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お池にハマって、さぁ大変!  by belage

イタリア紀行[39]  シチリア⑮ アグリジェントの小粋なレストラン

2013年09月04日 16時13分10秒 | イタリア紀行2013

あのホテルの陽気なイタリア人の代表なような宿のオヤジさんに紹介されたこのレストラン。
まだ出来て1年くらいとのお店のオーナーの話でありましたが、なかなかのもの。こんなところに
(と言っては失礼ですが)、こんな素敵なお店がとちょっとびっくり。お値段もお手頃で、味も良し、
従業員の接客も素晴らしく、流石食の宝庫シチリアと感心した次第です。

お店の看板を写したのですが、このスペル、よくわからない(苦笑)なんて読むんんでしょう。
「SIMPOSIO」あるいは「SIMPACIA」かなぁ。

 

 

 

 テーブルに案内されて、オーダーしたプレートが出てくるまで、他の客もいないのを幸いに、
例によって室内を撮影しておりましたら、店のマネージャーが何か勘違いされたんでしょうか。
ボクを日本の料理評論家と思ったのか・・・
良かったら店内を案内します、なんて言って、全部で2フロアーある全室(ダイニングが全部
で5部屋、全部入れると100人くらい座れるテーブル席がありました)
勿論、バーカウンターも休憩の前室もあって、完璧なレストラン。最後にはオーナー始め
コック長まで挨拶に来たりして(苦笑)

テーブル・アレンジメントもこじゃれています。

 

まずはビールで喉を潤して。お次は赤ワインを。ハウスワインですが、これが結構な
お味で。勿論ビールも美味いのです。イタリアはワインの国。ビールなんてもっての
他という人もいますが、イタリアビールはなかなかの味なんです。イタリア人も平気で
ビールを飲んでます。イタリアに行ったら是非ビールも試してね。

このワインのデカンタ、素敵でしょう(誰ですか、シビンみたいだなんて! Oh,No!! 爆)
こんなの自宅でも使ってみたいけど、置き場に困るのよね。

前菜のパスタ。実はシチリアは「うにのスパゲティ」が有名。ところが、今年は例によって
天候不順。まだうにが取れないんだそうです。例年ならこの時期には解禁になっている
んだが、とても申し訳ないとのオーナーの説明がありました。で、残念ながらシーフード
のスパと相成りましたが、これがエビのミソの、あのまったりした味が嬉しく、絶品であり
ました。

こちらは白身魚。トマト味のソースが、これまた美味。

イタリア版ラタトゥイユ。上に載っている黒いのが不思議な味で、丁度挨拶に見えられた
コック長に聞いたら、なんとナスの皮ですって。これを細く切ってオリーブオイルでカリカリ
と揚げたらしい。なんとも言えぬ不思議な味で、これはボクの「Bの料理」でもいずれ使って
みたいです。

こちらはイタリア・ナスとズッキーニ、パプリカの焼き物。

いずれも素材のうまさを引き立たせる焼き方で、ハーブの味と香りが素敵な逸品で
アグリジェントのあの遺跡の感動を改めて思い出しながら美味しく戴きました。

場所はホテルから歩いて数分のところです。

 

ーこの項おしまいー