CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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ステレオ! これがビートルズVol.1 を聴いてみる

2018年04月16日 | BEATLES-BADFINGER関連
ビートルズの初期制作の日本盤には、米盤からジャケのデザインをちょこっと拝借し手直し、さらに選曲も日本独自色を出したの物があった。

Meet The BeatlesとSecond Album、そしてNo.5 Albumの各アルバムがそれに当たる。

ところが、ビートルズの1965年に来日によって来日記念盤が企画され、初期2作を英盤Please Please MeとWith The Beatlesに準拠して再発されることとなった。

今では到底考えられないのではあるが、ここでも日本独自のジャケ・デザインの採用と曲順の変更がアルバムに加えられた。


帯の宣伝文句には、“ステレオ! これがビートルズVol.1”と記載されていた。


日本盤の初期2作、Meet The BeatlesとSecond Albumはモノラルだったから、ここではステレオが強調されている訳ね。

初期のステレオ・ミックスといえば、右チャンネルからボーカルが主に聴こえ、左からは楽器演奏と、聴き手にとってはバランスが取れていない聞き苦しい音源であったと思う。

しかし、今までポータブルの電蓄の小さなスピーカーから聞こえるモノラル音源と親に買ってもらったステレオから出てくる音を比べると、“こっ、こっ、これがステレオか!”と大げさではなく私以外の誰しもが感動したのではないか….

それからしてオリジナルの英盤のシークエンスは
Side-1
I Saw Her Standing There
Misery
Anna
Chains
Boys
Ask Me Why
Please Please Me

Side-2
Love Me Do
P.S. I Love You
Baby It’s You
Do You Want To Know A Secret
A Taste Of Honey
There’s A Place
Twist And Shout

一方で日本盤のステレオ! これがビートルズVol.1は
Side-1
Please Please Me
Anna
I Saw Her Standing There
Misery
Chains
Boys
Ask Me Why

Side-2
Twist And Shout
A Taste Of Honey
Love Me Do
Do You Want To Know A Secret
Baby It’s You
There’s A Place
P.S. I Love You

なるほど日本盤の曲順変更の意図はなんとなくわかるような気がする。

Side-1の一曲目に大ヒット曲のPlease Please Meを持ってきて一気にビートルズの世界に引き込み、2曲目のAnnaでジョンのシャウトをぶちかまし、駄目押しとして3曲にI Saw Her Standing Thereを配置で一気にカタをつける。Side-1の残りの曲はおまけみたいなもの。

Side-2も同様に派手なビート・ナンバーのTwist And Shout を頭に据えて 一気に盛り上げる。後は彼らのミッド・テンポのモデラートな曲を楽しんでねって感じかな….

英盤のようにSide-2の出だしに Love Me Doだが、それだと景気付の一発とは行かずに、場を盛り下げると日本の制作サイドは思ったのではないかと….

本日も近所のスーパーで特価販売の焼酎を購入。麦焼酎、隠し蔵だって!


好きな音楽を聴いて、感動の一杯を味わおうではありませんか。



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