富士塚No.50

花又富士から毛長川沿いに歩き淵の宮氷川神社へやってきました。登り旗が高々と建てられており、明日がお祭りのようでした。

所在地:足立区東伊興2-12 -7

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概要

当社は足立区内最古の氷川社で、往古、淵江領の総鎮守であった。江戸期に村々の開発がすすむと共に、各地にも鎮守が祀られ、この社は伊興、竹塚、保木間三村の鎮守となり、明治5年からは伊興村の村社となった。 奥東京湾の海中にあった足立区が、陸地化 していく過程で、この附近が最も早く陸地 となり、大宮台地あたりからの移住者が、 武蔵国一の宮である大宮の氷川神社から分霊を勧請したものと考えられている。当時はまだこの周辺は淵が入りくんでいたとこ ろから「淵の宮」と呼ばれ、また区内一帯 の呼称として、淵江郷、淵江領が生じたも のであろう。 付近一帯は、古代遺跡で、弥生式土器、土師器、須恵器、また鏡・勾玉・管玉・臼玉 などの祭祀遺物や漁具として土錘、さらに 住居趾、井戸跡など生活遺構がたくさん出 土しており、伊興遺跡といわれる埋蔵文化 財包蔵地を形成している。 昭和57年12月足立区登録記念物(史跡)と した。(足立区教育委員会掲示より)

淵の宮氷川神社鳥居

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淵の宮氷川神社拝殿

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今日はお祭りのためか中が公開されていました。能面や富士山の絵などが飾られていました。

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境内社  左に三峰社、右に熱田社

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浅淵の宮氷川神社間社

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教育委員会の掲示板のとおり神社の斜め前に「伊興遺跡」がありました。

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左奥に竪穴式住居のレプリカ、右側の膨らみは方刑周溝墓

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入館無料とありましたが次の富士塚が待っているので少し名残惜しくも資料館の中は見学しませんでした。


花畑浅間神社「花又富士」

2013-09-28 22:15:00 | 富士塚

富士塚No.49

瀬崎浅間神社を出て南下して歩くと足立区へ入りました。

まず、目指したのがこの「花又富士」です。毛長川沿いに歩くと花畑団地が見えてきてその間に毛長公園があります。毛が長くなるとはなんともよい名です(笑)。

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おっ、この工場はあのひよこのお菓子を作っている工場でしょうか?こんなとこにあったんだ・・・。毛長公園を歩いているとこんな石山が。一番低いのが東京都で一番高い雲取山、真ん中が日本一高い富士山、そして一番高いのが世界一のエベレストと高さをわかりやすい大きさに縮小したもののようです。

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公園を抜け、やっと花畑浅間神社に辿り着きました。団地の片隅にありました。

花畑浅間神社第六天社

花畑浅間神社鳥居

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概要

「富士塚とは、富士山 を信仰する人々の集団 である富士講によって 築造された塚である。 富士山の溶岩石を使用 して小山を築き、頂上 には浅間神社の祠を祀 り、烏帽子岩、小御岳 社をはじめ、実物の富 士山と同様に各名所を 配すのが一般的であ り、登山して参拝でき るようになっている。 富士信仰は、文化・文 政年間(1804~1829) に江戸を中心として爆 発的に広まり多くの講 中が結ばれ、講の発達 に伴い富士塚の築造も 盛んに行われるように なった。 この富士塚は、千住神 社、保木間氷川神社の 富士塚と同じく伊藤参 行を講祖とする丸参講 による築造である。築造年代は明らかではないが、石鳥居の年代や伝承より明治初年と考えられてい る。また、花畑大鷲神社には、この講中により明治5年の記年のある富士登 山絵馬が奉納されている。 花畑浅間神社は社殿を持たず、富士塚の頂上に祀る浅間社をそのまま社名と し「野浅間」といわれている。 神社の北側を流れる毛長川流域には、多くの古墳や遺跡の存在が確認されて おり、この神社もその形態から古墳を利用したものと考えられており興味深 い。 昭和59年9月11日、足立区有形民俗文化財に登録されている。」とあり、古墳を流用して築造された富士塚である可能性に言及している。 (足立区教育委員会掲示板)

