天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

「不思議体験」への共感~NHKスペシャル「亡き人が現れた…」を観て

2013-08-24 22:51:14 | Weblog
昨夜、NHKスペシャル「亡き人が現れた…」を観
ました。(途中からだったので、全部ではありませ
んが……。)

内容は、東日本大震災で肉親を亡くした人々の
体験を追うドキュメンタリーでしたが、登場した数
人の体験の共通点は、「亡くなった肉親との再会」。

3歳の長男を亡くしたある女性は、夢の中でにこ
にこ笑っているその子の姿を見ます。

さらに、ある時、食事中に長男の気配を感じ、思
わず声に出して話しかけてみたら、まさにその瞬
間……

その子がよく遊んでいたアンパンマンのおもちゃ
のランプがつき、音が鳴ったのです。

まるで、その子が返事をしているかのように……。


別の男性の話です。

彼は津波で妻と、11ヶ月の長男、それに生後たっ
た7日の次男の三人を亡くしました。

その彼の目の前に、ある日突然、息子たち二人が
姿を現したのです。

夢の中ではなく、覚醒している状態でのことだった
そうです。

息子たちは、彼の知らない、不思議な女の子の両
側に手を引かれていて、二人とも、亡くなった時より
も成長して、大きくなっていたといいます。

(その時の息子たちの様子を、彼がいかにもうれし
そうに絵に描いて見せてくれたのですが、そのおか
げで話がいっそうリアルに感じられました。)


登場した人たちは、こうした自らの体験の神秘性に
とまどうよりも、懐かしい人に再び会えたことに喜び
を感じ、元気を取り戻すきっかけになっているようで
した。

それを観ている側の私も、思わずほっとするような、
気持ちが温かくなるような場面でした。

おそらく、多くの視聴者が、同じ思いを抱いたので
はないかと想像します。

それにも増して感銘を受けたのが、この番組の製
作者側の姿勢です。

語られる体験談の中には上に述べたように非日常
的な、神秘的な出来事が含まれていたわけですが
……

そのことに対し、いたずらに否定することも、かとい
って興味本位のセンセーショナルな態度を取ること
もなく、静かに、寄り添うように話を受け止めていた
のです。

もしこれが10年前なら、同じようなスタンスで番組を
作ることができていたでしょうか。

今の日本の社会なら、それができるのです。

できるようになったのです。

つまりは、私たちのうちのかなり多くの人が、自分の
目に見える世界の外側での体験に対し、たくましい
想像力と共感を持って接することができるような、意
識の変化を遂げたのです。

(このことについては、2013年1月7 日、2011年8月
20日付の記事でも同様の感想を書いています。)

これは本当に、ほんとうにすごいことだと思います。

この動きは、もう決して押しとどめられることはない
でしょう。

そしてこの開かれた意識が、すべての地球の住人
たちの意識を、変えていくでしょう。

水面に投げられた小さな小石がつくり出す波紋の
ように。

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