オイラが若かりし頃聴いていた60年代末から70年代にかけて流行ったニュー・ロックがクラシック・ロックと呼ばれる様になってどれくらい経ったのだろうか?
1966年ウッドストック近郊でのモーター・バイクの事故で重傷を負ったディランは活動を休止。傷の癒えた翌年ザ・バンドのメンバーとウッドストックのピンク色に塗られた彼らの住居、ビッグ・ピンクでセッションを繰り返す。
ここで出来上がった主な曲はザ・バンドのデビュー・アルバムに収録された他、多くのアーティストらによってカバーされ世にでる。
それ以外の音源は正式にリリースされることはなく、その後ザ・バンドのロビー・ロバートソンによってオーバ・ダブを施しステレオ化され、ようやく1975年にThe Basement Tapesというアルバム・タイトルで日の目をみることに。
確かに60年代に録音された古さを感じさせる音源ではあったが、70年代半ばにこのアルバムが登場した時はノスタルジーを誘うあたかも樽に詰め込まれたワインの様に熟成した雰囲気を楽しむことが出来た。
絶え間なく大量に生産され巷に溢れる新しいロックが10年後、20年後に果たしてどれくらい生き残っているか興味深い。
是非ともクラシック・ロックとして生き残って欲しいものだ。
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