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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

知ってる人は知ってるが、知らない人は全く知らないSSW

2022年07月30日 | West Coast Rock

70年代のアメリカのシンガー・ソングライター、テレンス・ボイラン。

私の様な年配でウエストコースト系のロックに興味があった人なら、ああそんな人いたねって感じだけど、一般的には無名の存在だったろう。

ニューヨークで育ち、60年代末ごろには学生時代のクラス・メートだったウォルター・ベッカーやドナルド・フェイガンらとの音楽活動を通して、彼らのバック・アップで69年ファースト・アルバムを出す。

その後ニューヨークから西海岸に移住、1977年にセカンド・アルバム、Terence Boylanを出すことに。

ちょっとジャクソン・ブラウンぽいが、バックにはSteely DanのAjaで演奏していたセッション・プレイヤーとかぶる豪華メンバーによる洗練された演奏が持ち味のフォーク・ロックって感じですかね。

(Steely Danの給料より遥かに高額と言われた普通じゃ集められない豪華セッション・プレイヤーを配してのレコーディング。ウォルター・ベッカーやドナルド・フェイガンとの長い付き合いからお友達価格で引き受けてくれたのかな?)

なかなかセンス良いんだけれど、やっぱり知名度が足りなくてヒットには至らず。

ただ翌年、イアン・マシューズが出したアルバム、Steelin’ Homeにこのアルバムから、Shake ItとDon’t Han Up Your Dancing Shoesを2曲をよりポップにカバー。

シングル・カットされたShake Itは全米チャート13位と結構ヒットしたので、作者として少しは元が取れたかも。