12の全収録曲中カバー曲が5曲、そして自作曲の中で箸休め付きなインスト・ナンバーが3曲。
実質歌物のオリジナル曲は4曲のみで、トータルの収録時間は31分となるとかなりやっつけ仕事の感があるアルバムがヴァン・ヘイレンの1982年の5枚目のオリジナル・アルバム、Diver Down。
それでも、キンクスのWhere Have All The Good Times Gone!、ロイ・オービソンの(Oh) Pretty Womanにマーサ・アンド・ヴァンデラスの往年のヒット曲、Dancing In The Streetをいかにヴァン・ヘイレンもスタイルで料理するかは興味深いところ。更に歌物がの曲が3分前後の長さに嵌め込まれスッキリ・クッキリの印象はエディーのギター・プレーをより浮かび上がる仕組み。
リスナーにもう一度聴きたい気分にさせるそんな仕掛けが施されているある意味省エネ的なプロデュースはお見事!
アルバムは全米3位のミリオン・セラー。
因みにアルバムのタイトル、Diver Downとは、この海域でダイバーが潜水活動を行っている注意喚起の標識の事で、見えないところで活動進行中って意味合いが。
即ち、全曲オリジナル曲で勝負する次作、Jumpの予行演習のような位置付けのアルバムですかね?
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