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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

40周年記念豪華盤マシーンヘッドのボックスセットについて思うこと

2015年05月28日 | DEEP PURPLE-RAINBOW関連
DEEP PURPLEのマシーン・ヘッド40周年記念豪華盤と言うCDのボックス・セットが2012年に発売されたのは、パープルファンの方ならご存知でしょう。

ちょうど40年前の1972年にオリジナルのレコード・アルバム が発売され、全英 1位、全米7位そして日本でも6位と大ヒットしました。例のHIGHWAY STAR やSMOKE ON THE WATERなどパープルを代表する曲が数多く収録されています。個々の曲の解説は、機会があれば 次回以降にトライしてみたいと思います。

さて40周年記念豪華盤について説明しますと、このボックスセットは4枚のCD、1枚のDVDそして1冊の解説書からなります。

それらの詳しい内訳は、
DISC 1 CD MACHINE HEAD (ORIGINAL 2012 REMASTER)
DISC 2 CD MACHINE HEAD (1997 ROGER GLOBER’S MIXES)
DISC 3 CD MACHINE HEAD (QUAD SQ STEREO)
DISC 4 CD IN CONCERT’72 (2012 REMIX)
DISC 5 DVD MACHINE HEAD (2012 REMASTER, 4.1 DTS FROM QUAD)


DISC 4を除いては、数曲のボーナス・トラックを除いて、全て同じ曲で構成されています。オリジナルで録音された音源を現代の最新鋭の機器を用いて色々と加工し、異なったニュアンスの音をそれぞれ作り出しています。

すなわち、1972年に発売されたオリジナルの音と比較してどのように変化したのか聴き比べて下さい、と言う企画物の商品で、その昔、マシーン・ヘッドのレコードを、いわゆる擦り切れるぐらい聴きその音像が頭の中にしっかり記録されているようなマニアの方向けの商品です。

年を重ねるごとに人間は五感の能力落ちてくるうえ、さらにコアなパープル・マニアでない私の場合、 昔の音と比べてすっきりしたとか、今まで聴こえなかった音が聴こえるなど、前もって言われればなるほどと頷くレベルの実力なので、今回制作された音の変化に感動したとか、感銘を受けたとか高らかに宣言できないのです。

じゃあ何故マニア向けのボックス・セットなんていう商品を買っちゃうの? と聞かれると返答に困ります。

まあ宗教みたいなものですかね。めぼしい新譜もしくは再発盤が出るというニュースを聞きつけると、なんとなくムズムズしだして、無意識にアマゾンの購入ボタンを押してしまう。そして買ってしまうと何か安心した気分に成ります。だから購入したのに開封すらしていないボックス・セット結構あります。

これではいけないということで、このブログで毎回記事を書く際に、今まで棚に眠っていたCDを改めて聴くようになり、偽マニアと言われないよう、猫に小判状態の未開封のボックス・セットも今後聴いていきたいと思います。

ちなみに、このボックス・セットで一番いいと思っている音源のCDは、DISC 3 のMACHINE HEAD (QUAD SQ STEREO)です。これは、70年代当時、日本ビクターのCD4やソニーのSQなどというシステムで、4つのスピーカーで音を再現する、4チャンネル方式のオーディオが開発され、ディープ・パープルもこのアルバムの4チャンネル版を録音していました。今回その4チャンネルの音源をステレオ(2チャネル)に焼き直しCD化したものです。

個人的には、この音が他のCDと比べ心持ち重く感じられ、パープルのハード・ロックに合っているのではと思っています。

皆さんはリマスターやリミックスされた新しい音源と古いオリジナルの音源との違いなど感じ取ることが容易く出来るでしょうか? 私はちょっと自信がありません。

Deep Purple - Highway Star