花又富士と山頂の祠

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大きな石灯籠が2つあります

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反時計周りに周りを歩いてみました。

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裏側から。古墳を利用している可能性があるとは掲示板の説明のとおり興味深いです。

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裏側には2つ石段が降りてきています。しかし草がよく生い茂っていました。

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それでは気をつけて登ってみましょう。

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高さは5mくらいですかね~。

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花畑団地がよく見えます。

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二つ目制覇です。次の目的地へ向かうことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


瀬崎浅間神社「瀬崎富士」

2013-09-28 22:00:00 | 富士塚

富士塚.No48

気持ちの良い秋晴れの一日でしたね。

今日は足立区の富士塚を回ってみようと出かけてみました。

最初は東武伊勢崎線竹ノ塚で下車しようと思っていたのですが地図を眺めたいたら谷塚駅に下車することに変更しました。すると信号の下に浅間神社の文字が見えました。偶然にも予定にはない浅間神社に辿り着きました。しかも結構な規模。とてもラッキーでした。

所在地: 埼玉県草加市瀬崎町500

初めて東京以外の富士塚をとりあげます。

概要

この富士浅間神社は、木花開耶姫命を祭る。神 社創建年次は明らかではないが、「新編武 蔵風土記稿」によると、「浅間社、村の産 神とす。善福寺持」とある。別当の善福寺は、寺伝によると、「寛永四年(一六二 七)の開基にして、この浅間神社は、他の 場所に祭られていたのを、明暦年間(一六 五五~一六五七)に、現在地に移建した」 と伝えられている。 現本殿は、天保十三年(一八四二)に再建 されたことが本殿内にある御宝珠銘からわ かる。 富士山は古くから霊山として山岳信仰の対 象となり、中世になると、富士行人と呼ば れる本山派修験の人たちが中心となり、一 般民衆を引率して富士登山を行った。江戸 時代になると、富士講の開祖と崇められ た、角行東覚が出るに及んで、各地域に講 が組織され、先達を中心とした講中が一団 となって登山するようになっていった。 本殿の建物は、間口二・三二メートル、奥 行三・六〇メートルの流造の一間社で、前 面に軒唐破風、千鳥破風を配し、随所に彫 刻を配し、贅を尽くしたものである。これ は当時この地方に繁栄した、和晒・形付・ 紺屋等のゆかた染関連の業者と地元が協力 し、この地の富士講が面目にかけて造営し たものと思われる。 この本殿が造営された天保(一八三〇~一 八四三)ごろは、構造材に波紋などを彫刻 するだけでなく、その間に花鳥風月や日本 の神話、中国の故事等を題材とした写実的 な彫刻物で装飾することが盛んに行われ た。内部は簡素であるが、外観を中心にし た、いわゆる見せる社殿としての傾向が強 くなった。この建物もその例外ではない。 現在では、このような豊富な彫刻を配した 神社建造物は少なく、特にこの地域での社 寺建築の装飾を研究する上からも重要なも のである。(草加市教育委員会掲示より)

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瀬崎浅間神社鳥居

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瀬崎浅間神社狛犬

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鳥居左側に石碑と2基の石灯籠

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拝殿と神楽殿

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鳥居右側に椚稲荷大明神

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拝殿と御社殿 北側より撮影

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裏は広場になっており浅間庭園なるお庭がありました。

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力石が5個ありました。これは私には持ち上げられそうもありません。

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神輿蔵

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富士塚は一番奥にフェンスに囲まれてありました。

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登らないように立札があります。子供がフェンスを越えて入っちゃうのですかね?

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時計回りに撮影。曼珠沙華と富士塚

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真後ろから撮影。

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お山開きとかあるのでしょうか?

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高さはそこそこあります。

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山頂の祠

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さて、東京へ向かうとするか・・・いい運動になりそうです。