CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

都会は苦手?

2022年08月10日 | West Coast Rock

シンガー・ソング・ライターのダン・フォゲルバーグはデビュー以前はロス・エンジェルスで音楽活動をスタートさせるもののその水に合わず、ナッシュビルに転居。

そこで実力を見出されレコード・デビュー、全国に活動を展開しなければならないのだが、やっぱり都会はどうも苦手だったような。

落ち着きを取り戻したのは自然豊かなコロラドのロッキーの山中で暮らしを始めたことで、曲作りも積極的に取り組めたようだ。

そして前作から2年後の1976年に出た4枚目のアルバム、Nether Landsはシカゴで有名だったコロラドの山中のカリブー・ランチを主にしてレコーディング。

ストリングスを取り入れた繊細で抒情的な曲、フォーク・ロックにカントリー、時に活力溢れたロック・サウンドも盛り込む内容で、基本的には従来の作品の方向性とはそれほど変わった感じは受けず、彼らしくいい味は出ていると思う。

因みにアメリカではこのアルバム結構ヒットして、マルチ・プラチナ・ディスクに認定されている。

ただ、このアルバム・ジャケのデザインから非常に暗いイメージが感じ取れ、当時の日本ではあまり売れないと考えられたのか、レコードは米オリジナルのゲート・フォールド仕様からシングル・ジャケに格下げて発売。確かに彼は大学でアート系の学部を専攻、それまでのアルバムのジャケにも彼の絵画が使われているが、何となく暗さが少々不気味さも感じられなくはない。

オリジナルの内ジャケのデザイン、米盤はゲート・フォールド仕様。

やっぱり暗いのはちょっと苦手?


ザナドゥって?

2022年08月10日 | BRITISH ROCK

時は13世紀、マルコ・ポーロの東方見聞録に記されたモンゴル帝国の煌びやかな都、上都(Shangdu)。

東方見聞録がのちの世に伝えられ、ヨーロッパでは彼の地の事を伝説の都、もしくは桃源郷、ザナドゥ(Xanadu)として語られる事に。

更に時代は進んで20世紀、1980年にザナドゥ(Xanadu)がミュージカルに。

そのサントラ盤のタイトル曲、Xanaduはまさかのエレクトリック・ライト・オーケストラとオリビア・ニュートンジョンによるコラボ。

曲を聴くまではイメージが湧かなかったけれど、オリビアのハイトーン・ボイスをうまく活かした軽快なELOポップで80年代のあの頃を思い出しなかなかよろし~

1968年、ジャガーズがデイブ・ディー・グループのThe legend Of Xanaduを“キサナドゥの伝説”って邦題でカバーしてたけれど、じっくり聴いてみるとザナドゥって歌ってるので、その後はジャガーズのカバー以外はザナドゥってことに。

ところでオリビアさんつい先月ここに登場したんだけれど、つい先日お亡くなりになられたみたいで…

ひょっとすると伝説の都、ザナドゥに旅立たれたのかも…

RIP