音楽嗜好の違いとか、それ以外の内輪揉めによる人間関係の悪化によってオールマン・ブラザーズ・バンドは1976年に解散。
とは言え、レコード会社からすればそうあっさりと解散してもらっても困るてなことで新譜の代わりに2枚組のライブ・アルバム、Wipe The Windows, Check The Oil, Dallar Gasを出す事に。
1972年から73年と75年に行われたコンサートからのライブ・レコーディングが収録されているデュアン・オールマン亡き後のバンド編成で、往年の名曲以外に1973年の大ヒット・アルバム、Brother And Sistersや1975年のアルバム、Win, Looser Or Drawから何曲か収録されているのが聴けるってことでその当時としては結構価値があった。
(Brother And Sistersの曲がてんこ盛り。当時は米盤買ったのでサイドー1の裏にサイドー4に、そしてサイドー2の裏にサイドー3の音源が収録されたオート・プレイヤー用のダブル・アルバムだった。)
新加入のピアノ奏者、チャック・リーヴェルの演奏もいけてるし、他のメンバーも力強い演奏を披露しデュアン亡き後のポップなオールマンてな感じで悪くはないけれど、やっぱりデュアンの抜けた分音に厚みが少々足らないかな?