窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・次回第15週の定点予報は4.02人です。じつは「全電源喪失」をほったらかしにしたのは自民党さん?

2011-04-19 06:08:37 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第14週( 4月 4日~10日)・9の県が注意報レベル継続。                     
 ・第15週( 4月11日~17日)      
 ・第16週( 4月18日~25日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第19週~20週(5月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                9週   10週   11週  12週   13週  14週
   A(H1)pdm     30    23    23     7     3     0
   A(H3)         50    52    49    51    52    55
   B             20    25    28    42    45    45

 第14週はついに新型消滅です。

 新型が0%で、A香港型は55%に微増です。

 B型は横ばいで45%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     59
   A(H3)         32
   B              9

 ・定点状況推移(人)
                9週   10週   11週  12週   13週  14週
  2011年定点データ 13.85 16.81 17.25 12.33 10.02  6.35

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第12週( 3月21日~27日)    12.33人    59690人  (53.5万人)
 ・第13週( 3月28日~ 3日)    10.02人    48290人  (43.0万人)
 ・第14週( 4月 4日~10日)     6.35人    30662人  (27.3万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第15週( 4月11日~17日)     4.02人    19469人   17.5万人

  ・19日                      0.43人               1.9万人
  ・20日                      0.41人               1.8万人
  ・第16週( 4月18日~24日)     2.76人    13358人   12.0万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1248.5万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      688.9万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2763.8万人  100人に21.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第15週( 4月17日)               1244.6万人  
  ・第16週( 4月24日)               1256.6万人  

・入院状況(第14週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      428人( 4月10日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    240人( 4月10日現在)    重症化率  0.0035%

 ・死亡(含む疑い例)   148人( 4月10日現在)     致死率   0.0012%


       今シーズン(14週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0035%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0012%          0.00097%

 ここのところ新型が減少してきて、B型が伸びてきています。

 その影響でしょうか、致死率、重症化率ともに減少傾向ですね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第12週( 3月21日~27日) 17.87人   12.33人   +41.0%
 ・第13週( 3月28日~ 3日)  8.92人   10.02人   -10.6%
 ・第14週( 4月 4日~10日)  8.07人    6.35人   +27.4%

 今回の定点合計報告数は30662人で、当ブログ予報は39067人でした。

 今回予報誤差は+27.4%になり、予報誤差範囲を外れました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は15万人程です。、

 新型は0%、A香港型は55%、B型は45%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2763.8万人で、
 これまでに100人に21.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1872万人で、100人に76.9人が感染したことになります。

 成人は890万人で、100人に8.6人が感染したことになります。

PS

・・福島原発事故関係情報・・

・・4月18日状況・・

2号機トレンチ内汚染水復水器へ排出ー>水面いったん下降後再上昇中。
水だって、出口なくなりゃあふれ出すに決まってますものね。

・・放射線状況

・・・原発北西20km地点での推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   

16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)     
24日・・・106μ・Sv/H      25日・・・92.5μ・Sv/H
26日~ 4日の単純合計・・・683.2μ・Sv/H     

 5日・・・58.3μ・Sv/H      6日・・・58.6μ・Sv/H
 7日・・・58.5μ・Sv/H      8日・・・53.5μ・Sv/H
 9日・・・47.5μ・Sv/H     10日・・・52.0μ・Sv/H
11日・・・53.5μ・Sv/H     12日・・・33.0μ・Sv/H
13日・・・(45.4μ・Sv/H)    14日・・・(43.8μ・Sv/H)
                     以上( )内数値は実測値からの推定値です。
15日予測値・・42.4μ・Sv/H
16日予測値・・40.8μ・Sv/H  実測43.8μ・Sv/H  予測誤差 ー6.8%  
17日予測値・・42.4μ・Sv/H  実測39.4μ・Sv/H  予測誤差 +7.6%  
18日予測値・・41.0μ・Sv/H
19日予測値・・36.9μ・Sv/H

12日の実測は急激に減少しており、信じがたい所がある。測定エラーでは??
13日のデータで確かめようと思ったが、データが出てこない。得意の情報隠蔽か。
14日~15日も実測データ無しです。日本政府お得意の「情報隠蔽工作」ですね。
16日はデータ発表ありでした。どういう風が吹いているのか、よく分かりません。
   16日のデータからすると、12日のデータは異常値の可能性大ですね。


 ・・・原発北西20km地点での15日15時からの推定累積放射線量

本日終了時点     推定値・・・83831μ・Sv (83.8m・Sv)

