ローマでのもう一つの最大の見所はこちら。
この度、コンクラーベによってフランシスコ法皇が選出されたばかり。あのニュースを聞いて、
システィーナ美術館のミケランジェロの「最後の審判」をもう一度見に行きたくなったのが
今回のローマ行きの最大の眼目でありました。
朝一でホテルを出てテルミニ駅から地下鉄で最寄り駅「オッタビアーノ」駅を降りて、大勢の
観光客と思しき人の群れに付いていくと、5分も歩くとバチカン市国の城壁にぶつかります。
この城壁に沿って右折して。
城壁には様々なレリーフが穿たれて。
このちょっと先にバチカン美術館の入り口が。実は駅を下りたところから、ボクのような
観光客らしき人間に現地のダフ屋さんみたいのがひつこく声を掛けて来ます。「予約が
ないと入れないよ」とか「予約がないと1時間以上待たないといけないよ」って。事実この
レリーフの辺りから入場券を求める人の行列が。朝一で開館前30分には着いていましたが、
既に300百人くらいが列をなして。
これって6,7年前だったか記憶が薄いのですけど、例の小説「ダ・ヴィンチ・コード」の
世界的流行で、イタリア各地の美術館がメチャ混むようになって。
ダフ屋さんの言い値は普通入場券の概ね3倍の値段。決して買ってはいけませぬ。どんな
混んでいても、日本と違い必ず入れますので。この日も30分もかからず無事入場出来ました。
因みにこのバチカン市国の起源は326年にコンスタンティヌス1世が当地を聖ペトロの墓所
と定め、最初の教会を建立したことに始まります。尚、バチカンが市国として独立したのは
比較的新しく1929年にイタリアとバチカンの長く続いた諍いを調停したムッソリーニ政権時代。
入り口で手荷物検査を済ませて。巨大なシカの彫像がお出迎え。
フランシスコ法皇もこうしてボク等を出迎えてくれて。
美術館入り口は2階にあるんですが、その前は大きなピロティになっています。折からの俄か
雨が降って来ましたが、そんなものもものかわ、入場者の殆どはこのピロティに出て記念撮影。
はい、ボク等もご他聞にもれずで(笑)
向こうに見えるのはサン・ピエトロ寺院のドームです。
ピロティから見た庭園。こちらには過去四回くらいお邪魔しているんですけど、未だこの庭園に
足を踏み入れたことがない。いつも、あのミケランジェロの最後の審判を見るとすぐ外に出され
ちゃうんですよね(苦笑)
それと最後の審判をずっと立ったまま30分以上も見続けるとほんと疲れちゃうので(特に首が
爆)
次回はもうちょっと館内地図でもよく見て探索しないといけません。
ー続くー