CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

こんなの知ってますか? その3、ジム・フォトグロ

2015年05月30日 | AMERICAN ROCK/POPS
1980年に急にアルバムが発売され、そこからシングル・カットされた、WE WERE MEANT TO BE LOVERS(邦題、愛のシルエット)が全米31位の中ヒットとなりました。

このアルバムしか所有していないので良くわからないのですが、数枚のポップ・アルバムを出した後、曲を他のアーチストに提供したりカントリー・シンガーとして活躍したとのことです。また、1991年発売のダン・フォゲルバーグのライブ盤にベーシストとしてクレジットされています。

このアルバムはアメリカ盤で、表ジャケがアルバム・タイトルのみの記載で、裏ジャケには彼の写真が掲載されています。(日本盤はアメリカ盤の表と裏ジャケを合成した独自の表ジャケットです。)

アメリカ盤裏ジャケ

それから、レコードのレーベルが20世紀フォックスとあまりお目にかからないものなので、その写真を添付。
そうしたところ、これによく似たデザインを思い出しました。それは同じシネマ系のユナイテッド・アーチストの子会社のジェット・レーコードというレーベルです。エレクトリック・ライト・オーケストラが在籍していました。

20世紀フォックス・レーベル

ジェット・レコード・レーベル

それでは、WE WERE MEANT TO BE LOVERS聴いてみてください。

Jim Photoglo - We Were Meant to Be Lovers

HIGH FIDELITYとHIGH INFIDELITYの違い、REO SPEEDWAGON

2015年05月30日 | AMERICAN ROCK/POPS
HIGH FIDELITY、略してハイファイと言われていますが、日本語に訳すと”高忠実度”とか”高忠実度な”となります。

つまり巷で言われているハイファイ・オーディオの格付けとは、いかに原音を忠実に再現できるかどうかをベースにして振り分けられます。 すなわち再生された音と原音と比較できる聴力を備えたリスナーがいないと厳密にはハイファイ・オーディオと言えないのでは? 

それでは、実際に原音を聴き、ハイファイ・オーディオの再生された音と比較できる立場にある人ってどのくらいいるのでしょうか? それに、クラッシックやジャズの一発どりを除けば、特にポップ・ロックの場合ミックスする段階で音源がかなり加工されています、その加工された音を現音と呼んでいいのかどうか? また、ライブなどでの生の音も原音とは違うのでないはないかと思えるのですが。なぜならライブ・コンサートの場合、聴いている場所によって音は異なるため、何が原音なのか定義をしにくいのではないかと考えます。

色々と議論はありますが、自身としては”どのような再生装置であっても、いかに気持ち良く聴かせてくれるかが重要である。”などと強がりたいのですが、実際はハイファイ・オーディオに多額のお金を投資できない現実もあるのです。

しかしながら、いくら最高のハイファイ・オーディオで好きな曲を再生しても、それが就寝中であればただの雑音に聴こえるのは間違いありません。まあ身の丈にあった装置で楽しみましょうと言うことでしょうか。

という長い前振りで、今回はご存知、アメリカのロックバンド、REO SPEEDWAGONのHIGH FIDELITYならぬHIGH INFIDELITYを紹介します。

1980年11月発売で、彼らのスタジオ・アルバムとしては9枚目にあたります。レコード・デビューは1971年で、70年代後半には徐々に人気も出てきた中堅バンドでした。このアルバムの発売で大ブレーク、全米一位となり、売り上げも9Xプラチナと言うすごい記録を達成し、一躍トップ・バンドの仲間入りをしましました。本来、KEEP ON LOVING YOUなど力強く歌い上げるバラードが売りのバンドですが、今回は日本でシングル・カットされた、日本向けの軽快なポップ・ロック、IN YOUR LETTERを聴いて下さい。

それにしても、アルバム・ジャケットもパロディーのようにFIDELITYにINが付くの付かないのでは大きな違いですね。

その昔、私の英国人の知人がアメリカに行った時大恥をかきました。ショップの女の人に”消しゴムありますか?”と聞いた時、習慣でRUBBERという単語使ってしまったのです。アメリカでは、消しゴムはERASERという単語を使い、RUBBERは例のゴム製品のことをさすのですね。

REO SPEEDWAGON - In Your Letter