それにしても今日も暑いですね。今の季節で太平洋側の地域が軒並み30度以上を超えるなんて今までになかったような気がするのですが。
72年に我が家にステレオ・セットがやってきたという話は以前に書いたのですが、当時の記憶を思い出そうとレコード棚をゴソゴソとかき回していると、SIMON & GARFUNKEL-HERBIE MANNというレコードが出てきました。
このレコードが購入された経緯ははっきりとは記憶に残っていないのですが、取り敢えず有名どころの洋楽のLPを幾らか揃えて聴いてみようということで、 定番であったビートルズやカーペンターズなどを購入していったと記憶しています。その際、SIMON & GARFUNKEL-HERBIE MANNのタイトルがついたこのレコードをサイモンとガーファンクルのオリジナル・アルバムと勘違いして購入したのだったと思うのですが。そしてレコード・ショップに戻りオリジナル・アルバムと交換するのも面倒くさいので、そのまま引き取ることになったような記憶が。
さてこのレコードを聴いてみると、歌物ではなく、フルートの奏者がリーダーの小編成のグループでサイモンとガーファンクルの楽曲を演奏する、いわゆるイージー・リスニング系ジャズの企画物でした。これが中々新鮮なアレンジで当時何回も聴いたような覚えがあります。今聴いても、この曲のアレンジはこうだったと思い出すことができるぐらい印象に残っています。
アルバムのジャケットにはDAVE CHALLENGER ORCHESTRAと記載され、またライナーにはその楽団について解説がほとんどありませんでした。また当時ハービー・マンが誰なのかもよく知らなかったので、DAVE CHALLENGER ORCHESTRAとはハービ・マンがリーダーのジャズ・バンドだろうという認識でした。
それから7年後アメリカに住んでいた 友人に会うため、ロス・アンジェルスに行った時のことで、 友人の知人と一緒にタクシーに乗った時、その彼が目ざとく運転席のコンソールにあったハービー・マンのカセットを見つけ、タクシーの運転手にカーステでかけてくれとリクエストしました。英語が満足にしゃべれなかった私は、その時の会話がウヒャーかっこいいと思い、これがあのハービー・マンかとまた思いだしたのです。
それから月日があっと言う間に数十年過ぎ、最近このレコードをレコード棚から改めて取り出した時に、ネットでハービー・マンを検索してみました。しかしこのアルバムに関して何もヒットしなかったので、DAVE CHALLENGER ORCHESTRAで再検索してみると、なんと横田年昭さんというその道で著名なフルート奏者である方がハービー・マン風に演奏した企画盤だったと言うことが判りました。
演奏のどの辺りがそうなのかと言われるとハービー・マンをそれほど聴き込んでいないため答えることは出来ません。それどころか、オリジナルの曲を演奏しないのであれば、ロック系のジェスロ・タルのイアン・アンダーソンやフォーカスのティス・ヴァン・レールらが吹くフルートの音色でさえも区別がつきません。
ちなみに、このレコードの中古がヤフオクで数ヶ月前に6,270円と言う高額で落札されていたことです。普通このジャンルのレコードは100円以下かもしくは大量取り引きでの値がつかないジャンク物となる場合が多いです。和物ジャズの企画盤のためプレス数が少なかったのと、CDでの再発がなかったことが、結果的に中古市場の価格はマニアの間では高く設定されているのかも知れませんが、 本家であるハービー・マンのオリジナル・アルバムの中古価格をかなり上回っているのは驚きです。
まあ、未だにこのレコードを聴けばフルートで吹かれる主旋律が頭の中に蘇ってくるということは、私の中では間違いなく名演の一つであると思えます。
と言う他愛のない話でした。
皆様、暑いですのでお体にはくれぐれも注意してください。
後日に、サイモンとガーファンクルに関しては、ALL ABOUT, SIMON & GARFUNKELと言う2枚組のベスト物を購入しました。
本家
72年に我が家にステレオ・セットがやってきたという話は以前に書いたのですが、当時の記憶を思い出そうとレコード棚をゴソゴソとかき回していると、SIMON & GARFUNKEL-HERBIE MANNというレコードが出てきました。
このレコードが購入された経緯ははっきりとは記憶に残っていないのですが、取り敢えず有名どころの洋楽のLPを幾らか揃えて聴いてみようということで、 定番であったビートルズやカーペンターズなどを購入していったと記憶しています。その際、SIMON & GARFUNKEL-HERBIE MANNのタイトルがついたこのレコードをサイモンとガーファンクルのオリジナル・アルバムと勘違いして購入したのだったと思うのですが。そしてレコード・ショップに戻りオリジナル・アルバムと交換するのも面倒くさいので、そのまま引き取ることになったような記憶が。
さてこのレコードを聴いてみると、歌物ではなく、フルートの奏者がリーダーの小編成のグループでサイモンとガーファンクルの楽曲を演奏する、いわゆるイージー・リスニング系ジャズの企画物でした。これが中々新鮮なアレンジで当時何回も聴いたような覚えがあります。今聴いても、この曲のアレンジはこうだったと思い出すことができるぐらい印象に残っています。
アルバムのジャケットにはDAVE CHALLENGER ORCHESTRAと記載され、またライナーにはその楽団について解説がほとんどありませんでした。また当時ハービー・マンが誰なのかもよく知らなかったので、DAVE CHALLENGER ORCHESTRAとはハービ・マンがリーダーのジャズ・バンドだろうという認識でした。
それから7年後アメリカに住んでいた 友人に会うため、ロス・アンジェルスに行った時のことで、 友人の知人と一緒にタクシーに乗った時、その彼が目ざとく運転席のコンソールにあったハービー・マンのカセットを見つけ、タクシーの運転手にカーステでかけてくれとリクエストしました。英語が満足にしゃべれなかった私は、その時の会話がウヒャーかっこいいと思い、これがあのハービー・マンかとまた思いだしたのです。
それから月日があっと言う間に数十年過ぎ、最近このレコードをレコード棚から改めて取り出した時に、ネットでハービー・マンを検索してみました。しかしこのアルバムに関して何もヒットしなかったので、DAVE CHALLENGER ORCHESTRAで再検索してみると、なんと横田年昭さんというその道で著名なフルート奏者である方がハービー・マン風に演奏した企画盤だったと言うことが判りました。
演奏のどの辺りがそうなのかと言われるとハービー・マンをそれほど聴き込んでいないため答えることは出来ません。それどころか、オリジナルの曲を演奏しないのであれば、ロック系のジェスロ・タルのイアン・アンダーソンやフォーカスのティス・ヴァン・レールらが吹くフルートの音色でさえも区別がつきません。
ちなみに、このレコードの中古がヤフオクで数ヶ月前に6,270円と言う高額で落札されていたことです。普通このジャンルのレコードは100円以下かもしくは大量取り引きでの値がつかないジャンク物となる場合が多いです。和物ジャズの企画盤のためプレス数が少なかったのと、CDでの再発がなかったことが、結果的に中古市場の価格はマニアの間では高く設定されているのかも知れませんが、 本家であるハービー・マンのオリジナル・アルバムの中古価格をかなり上回っているのは驚きです。
まあ、未だにこのレコードを聴けばフルートで吹かれる主旋律が頭の中に蘇ってくるということは、私の中では間違いなく名演の一つであると思えます。
と言う他愛のない話でした。
皆様、暑いですのでお体にはくれぐれも注意してください。
後日に、サイモンとガーファンクルに関しては、ALL ABOUT, SIMON & GARFUNKELと言う2枚組のベスト物を購入しました。
本家
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