天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

ギャラクティック・ルーツ・カード独習編(2)‐2

2011-02-21 14:34:04 | オーラソーマとカード
先回書きかけになった、「高次のガイダンス」のスプレッドの
リーディングの続きです。

話は、私自身の職場(留学生のための日本語教育の現場)
でのこと。

休み時間の教師同士の会話の中で、学生の実力や適性、
性格に対する評価がなされ、それが教師間の共通する「指
針」として定着する、そういうことがしばしばあると書きました。

「○○さんは内気であまりしゃべってくれない。」
「△△さんは頑固だから、こちらの説明になかなか納得して
くれない。」などなど。

これと似たことは、おそらく日常生活の中にあふれているこ
とでしょうが……

なぜそうなのかと言えば、きっと誰しも、自分一人が下した
評価というものに、自信が持てないからなのだと思います。

だから、そのような「指針」を持たない状況というのは、

「今いる現実を舵取りするための地図がない」
(3枚目のカード、No. 4「混乱」のメッセージより)

という不安、恐怖感につながるのです。

その不安のわけは、例えば一つの人格を、多面性、多くの
可能性を持ったものと捉えることが、ひどく骨の折れる、混
乱を伴うことだからに他なりません。
(先回の内容はここまででした。)

確かに、ある学生が授業に寡黙であることに対し、「もともと
内向的な性格だから」と理由づけしてしまえば、教師としては
心理的にずいぶんと楽になるでしょう。

実際、私自身も、自分がある学生の性格について持つ印象
が他の先生のそれと似通っていると、つい安心してしまい、
その評価を自分の中で定着させてしまうことがしばしばです。

しかし、この場合、性格が「内向的」であると評価することは、
その人の「外向的」である可能性を排除することでもあり……

これは、物事を二つの方向性、すなわち二極性という視点で
見ていることになりますね。

そして、現段階の地球人の思考は、こうした二極性(polarity)
に基づいたやり方が支配的になっています。

表と裏、陰と陽、男性と女性、北と南、東洋と西洋、中央と周
辺、貧と富……まだまだ、挙げればもっとあるはず。

このような現状に対して発せられたのが、1枚目のカードの次
のメッセージなのでしょう。

「地球と宇宙存在との長い交流の歴史のなかで、たくさんのハ
イブリッド(混血種)が創られました。ハイブリッドはパワフルな
シンボルです。それは、二つの全く違う現実の間に架け橋をつ
くり、それを共通の基盤としたパワフルな位置から、進化した
新しい現実をつくりだすことを象徴しているからです。(後略)」
(1枚目のカード、No. 「混乱」83のメッセージより)

こうしたハイブリッドのパワーは、二極性の限界を超えて、「対
立していた二つの面の統合」をもたらす可能性を秘めているの
です。

今、このタイミングにおいて、このメッセージの持つ意味は重大
だといえます。

なぜなら、地球の文明は今後、「二極化」の極限から「統合」の
時代へ移行する局面にあるからです。

そして、こうした移行の流れを進めていくのは、他ならぬ私たち
「地球人」一人ひとりなのですね。

そのためには、今までの、「二極化」の性質が支配的な社会通
念を壊していく必要があります。

そのプロセスはきっと、すんなりとはいかないでしょう。

今までのやり方に慣れて、それを手放したくないと考える人々も
当然、存在するからです。

それでも無理に今までのやり方を壊そうとすれば、必ず何らか
のあつれきが起こります。

その動機がいくら善意から出たものであったとしても、やり方を
間違えれば、対立する相手をひどく傷つけてしまうことにもなる
でしょう。

そんなとき私たちは、3枚目のカードの次のメッセージに耳を傾
けるべきなのです。

「善意には洞察力、誠実さ、謙虚さを組み合わせる必要があり
ます。」(3枚目のカード、No. 46「善意」のメッセージより)

これは、シリウス文明からのメッセージ。

古代シリウス人は、地球での遺伝子プロジェクトに関与していた
といわれています。

それは、地球人の遺伝子に地球外生命体のDNAを組み込むと
いう手法でなされたといいます。

その動機には、種の向上を願うという善意があったと見るのは、
おそらく間違いではないでしょうが……

それはやがて「人類救済」という強迫観念へと変わっていったと
いわれます。

そうした無理強いが、逆効果になってしまった面もあるのでしょ
う。

No. 46のカードのメッセージは、この経験に基づいているという
わけです。

私たちがこれから、古い社会通念を壊そうと試みるときも、それ
に反対する人びとに対して、「洞察力、誠実さ、謙虚さ」を持って
接することを忘れないでいられるといいですね。

もちろん、相手に反論するのは、いくら誠実さ、謙虚さを持って
するとしても、とても勇気のいることに違いありません。

ときには、言いたいことがあっても、つい言えずじまいになるこ
ともありますよね。(私自身もそんな事、多いです。)

そんなとき、2枚目のカードのメッセージが役に立つかもしれま
せん。

「言いたいことがなかなか言えない人はシリウスのガイドに助
けを求め、自己表現を怖れるカルマ的パターンを浄化しても
らいましょう。」(No.61「創造的コミュニケーション」のメッセー
ジより)

シリウスのエネルギーというのは、パワフルな霊的コミュニケ
ーション能力で知られているのだとか。

おそらく、これからの地球人にとって貴重な示唆を与えてくれ
るエネルギーなのではないでしょうか。

そういうわけで、私、ロージーもこれから、シリウスのエネルギ
ーに注目したいと思っています。


長々と書いてしまいました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
コメント
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