ブックレビュー:
『スイート・ポイズン 本当は恐ろしい人工甘味料
「アスパルテーム」の話』
(ジャネット・スター・ハル 著、吉田三知世訳
東洋経済新報社、2013年2月)
知りたくなかった。
でも、今知ってよかった。
本書通読後の、私の率直な感想です。
アスパルテームという人工甘味料については、名
前はずいぶん前から知っていました。
でも……ここまで健康被害を出しているとは、これ
まで全く知らなかったのです。
本書の著者、J. S. ハル氏は、この甘味料を大量
に摂取したことが原因と思われる、バセドウ病の
症状を経験しています。
その時かかった主治医からは、甲状腺を破壊しな
ければ命はないと宣告されながら、その処置を断
固拒否し、自らその症状の原因を追究した彼女は
……
まさにその原因が、自分が毎日飲んでいるダイエ
ット・ソーダに配合されているアスパルテームにあ
るに違いないとの結論に達します。
即座にアスパルテームの摂取を断った3ヶ月後、
彼女のバセドウ病の症状は消えたのでした。
アスパルテームは1965年に米国で発見され、その
後、FDA(食品医薬品局)によって食品添加物とし
ての使用が認可されたのですが……
著者によれば、FDAに報告された食品添加物に
対する拒絶反応の85%以上がアスパルテームに
関するものだといいます。(本書112頁。)
その具体的症状は多岐にわたっており、1991年
2月のFDAの報告書には、次のような症状が列
記されています。
頭痛 1483件(27.35%)
めまい、もしくは平衡感覚の異常 648件(11.95%)
気分の質もしくはレベルの変化 557件(10.27%)
嘔吐および吐き気 520件(9.59%)
腹痛および痙攣性腹痛 342 件(6.30%)
視覚の変化 312件(5.75%)
発作および痙攣 259件(4.77%)
下痢 241件(4.44%)
記憶喪失 206件(3.79%)
死亡 4件(0.07%)
(本書133~135頁の表より抜粋。)
上に挙げたのはほんの一部ですが、リストには全
部で92種類の症状が記載されています。
死亡例があるというのも見過ごせません。
実は、私もこの本を手に取って、ショックを受けた
一人です。
それは……
ここ4年ほど、アスパルテームが甘味料として使
われているガム(粒タイプ)を1日1パック、欠か
さずに噛んでいたからです
(ちなみに「特定保健用食品」、いわゆるトクホ
に指定されている製品なのですが。)
そのせいかどうか、証明はできませんが、ガム
を噛み始めてから、次のような体の異変を感じ
るようになっていたのです。
月経困難症
貧血
血糖値異常
皮膚のかゆみ
頭髪の変化(抜け毛の増加)
爪の変化(いわゆるスプーン爪)
これらはすべて、上記の報告書のリスト中に入っ
ているものです。
本書を手にしたことがきっかけで、アスパルテー
ム入りのガムをやめて、今日(2013.6.15)で45日
が経過したところですが、上記の症状のいくつか
は、改善されつつあるように感じられます。
もちろん、上記の通り、今の段階ではこれらの症
状がアスパルテームによって引き起されたものか、
確実なことはわかりませんが……
今後も体調の変化に注意し、記録していけば、そ
れは自ずとはっきりするのではないかと思います。
今、アスパルテームは、私たちの身近に流通して
いる数多くの製品に使われています。
先日、試しに、地元の駅前のコンビニに入ってざ
っと見てみたところ、その店に置いてあるガムの
全てに、アスパルテームという表示がありました。
ガムだけではありません。
ノンシュガー、ゼロカロリーの食品には、アスパ
ルテームが使われている可能性が、かなり高い
といえます。
ここまで、アスパルテームが健康に与えるリスク
について、ごくかいつまんで紹介してみましたが、
あなたはこうした情報を、すでにご存知でしたか?
それとも「初耳」でしたか?
いずれにしても、あなたにとって重要な情報であ
ることは間違いないはずです。
あなたは、それでもアスパルテームを摂りますか?
それとも、やめますか?
