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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ジャズを聴く その2

2015年11月27日 | JAZZ・FUSION
マイルス・デイヴィスを追っかけていくと、本当に多くの有名ミュージシャンに突き当る。

彼の1970年作のヴッチェズ・ブリューには、後に有名となる数多くのフージョン系のミュージシャンが参加している。 ウエザー・リポートのジョー・ザウィヌル、チック・コリア、パーカションのアイアート・モレイラ、後のマハビシュヌ・オーケストラのジョン・マクラフリンやビリー・コブハムらである。


ドラムのビリー・コブハムはマハビシュヌ・オーケストラで数年活動した後脱退し、1973年の初のソロ・アルバムを出す。それが、1972年のアルバム、スペクトラム(全米26位、ジャズ部門1位)でマイルスやマハビシュヌの影響を受けたバラエティーに富んだフュージョン・ロック系の素晴らしいアルバムに仕上がった。


このアルバムに参加したのは、後にディープ・パープルに参加するギターのトミー・ボーリン、ジェームス・テイラーのバックやこれまたフュージョン系バンド、セクション のベース担当、リー・スカラー、それにキーボードのヤン・ハマーらが中心となってビリー・コブハムをサポートしている。

リッチーのレインボーにいた、オクトパス・ハンドのドラムで有名なコージー・パウエルは、千手観音があたかも叩いているような手数の多いビリー・コブハムのドラミングを意識していたとか、


デビッド・カバーディールがこのアルバムのトミーの演奏を聴いて感動してパープルに彼を勧誘したとか、


ジェフ・ベックがこれを聴いて、その後の活動をインストの方向に 舵を切ったとか、(実際ジェフはこのアルバムのSTRATUSという曲をライブで演奏している。)


まことしやかな話が色々あるようだ。

ハイレゾのなど音に拘る人は別として、幸いジャズ系のCDは輸入盤であれば結構安く手に入るし、わざわざCDを買うまでもと思う人は、ユーチューブなどのネットからタダで聴きことが出来るので、昔みたいにレコードにお金を沢山かけることのない便利な世の中になったと言える。

手数の多いビリー・コブハムのドラミングにトミーのギターとヤン・ハマーのキーボードが絡み、非常に楽しめる。
Billy Cobham - Quadrant 4

ジャズを聴く

2015年11月27日 | JAZZ・FUSION
正確には、ジャズも聴くと言うことである。

70年代に入りクロス・オーバーやフュージョンなどと言う言葉が出てきて、ロックと並行して聴くようになった。

ジョージ・ベンソン、ボブ・ジェームズ、リー・リトナー、ラリー・カールトン、スパイロ・ジャイラ、マイケル・フランクスやジョー・サンプルなどなど、また日本のアーティストでは渡辺貞夫やカシオペアなどである。

“ちょっと、そこのお方! それらのアーティストだけを聴いて、ジャズを聴いていると言うのは片手落ちですよ。もう少し前の年代のアーティストも聴いてみれば~。” なーんてその道の人から言われそうなので、何年か前に奮発してマイルス・デイヴィスの全集なるものを手に入れた。

彼のグループには 、古くはソニー・ロリンズそして80年代はマーカス・ミラーなど数多くのその時代における著名なミュージシャンが参加していてたので、私のようなジャズ初心者にとっては、マイルス・デイヴィスを順に聴いていくことで、多くのジャズ・ミュージシャンを簡単に知ることが出来る。

今日聴いてみたのは、かってマイルスのバンドのメンバーで、マイルスのアルバムKIND OF BLUEのレコーディングにも参加していたジョン・コルトレーンの1960年作GIANT STEPS。


1965年ごろからフリー・ジャズをやりだし、私のような初心者には難解なサウンドになる。やっぱりこのアルバムの前後の時期が一番聴きやすいように思える。

このアルバムでは、個人的には ベースラインに親しみの浮かぶ SPIRALや、バラードのNAIMAなどが特に印象に残る 。

そして、クロス・オーバーなんて言葉がなかった時期からクロス・オーバー・サウンドをやっていた、ハービー・マンの1969年作MENPHIS UNDERGROUND。


彼の作風が、当時のジャズの主流から外れていたので、ハービー・マンなど眼中になかったジャズ・リスナーも結構いたとのことだが、私は非常にリラックスして 聴くことが出来るので、彼は好みのアーティストのひとりである。

