CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

こ、こ、これがハードロックというものなのか~ 恐ろしいものだ~、レッド・ツェッペリン

2015年05月17日 | LED ZEPPELIN関連
ビートルズやストーンズなど超有名グループの記事をブログにアップするとなるとかなりプレッシャーがかかります。なぜなら、超有名グループには数多くのディープなファンの方々が存在し、それらの方々のグループに対する知識や一家言などを比べますと、このブログの内容では上面をなぞっただけのノービス級の文章だと言われかねないからです。

しかしながら、そのような厳しい指摘をあまり意識しても駄文は駄文ということで開き直って、今回も無謀にもかかわらず超有名グループ、レッド・ツェッペリン I について書いてみます。

1968年に4人のヤード・バーズのメンバーのうち3人が脱退し、ジミー・ペイジのみが残りました。バンドを継承していくには、契約の残っている北欧のライブ・ツアーを実行することでした。

ボーカルのロバート・プラント、ベースのジョン・ポール・ジョーンズそしてドラムスのジョン・ボ-ナムを新しいメンバーとして迎え 、ニュー・ヤード・バーズとしてライブ公演を行い、帰国後、レッド・ツェッペリンに生まれ変わりました。ファースト・アルバムは、たった36時のスタジオ・ワークで完成したと言われています。当然ライブ公演中、バンドとしての音合わせはしていたと思いますが、短時間での完成はやはり個々の能力が高かったからでしょう。

アルバムには、ウイリー・ディクソンの2曲(YOU SHOOK MEとI CANT QUIT YOU BABY)のブルース・ナンバーのカバーそしてブルースのフレーズの入った自作曲が含まれていますが、アルバム自体を表現しますとやはり新種のハード・ロックと言えるのではないでしょうか。単なるエレクトリック・ブルースの再現ではなく、ブルースの香りは所々に感じられるが、ジミー・ペイジの巧妙なアレンジにより、いままで聴いたことのないロックだと認識されたことが大ヒットに繋がったのでしょう。全米10位、全英6位の大ヒットとなる。

レッド・ツェッペリンはオン・タイムでは聴いていなく、レット・イット・ビーが日本で発売され、その人気が一巡した70年代始めの頃、近所の兄貴が持っていたレコードを借りて聴きました。当時はビートルズなどのメロディアスなロックに親しんでいたため、それとは違った異次元の破壊力を持ったそのサウンドに打ちのめされ、一回聴いたのみでレコードを返しに行ったような記憶があります。

それから、今回調べていて初めて知ったのですが、1966年にジェフ・ベックがヤード・バーズから脱退し、 ジミー・ ペイジもなんとなく意気消沈していた頃、ジェフのベックズ・ボレロのレコーディングに キース・ムーンと一緒に参加しました。その際お互い閃いたものがあったようで、新グループの構想が持ち上がりました。ギターはペイジとベックで、ベースとドラムスにTHE WHOに在籍していたキース・ムーンとジョン・エンストルウイット、そしてボーカルにSMALL FACES のスティーブ・マリオットかSPENCER DAVIS GROUPのスティービー・ウィンウッドのどちらかだったとのことです。またLED ZEPPELINという名前は、キース・ムーンかジョン・エンストルウイットがLEAD ZEPPELIN(鉛のツェッペリン)と言ったことから付けられたとも言われています。

誕生すればすごいグループとなったのでしょうが、個性が強い人達ばかりですから、そのぶつかり合いによってアルバムが1枚完成するかしないかのうちに解散となったのではないかと思います。今まででもスーパー・グループと称されるものは数多くありましたが、いずれも短命に終わっていたからです。

それでは、大音量でレッド・ツェッペリンのハード・ロックなるものを聴いて、打ちのめされてみて下さい。

とはいえ、今では 多分普通の音に聞こえるかも知れませんね? 

昔はボブ・ディランがアコースティック・ギーターからエレキに落ち変え、大音量でかき鳴らしただけで、賛否は別として多くの人がぶっとんだ時代があったのですがね~。 ディラン曰く、時代は変わる。

Good Times Bad Times - Led Zeppelin (Studio Version - Best Quality)