到達予報
 90m・Sv・・・4月27日
 97m・Sv・・・5月11日(計画避難最終日)
103m・Sv・・・5月27日

3月17日終了時点で被ばく量が計画避難基準の20m・Svを超えてます。

3月26日終了時点で被ばく量が避難基準の50m・Svを超えてます。


・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
   以下、すべて北西30km超え地点

15日PM・・・(147μ・Sv/H)   

16日~25日の単純合計・・・1007μ・Sv/H     
26日~ 4日の単純合計・・・407.5μ・Sv/H     

 5日・・・ 29.1μ・Sv/H    6日・・・28.3μ・Sv/H
 7日・・・ 27.8μ・Sv/H    8日・・・24.6μ・Sv/H
 9日・・・ 26.1μ・Sv/H   10日・・・25.2μ・Sv/H
11日・・・ 23.9μ・Sv/H   12日・・・26.4μ・Sv/H
13日・・・ 27.0μ・Sv/H   12日・・・26.4μ・Sv/H

14日予測値・・24.0μ・Sv/H  実測21.3μ・Sv/H  予測誤差+12.7%
15日予測値・・24.7μ・Sv/H  実測22.5μ・Sv/H  予測誤差 +9.8%
16日予測値・・19.5μ・Sv/H  実測25.3μ・Sv/H  予測誤差ー22.9%
17日予測値・・20.7μ・Sv/H  実測23.1μ・Sv/H  予測誤差ー10.4%
18日予測値・・23.4μ・Sv/H
19日予測値・・21.4μ・Sv/H

 ・・・原発北西30km超え地点での15日15時からの推定累積放射線量

本日終了時点   最大推定値・・・44481μ・Sv (44.5m・Sv)

到達予報
45m・Sv・・・4月20日
52m・Sv・・・5月11日(計画避難最終日)
53m・Sv・・・5月20日

3月22日終了時点で被ばく量がすでに計画避難基準の20m・Svを超えてます。

・・福島市の状況(原発から北西65km地点)

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H  

16日~26日の単純合計・・・96.9μ・Sv/H     
27日~ 5日の単純合計・・・30.35μ・Sv/H     

 6日・・・2.24μ・Sv/H       7日・・・2.22μ・Sv/H     
 8日・・・2.16μ・Sv/H       9日・・・1.96μ・Sv/H     
10日・・・2.04μ・Sv/H      11日・・・1.94μ・Sv/H     
12日・・・1.95μ・Sv/H      13日・・・1.93μ・Sv/H     
14日・・・2.00μ・Sv/H      13日・・・1.93μ・Sv/H     

15日予測値・・1.86μ・Sv/H  実測2.00μ・Sv/H  予測誤差 ー7.0%      
16日予測値・・1.72μ・Sv/H  実測2.10μ・Sv/H  予測誤差ー11.3%        
17日予測値・・2.05μ・Sv/H  実測1.60μ・Sv/H  予測誤差+28.1%          
18日予測値・・2.00μ・Sv/H  
19日予測値・・1.51μ・Sv/H  

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

本日終了時点   累積での推定値・・・4292μ・Sv (4.29m・Sv)

到達予報
4.5m・Sv・・・4月24日
5.0m・Sv・・・5月14日

ただいま世界平均の自然放射能の2.4m・Svを超えて上昇中です。

食品では年間5m・Svまでの内部被ばくを許容していますので、福島市の住民は
今回は10m・Sv程度までの被ばくを覚悟しないといけなくなりそうですね。


3つの地点の実測データを見ていると、いまも微少量ながら放射性物質の放出が
続いている模様です。

昨日の東電の会見でも「放射性物質放出を止めるのはこれから。」になってました
ので、まだまだ「事故は継続中」です。

「事故は終息に向かっている。」などと思って、安心するのはまだ早い様です。


以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。

・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量0.036m・Sv

一般人で1m・Sv(日本の建前)、文科省はこれを基準値としている模様!?。

・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で1.61m・Sv

自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)

・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は4.29m・Sv

アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。

自衛隊員で20m・Sv
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の緊急時の最小値採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
           (この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

消防署員は30m・Sv・・(ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)

・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量44.5m・Sv

原発作業員は通常は50m・Svまで。
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。

・・本日終了時点での北西20km地点の被ばく量83.8m・Sv

TVにご出演の数名の先生方の意見では「100m・Svまでいいよ。」と。

コメント

どうしておとといの夕方に東電さんは工程表をご発表なのでしょうか?

