1981年のジェネシスのアルバム、Abacab。
(4種類の色違いのジャケで発売された。)
Abacabって何のことかと調べてみると、Aがバース、Bがコーラス、そしてCはブリッジと曲の構成を示す記号との事で、メンバーによると当時何かAbstruct(概念)的なアルバム・タイトルを模索していて、その際曲の構成を示す記号でもてな事でAbacabになったそうで、特に深〜い意味はないそうな。
このアルバムはジェネシスが3名になってから3枚目に当たるスタジオ・アルバムで、プログレ・ロックに彼ら流のポップ化を図る取り組みがちょうどこなれてきた時期でもあるし、さらにメンバーのフィル・コリンズが、ソロ・アルバムを出してヒットを飛ばし、その影響も結構あって大ヒットに繋がった。
それまでのプログレ・バンドと違って電子キーボードやストリングスによる重厚なアレンジは施されてなく、軽いシンセ・ポップ調のアレンジは80年代を象徴するシンプルなサウンドとなった。更にフィル・コリンズがソロ・アルバムを作成で力を借りたEWSのフェニックス・ホーンがNo Reply At Allに起用され、シンセ・ポップでは出せない軽快さを出しているのにも注目。
なるへそ、70年代のイエスではなくてシンプルな曲構成(Abacab)とアレンジが施されたこの手のプログレ聴けばこの暑苦しい熱帯夜やり過ごせるって訳ね。
でっ、涼しくなった?
No Reply At All
やっぱりエヤコン起動! キリッ。