ニュース雑記帳

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生協の白石さんが、JTの「喫煙マナー向上キャンペーン」に関わるのは、国際条約違反?

2006-06-20 18:31:36 | Weblog
 学生の「ひとことカード」に、温かみと機知のあるコメントを返すことで有名になった東京農工大生協職員の白石さんが、日本たばこ産業の「喫煙マナー向上キャンペーン」に抜擢されたんですって。なんでも、たばこに関する質問に「生協の白石さん」がコメントしている形式で、首都圏や京阪神のJR、それから大手私鉄の中づり広告に載せるつもりだったそうです。

でも、それを、日本禁煙学会が、やめろと言ってきているんですって。「たばこの広告・販売促進行為の禁止を締約国に求める『たばこ規制枠組み条約』に違反する」からなんですって。

大学と大学生協さんは、JTのCMに協力することは「喫煙マナー向上ための啓発」になると解しているけど、日本禁煙学会は「JTのイメージアップを通じて販売を促進する営業活動に他ならない」と言っているみたいです。う~ん、よぉ、分からんわ(^^;。

何がよく分からないって、「どうして嫌煙が、世の中でこんなに大手を振っているのか」同時に「タバコの販売が禁止にならないのか」ってことです。何がなんでも白黒付けたがる方ではないつもりなのだけど、単純な私の頭では「横で他人が吸っても害のあるものなら、製造や販売や許可されているのが変。それが許される範囲のものならば、自分の嗜好に反していても、それを嗜む他者を侵害すべきではない」と思うのですけどね。

ちなみに、わたしはタバコが吸えません。けれど、周りの人が吸っていることに対しては、何も思いません。赤ちゃんや病人の傍では遠慮して欲しいとか、雑踏の中で火のついたタバコを手に持ったまま歩くなとは思いますが、そういった最低限のマナーさえ守ってもらえれば、個人の嗜好の問題だから、勝手にしてくださいと思います。

正直、体調の悪いときなどは、タバコの匂いが辛い場合はありますから、タバコの苦手な人の不快な気持ちは分かりますよ。でも、それを言うなら、酒を飲んだ人の体から匂う臭いだって、同じくらい辛くないですか?タバコを吸って暴れて人に迷惑をかける人は見たことがありませんが、酒に酔って迷惑な人は、大勢目にしますしね。なのに、何故、嫌煙だけは、みなさん、むちゃくちゃ強気で自分たちの主張を押してくるんでしょう。なんだか、それが、わたしには奇妙に感じられます。

体に良くない程度と、他人に迷惑な程度・・・冷静に判断して、タバコは、どんなものなんでしょう。本当に良くないものなら、本気での取り締まりを。そうでないなら、個人の嗜好への干渉は最小限に・・・と、わたしは思います。