CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

このジャケやっぱり引いてしまうよね

2022年02月21日 | BEATLES-BADFINGER関連

今日用事があって車で出かけたのであるが、カー・オーディオのスイッチをオンにするとそのハード・ディスクにダウン・ロードされていたジョン・レノンの音源が流れて来た。

それは1973年の懐かしのスタジオ・アルバム、Mind Games。

そう言えば1973年って昨日アップしたレオ・セイヤーのデビュー・アルバム、Silverbirdと同じ年の発売だったんだと今更ながら気が付いた。

歳をとったのかその頃の事ほとんど記憶していない。

しかし、フォト・モンタージュによるこのジャケのデザインがその時私に大きなインパクトを残したのはよく覚えている。

(こ、こっ、これはかなり不気味な)

前年発売されたオノ・ヨーコ氏とのコラボ・アルバム、Sometime In New York Cityはサウンドとその歌詞にかなり政治色が色濃く出ていてさらに2枚組の1枚が丸ごとアバンギャルドなライブ録音で、ちょうど高校生だった私にはちょっと理解し難く、レノンのカタログの中では一番苦手なアルバムとなった。

そのためこのジャケを見た瞬間にまたか~って感じだった。

しかしLPに針を降ろすと聴こえてきたのは、意外や意外、前作の攻撃性なイメージは薄れ代わりにポップで柔らかいサウンドで包み込まれ、たった6秒の無音の曲、Nutopian International Anthemなんて意味不明な曲も収録されてはいたが、大層気に入ったアルバムだった。

特にのんびりとしたエキゾチックな雰囲気を醸し出すYou Are Hereはタイトル曲のMind Gamesよりお気に入りだった。

日本盤のライナーの表紙だけれど、このフォト・モンタージュは流石にチートやりすぎじゃない?