ニュース雑記帳

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県知事さんたち、続々逮捕・失脚

2006-12-09 15:44:18 | Weblog
あらあら・・・ふうむ・・・はぁ~・・・

前に、公共工事を受注している設計事務所に勤めている知人に、こんな話を聞きました、「国の仕事の方が、まだマシだ」って。つまり、国の仕事の方が、まだ公正な競争が出来るけど、地方の仕事になると、天下った人を受け入れた会社や、談合によって決まった会社しか、なかなか仕事が取れないって。談合を拒否したら、爪弾きにあって、その地方での仕事もし難くなるって。まっ、なんとなく、分かるような気はしますよね。つまり、当然のことながら、良くも悪くも地方自治は地元密着だってことですよね。

我々も、地方自治には、国政に対するより、人の温もりを求めたい気持ちはありますよね。けれど、だからといって、一部の人たちだけが美味しい思いをすることになっちゃ、それは困りますよね。

ちょっとニュワンスが違う出来事ですが、石原東京都知事が、画家の息子さんを都の文化事業に関わらせて、それで非難をうけてますよね。その際の都知事の反論は、個人的に理解できないことはないです、わたしは。そこに役に立つ奴がいるのだから、そいつを使う・・・そして、相応以下の支払いで済ませる・・・その何が悪いんだと・・・その考えは、ある意味合理的かもしれないでしょ。けど・・・やっぱり、ここは堅苦しくしなきゃならないところなんじゃないかと思います。要するに「李下に冠を正さず」ってことですよね。彼のポジションを考えれば、疑われるようなことはしちゃいかんのですよね、残念な考え方だけど。

ものすごく理想論に聞こえるかもしれないけど・・・政治家って、自分の為に成っちゃいけない職業なんですよ。金銭的には勿論ですけど、権力とか名誉とか、そういうものが欲しいから成っちゃいけない職業なんですよ。だから、「先生」と呼ばれて、ぺこぺこされることが嬉しい人は、絶対に成っちゃいけないんですよ。

もちろん、優しいだけじゃ務まらない仕事ですから、厳しい部分や非情な部分は必要ですが・・・それも、自分の為に厳しさや非情であってはならないんですよ。義に殉じるような気持ちのない人は、政治家の資格はないんですよ。

けど・・・現実には、自分の欲の為に政治家をゆってる人が、とっても多いですよね。わたしは、国政に絡んだ知り合いは居ませんが、地方の政治家さんに関しては、実感としてそう思うことが多いです。

あまり、「こうあるべき」なんてことばかりを言いたくないんですよ。それより大切なのは「だから、どうするんだ」ってことですからね。でも、詮無い事とは思いつつ、これは言わずにいられないんですよね。政治家になる人も、政治家を選ぶ人も、損得勘定は駄目。ほんとに、駄目なんですってば!!