この冬は、ソチ五輪がありますね。
ウインター・スポーツは何一つできない私、ロージー
ですが、観るのは大好き。
昨夜も、カーリング女子の五輪世界最終予選をテレビ
観戦しました。
日本代表の北海道銀行チームは1位決定戦で中国に
敗れたものの、2位決定戦で見事、ノルウェーに勝利
して、ソチオリンピック出場を決めましたね。
北海道銀行の小笠原選手と船山選手は、すでに二回、
五輪に出場していますが、二人とも結婚、出産を経て
カムバックし、三度目のオリンピック出場を勝ち取りま
した。
私は彼女たちの二度目のオリンピック、トリノ五輪でそ
の活躍を初めて観たのですが、その晴れの舞台で強
豪のカナダを破った感動的な場面が印象に残っていま
す。
オリンピックの試合というのは、人生でそう何度もない
檜舞台といっていいでしょうね。
そこで本来の力を発揮して勝つということは、スポーツ
選手の多くが、ぜひとも経験したいことに違いない。
あの、トリノのカナダ戦のときの彼女たちの歓喜の表
情を見て、そんな思いを強くしたものです。
確かに、あの時の彼女たちは、文句なしに輝いていま
したっけ。
でも私には、あの彼女たちにもましてキラメキを放ち続
けている、ある人物の強烈な記憶があります。
それは、長野五輪男子カーリング・日本チームのスキッ
プ(司令塔)、敦賀信人(つるが まこと)さん。
(ちょうど、昨夜の女子の試合の解説もなさっていました
ね。)
長野五輪当時は弱冠20歳だった彼は、準々決勝をか
けてアメリカと対戦。
4対4で迎えた最終エンドに会心のショットを決めながら、
その直後、相手にスーパーショットを返され、わずか3セ
ンチの差で破れたのですが……
あのときの彼の表情は、16年を経た今もなお、私の中
に、決して忘れることのできない映像として残っています。
その表情を言葉で表現することはとてもできない、と思
えるほどの、一瞬に凝縮された感情がすさまじく胸に迫
ってくる、そんな光景でした。
思えば私は、あの試合をテレビで観てさえいなかったの
です。
ただ、ニュースで、その映像をたまたま観ただけだった
のですが、そのたった一瞬によって、「敦賀信人」の名
は、私の胸に刻まれることになりました。
あのときの彼は、檜舞台での惜敗という、失意の一つ
のかたちを、全身全霊で表現してみせたのです。
それをキラメキと呼ぶことを、彼自身は許さないかもし
れません。
でも……
「すべてなるものの源」は必ずや、彼を祝福するでしょ
う。
勝利の歓喜にむせぶ者と等しく、かけがえのない存在
として。
<追記>
敦賀さんの率いた長野五輪の男子カーリング日本代表
は、五位という素晴らしい成績でした。今回はことさら負
け試合のことを強調して書いてしまったけれど、総合的に
言えば、敦賀さんたちのチームの活躍は称賛に値します。
今回、日本男子カーリングチームはソチ五輪への出場が
叶いませんでしたが、この次はぜひピョンチャンで、敦賀
さんたちのような活躍がみられますように。
ウインター・スポーツは何一つできない私、ロージー
ですが、観るのは大好き。
昨夜も、カーリング女子の五輪世界最終予選をテレビ
観戦しました。
日本代表の北海道銀行チームは1位決定戦で中国に
敗れたものの、2位決定戦で見事、ノルウェーに勝利
して、ソチオリンピック出場を決めましたね。
北海道銀行の小笠原選手と船山選手は、すでに二回、
五輪に出場していますが、二人とも結婚、出産を経て
カムバックし、三度目のオリンピック出場を勝ち取りま
した。
私は彼女たちの二度目のオリンピック、トリノ五輪でそ
の活躍を初めて観たのですが、その晴れの舞台で強
豪のカナダを破った感動的な場面が印象に残っていま
す。
オリンピックの試合というのは、人生でそう何度もない
檜舞台といっていいでしょうね。
そこで本来の力を発揮して勝つということは、スポーツ
選手の多くが、ぜひとも経験したいことに違いない。
あの、トリノのカナダ戦のときの彼女たちの歓喜の表
情を見て、そんな思いを強くしたものです。
確かに、あの時の彼女たちは、文句なしに輝いていま
したっけ。
でも私には、あの彼女たちにもましてキラメキを放ち続
けている、ある人物の強烈な記憶があります。
それは、長野五輪男子カーリング・日本チームのスキッ
プ(司令塔)、敦賀信人(つるが まこと)さん。
(ちょうど、昨夜の女子の試合の解説もなさっていました
ね。)
長野五輪当時は弱冠20歳だった彼は、準々決勝をか
けてアメリカと対戦。
4対4で迎えた最終エンドに会心のショットを決めながら、
その直後、相手にスーパーショットを返され、わずか3セ
ンチの差で破れたのですが……
あのときの彼の表情は、16年を経た今もなお、私の中
に、決して忘れることのできない映像として残っています。
その表情を言葉で表現することはとてもできない、と思
えるほどの、一瞬に凝縮された感情がすさまじく胸に迫
ってくる、そんな光景でした。
思えば私は、あの試合をテレビで観てさえいなかったの
です。
ただ、ニュースで、その映像をたまたま観ただけだった
のですが、そのたった一瞬によって、「敦賀信人」の名
は、私の胸に刻まれることになりました。
あのときの彼は、檜舞台での惜敗という、失意の一つ
のかたちを、全身全霊で表現してみせたのです。
それをキラメキと呼ぶことを、彼自身は許さないかもし
れません。
でも……
「すべてなるものの源」は必ずや、彼を祝福するでしょ
う。
勝利の歓喜にむせぶ者と等しく、かけがえのない存在
として。
<追記>
敦賀さんの率いた長野五輪の男子カーリング日本代表
は、五位という素晴らしい成績でした。今回はことさら負
け試合のことを強調して書いてしまったけれど、総合的に
言えば、敦賀さんたちのチームの活躍は称賛に値します。
今回、日本男子カーリングチームはソチ五輪への出場が
叶いませんでしたが、この次はぜひピョンチャンで、敦賀
さんたちのような活躍がみられますように。