その決断にあたって、もっと詳しい情報が欲しい
と思われたなら、ぜひ本書を一読されることをお
薦めします。
<追記>
アスパルテーム摂取を断って一年経過した時点の
感想をアップしています。(2014年5月2日付)
よろしかったらご覧ください。
(PC版をご覧の方は、画面左側のカテゴリー欄の
「食べ物」から入っていただくと、二つ目にあります。)
『スイート・ポイズン 本当は恐ろしい人工甘味料
「アスパルテーム」の話』
(ジャネット・スター・ハル 著、吉田三知世訳
東洋経済新報社、2013年2月)
知りたくなかった。
でも、今知ってよかった。
本書通読後の、私の率直な感想です。
アスパルテームという人工甘味料については、名
前はずいぶん前から知っていました。
でも……ここまで健康被害を出しているとは、これ
まで全く知らなかったのです。
本書の著者、J. S. ハル氏は、この甘味料を大量
に摂取したことが原因と思われる、バセドウ病の
症状を経験しています。
その時かかった主治医からは、甲状腺を破壊しな
ければ命はないと宣告されながら、その処置を断
固拒否し、自らその症状の原因を追究した彼女は
……
まさにその原因が、自分が毎日飲んでいるダイエ
ット・ソーダに配合されているアスパルテームにあ
るに違いないとの結論に達します。
即座にアスパルテームの摂取を断った3ヶ月後、
彼女のバセドウ病の症状は消えたのでした。
アスパルテームは1965年に米国で発見され、その
後、FDA(食品医薬品局)によって食品添加物とし
ての使用が認可されたのですが……
著者によれば、FDAに報告された食品添加物に
対する拒絶反応の85%以上がアスパルテームに
関するものだといいます。(本書112頁。)
その具体的症状は多岐にわたっており、1991年
2月のFDAの報告書には、次のような症状が列
記されています。
頭痛 1483件(27.35%)
めまい、もしくは平衡感覚の異常 648件(11.95%)
気分の質もしくはレベルの変化 557件(10.27%)
嘔吐および吐き気 520件(9.59%)
腹痛および痙攣性腹痛 342 件(6.30%)
視覚の変化 312件(5.75%)
発作および痙攣 259件(4.77%)
下痢 241件(4.44%)
記憶喪失 206件(3.79%)
死亡 4件(0.07%)
(本書133~135頁の表より抜粋。)
上に挙げたのはほんの一部ですが、リストには全
部で92種類の症状が記載されています。
死亡例があるというのも見過ごせません。
実は、私もこの本を手に取って、ショックを受けた
一人です。
それは……
ここ4年ほど、アスパルテームが甘味料として使
われているガム(粒タイプ)を1日1パック、欠か
さずに噛んでいたからです
(ちなみに「特定保健用食品」、いわゆるトクホ
に指定されている製品なのですが。)
そのせいかどうか、証明はできませんが、ガム
を噛み始めてから、次のような体の異変を感じ
るようになっていたのです。
月経困難症
貧血
血糖値異常
皮膚のかゆみ
頭髪の変化(抜け毛の増加)
爪の変化(いわゆるスプーン爪)
これらはすべて、上記の報告書のリスト中に入っ
ているものです。
本書を手にしたことがきっかけで、アスパルテー
ム入りのガムをやめて、今日(2013.6.15)で45日
が経過したところですが、上記の症状のいくつか
は、改善されつつあるように感じられます。
もちろん、上記の通り、今の段階ではこれらの症
状がアスパルテームによって引き起されたものか、
確実なことはわかりませんが……
今後も体調の変化に注意し、記録していけば、そ
れは自ずとはっきりするのではないかと思います。
今、アスパルテームは、私たちの身近に流通して
いる数多くの製品に使われています。
先日、試しに、地元の駅前のコンビニに入ってざ
っと見てみたところ、その店に置いてあるガムの
全てに、アスパルテームという表示がありました。
ガムだけではありません。
ノンシュガー、ゼロカロリーの食品には、アスパ
ルテームが使われている可能性が、かなり高い
といえます。
ここまで、アスパルテームが健康に与えるリスク
について、ごくかいつまんで紹介してみましたが、
あなたはこうした情報を、すでにご存知でしたか?
それとも「初耳」でしたか?
いずれにしても、あなたにとって重要な情報であ
ることは間違いないはずです。
あなたは、それでもアスパルテームを摂りますか?
それとも、やめますか?
その決断にあたって、もっと詳しい情報が欲しい
と思われたなら、ぜひ本書を一読されることをお
薦めします。
<追記>
アスパルテーム摂取を断って一年経過した時点の
感想をアップしています。(2014年5月2日付)
よろしかったらご覧ください。
(PC版をご覧の方は、画面左側のカテゴリー欄の
「食べ物」から入っていただくと、二つ目にあります。)
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