答えは、「昨日から国会が始まった」ですね、ホームズさん。

対策案が出来たからでもなく、被災した住民に一刻も早く今後の事を知らせたい
為でもありませんね、東電さん。

「菅さんのリクエストにお答えした。」と、そういうことですね。

人の世の常とはいえ、どうしたって「住民の気持ち」は置き去りにされますねえ。


共産党さんの質問はもっと本質に迫るかと思いましたが、東電さん相手にすごんで
みせるだけで、内容は空振りでした。

みんなの党もなかなか新しい切り口でしたが、今ひとつですね。

そこにいくと最後にご登場の社民党さん、ある意味物事の本質を突いていますね。


原発は安全でない。

その通りです。

外から新たにエネルギーを入れ続けなければ停止できないような代物は「安全」
とはいいません。

ほかっといたら静かになるやつを「安全」というのですよ。

もっとも原発も1000年くらい経てば静かになりますかね。

問題なのは、それまでに大量の放射性物質をまき散らすことです。

大気にも海にも。

そしてこれは人間のみならず生命にとっては致命的なことなのです。


政府の立場はあきらかになりました。

徹底的な原因究明とその対策ですね。

そうしてまた「今度こそは安全です。」のキャンペーンがはじまります。


人間には「想定できること」しか解りません。

そして、想定できることは対策できる。

そうすると、そいつは「安全」ということになる。

またいつものロジックの始まりです。


ちゃんと運転しているときに起きる事故は想定外のことで起きるに決まっています。

だから、いくらまじめに想定内で運転していても事故る時は事故ります。

このことが特に原発の運転では「腹に落ちていない」と危険ですね。

どんだけ注意していても、致命的事故は起こりえる。

そして、原子炉が破壊されたときにはどのようにして事態を納めるのか、最低限
前もっての準備が必要ですね。


新たな原発を作る、あるいは運転を継続する。

その際には、今回の福島レベルの事が起こったときに住民がどれだけの不利益
を被るのか、そして住民は原発があることでどれだけの利益を得られるのか、
前もって解っている必要があります。

そして、最終決定権は住民が持つべきでしょうね。

少なくとも原発の被害は半径100kmは覚悟しないといけませんし。

それを了解した上での「賛成」なり「反対」であれば、どこにもごまかしがありません。

もはや「今度は安全」という言葉はなかなか信用してもらえないでしょうし、そして
それが健全な日常感覚というものですよ。


国会で自民党の質問に答えた斑目原安委員長さん、「H4年に今回の事故のような
全電源喪失は起こりうる、とのレポートは(自民党政府に)提出していますよ」と答弁。

さて、これを受けた自民党さん、ここで斑目さんへの質問は終了。

だってそうせざるを得ませんものねえ。

そのレポートを受けてもほったらかしにしてきたのは、質問した当の自民党さん
ですものねえ、谷垣さん。

本当はここが問題の本質なんですが、そこはパス。


そうすると質問は「内閣が対策本部を立ち上げるのが遅い。」というような枝葉末節
にならざるをえません。

今回の事故の大半の責任がある自民党さんが、問題の本質に迫れないのはもう
見え見えですよ、ホームズさん。

そうするとあとは「茶番劇」ですかねえ。

本当に困ったものですよ。

そうそう番茶は窓際日記の好みではありませんので、せめて緑茶でお願いしますね。

PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~32km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

官邸HPで発表の資料を参照願います。

このエリアはようやく「計画的避難区域」に指定されましたが、避難される
までは「屋内退避」の生活が基本ですね。

もうすでに実質での累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えています。
(この件、詳細は3月28日の記事を参照願います。)

避難するまでに不要な放射能は浴びないのに越したことはありませんので。


原発から北西20Km~29km地点の終日屋外での累積放射線量は現行の避難
基準の50m・Svをすでに超えている様です。

このエリアも「計画的避難区域」に指定ですが、20km地点では1日に4時間程度
外にいた場合の計算で、すでに計画避難基準の20m・Svを超えている様です。

斑目原安委員長さんも「20km超え地点で5日にすでに34m・Svに到達」と
ご発表です。(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)

ですので1か月後とは言わずに、出来る限り速やかに避難されるのがよろしいかと
思われます。


窓際日記の推定による本日終了時点で避難及び屋内退避の対象範囲です。

避難(50m・Sv~)   ・・・29Km以内

計画避難(20m・Sv~)・・・43km以内    

屋内退避(10m・Sv~)・・・53km以内

いずれの数値も原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量での推定です。

以上、御参考にしていただければと思います。

ちなみにアメリカ避難指定の80km地点では累積放射線量が1.61m・Svに
なりました。

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