音を楽しむと書いて音楽、だから楽しく聴くことが出来れば、ジャンルやアーティストにはあまりこだわらないようになった。

とは言え、リッチーのレインボーいつ聴いても良いですね~


さっき聴いてて、思わずロスティン・ホーリウー(LOST IN HOLYWOOD)と合唱してしまいました。

キース・ジャレットのEXPECTATIONS、1973年頃

2015年08月02日 | JAZZ・FUSION
暑い、暑い、本当に暑い。

こんな日は、とてもじゃ無いが外に出る気にはならない。仕方が無いから、クーラーを効かした部屋で、ビールでも飲みながら音楽でも聴こうか。

と思ったところ、ビールが無いのに気がついた、ハイ・ボールでもと思ったが、ソーダ水も品切れ。

これまた仕方が無いので、インスタントのネスカフェでも。飲み方は、500CCぐらいの容量のガラス製の急須に、お湯をほぼ満杯になるぐらい注ぐ。大体、コーヒーカップ2.5杯分のお湯に、目分量であるがアメリカン・コーヒーの濃さになるよう、コーヒー・パウダーを急須に投入し、砂糖やミルクなしのブラックでガバガバと飲むのである。

そして、本日CDプレーヤーのトレイに載るのは1973年発売、キース・ジャレットのEXPECTATIONSというアルバムである。

えー、どうしてクラッシック・ロックと称したブログにジャズの話がアップされるの?

ロックの話も少し出てくるので、クロス・オーバーって感じで読んでください。

今回のアルバム制作のメンツは当時26歳だった若いキース、ベテランのチャーリ・ヘイデン(ベース)とポール・モチアン(ドラムス)らのお馴染みアメリカン・トリオにデューイ・レッドマン(サックス)を加えたカルテットの編成で、サム・ブラウンのギターやアイアート・モレイラのパーカションが絡むのである。

どういう経緯かはわから無いが、今回はマイルスなどが所属した、大手のコロンビア・レーベルからの発売となり、しかもLP2枚組という大物並みの破格の待遇であった。キースも2枚組での発売により収録時間が倍になったことで、ジャズ、ロック、フォークやストリングスの使用、さらにアイアートのパーカッションが印象的なラテン調のものなど、目一杯バラエティー感が味わえるものの制作を意図したようだ。特にサム・ブラウンのギターが絡む曲は、フィージョン・ロック系のフレイバーに溢れ、ジャズとロックの垣根がなくなり、普通のロック・ファンでもジャズを難しく意識すること無く、すんなり受け入れられるのではないか。またキースも例の掛け声を所々で発して結構気合がはいっているように見受けられる。

翌年、MCAから発売されたアルバム、“宝島”もアイアート以外は同じメンツで、同じベクトルで制作されており、ドイツのECMレーベルから出されるキースのアルバムとは全く異なる印象を受けた。どちらのスタイルが好みかは人それぞれであるが、ロックが好きな人は、私のコーヒーの飲み方と同じでアメリカン・トリオもしくはカルテットの方からキースを聴いた方が違和感が無くキースの世界に入っていけるのでは?

アルバム、宝島

本を読みながら、新聞を読みながら、あるいはネット・サーフィンをしながら、バック・グランド・ミュージックとしてこのアルバムを聴くと80分ほどの時間があっと言う間に過ぎてしまう。時間が短く感じられるのは 明らかにエンジョイしている証拠。

そのようなことを言うと、ジャズ博士から“そんなのは邪道じゃ、もっと集中して様々な音を正確に捉えて、楽曲の表現の深さを味わうのだ。”と言われるかもしれないが、個人的には、アメリカン・コーヒーはエスプレッソのようにちびちびと飲むものじゃ無くて、ガバガバと飲む、それと同じ感覚で大まかに楽しんでも良いと思う。

ジャケ裏には、22カ国の国旗が示されており、これらの国々からキース・ジャレットは音楽家、評論家そして国民からの賞賛と尊敬を勝ち取った、などと書かれている。

ジャケ裏に22カ国の国旗が示されている。

おーい、なんで日本の旗がないの? 日本のリスナーこそキースの最大の理解者だと思うのだが。

心配ご無用。キースが来日したのは1974年のことで、それ以前は一部のマニアを除いては、彼のことをあまり知らなかったし、彼自身も来日するまで日本のことをよく知らなかったのだと思う。何しろ、1978年に発売された、彼の代表作かつ超大作10枚組ソロ・ライブ・アルバム、サンベア・コンサートの楽曲は、すべて日本のファンの前で録音されたのだから。

暑い、暑い、本当に暑い昼下がりの事でした。