オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

それぞれのお正月

2009-01-05 17:14:50 | Weblog
さて、今日からお仕事!
暮れからお正月休み、だらりんこと朝寝坊の習慣がついた息子。
「寝坊してもた~! おかん、送ってや~。」
こちらも、朝早く出ること忘れておりましたよ。
すばやくおにぎりを作り、車の中で・・・
母は便利なものです。
学童保育ひだまりまで車で送り、朝ドラ観ながらごはんしていると、
とし子から電話。

「おめでとうさん! 年末大雪で行けんかったから、今からお米持って行くわね。」

彼女は、余呉町の田んぼでお米を作っています。
もちろん、無農薬無化学肥料、EM栽培です。余呉町は、魚沼に似た土地、気候で、お米はおいしいです。
余呉のミルキークイーンは、まこりんの仲間にも人気です。

「すごかったんやで~、豪雪やった。野菜は雪の下で、息子や孫帰ってくるのに、鍋の野菜がなくて、道の駅も売り切れ、初めてスーパーの野菜買ったわ~。」

そんなこともあるのです。
食べ物は自分で確保、自給菜園があったとて、大雪ではどうにもなりません。
笑い話ですけど、リアル。
私達の住むイナカシティーで生産する野菜は多くはありません。
しかも季節野菜が殆ど、冬なら大根、白菜、ネギ、ミズナ、露地栽培です。
青梗菜やブロッコリーも今は・・・

この地に育つ野菜以外は、スーパーとかで購入するのです。
県外産ばかり・・・愛知のキャベツ、北海道のジャガイモ、タマネギ、いろいろな野菜は、四国、九州・・・
産地は産地で全国に販売できる量を栽培しています。
あるだけしか作れなかったら、売るほうも困ります。
常にサプライできる体制が必要です。
安全、安心のオーガニック農産物も、どれだけの量がどこで生産されるのか、継続的に手に入ることも大事です。

有機農業も、大規模農業で成功している北海道や、熊崎さんの知多の光輪、その他、EMで大規模農業も多いのですが、まだその農産物がどこで手に入るのかが、食べる側に伝わっていないことも事実。

有機の学校、土佐の山下さんとこも有機農業者を育成しています。
全国には、夢を持った若手の農業者も多いのですが、良いものを作ることに専念するなら、農業ビジネスのコーディネーターの存在が必要です。
いいものを作ってはいるが、マーケットが、価格が、販売と生産では人手と手間がかかって追いつかないなど、問題も多いです。

虎姫のイケメン農園の道明さんは家族とサポートで、お米を発送する時、季節の野菜もオマケで入れて送っています。
食べる側と繋がっている、作り手の真心が伝わるからだと思います。

さて、今年もおいしいお米を!
あ、その前にお味噌を仕込みます。


画像は久美ちゃんとこから、わんこが牛になった??(ダックスのろまんちゃん)
ベスト3に入る年賀状です。