ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

日本から、無理心中を無くする方法はないものか・・・

2006-10-17 22:11:33 | Weblog
16日、東京都練馬区で、無理心中らしき事件がありましたね・・・・

26歳のお母さんが、5歳の長男と、11カ月の長女を道連れに亡くなった。部屋には、そのお母さんの「疲れた。ごめんなさい」と書かれた遺書が見つかったとか。ダンナさんの話では、どうも、育児疲れだったみたい・・・。

となると、大人が社会的な問題を抱えて、子どもを道連れの心中というよりは、病気による殺人及び自殺ということかもしれない。特に、彼女からすると、自らを苦しめているものが子どもたちだったわけだから・・・

けど、いわゆる一家無理心中・・・つまり、親たちが、自分たちの事情で死のうとするときに、子どもを残すのが不憫だからと、道連れにするのは、日本に独特な現象だといいますよね。少なくても、欧米では、あまりないことだって。それが、データとして正しいのかどうかわからないけど・・・たしかに、日本人の場合、親が経済的に追い詰められて、死のうとするような場合、子どもを道連れにすることが多い気はしますよね。

わたしも日本人ですが・・・たしかに、心情的には理解できますね。自分ですら生きられない過酷な状況の中に、子どもたちを残して行くなんて、そんな酷いことは出来ないって思うような気がします。けど・・・子どもを殺すってのも・・・う~ん・・・だから、結局は、どんなに辛くても、子どもたちが居る限り、生きなきゃ仕方ないって結論になりますね・・・平穏な時だからこそ言える事かもしれないですが。

けど・・・時々、聞くじゃないですか・・・子どもを連れて死のうと思って、海の傍、あるいは川の傍まできた時、子どもが「お母ちゃん、お腹すいた」とか「寒いよ、帰ろう」なんて言うのを聞いて、死ねなかったとかって。それが、すごく日本人的心情&行動のような気がします。

だから・・・本当に、子どもを道連れに死ぬところまで行く人たちは、今回の事件のお母さん同様・・・もう、心が壊れてしまったんだろうなと思いました。壊れてしまった心は、本人では、治せないですからね・・・

子どもという存在は、本当に、親にとって最後のツッカエ棒のような存在で・・・子どもがいなければ耐えられないことでも、子どもがいるから頑張れるし耐え切れるものなんですよね。でも、そんな子どもの存在が、親を、特に母親を追い詰めることがある。それは、本当に、病気だから・・・周りの人は、なんとか病院に連れて行って、プロの力を借りて、周りの人たち皆で、支えてあげべきなんですけど・・・女の人が、子どもを産むなんて当たり前のことで、育児なんで、誰でもしていることで・・・それを疲れただとか、しんどいだとか言っても、なかなか理解されない傾向があるのかな・・・

と、亡くなったお母さんに同情する点は、多々あるとは思うんだけど・・・それ以上に不憫なのは、やっぱり、幼くして命を奪われてしまった子どもたちですよね・・・