やっと連続七巻を読破しました
みおつくし料理帖シリーズです
作者は高田 郁という関西の女性です
舞台は江戸神田近辺で料理屋「つる屋」の料理人の澪(みお)のつくる料理とその周りでの出来事
最初はただの新作料理の紹介かと思っていたが、だんだんと人間関係がどろどろしてくる
第六巻や第七巻では、澪の心の内面にまで気持ちが入り込み、失恋経験だけではなく、周りのひとたちに
助けられながら成長していく姿がみられる
中でも豪快だったのは吉原からの助っ人料理人の又次の料理にかける情熱、炎上する吉原の
遊廓の中から野江を担いで救い出したあと亡くなったあの姿には頭が下がった
周りのひとたちに助けられながら成長していく澪の姿を待たずにはいられない
年2冊のペースでしか出さない高田さんは、今回半年お休みをした
心に温めて来た作品を出すため
その作品がおそらく今回の「あい 永遠に在り」(角川)だと思う
73歳にして北海道開拓を志した男とその妻
こちらも期待できそうな作品だ