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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

久々にフィービー・スノウでも

2021年08月24日 | R&B

1974年、シェルター・レーベルからセルフ・タイトルのアルバムでデビューし成功を収めたRB系シンガー・ソング・ライターのフィービー・スノウ。

しかしレーベルとのいざこざでこの1枚のアルバムを残してコロンビア・レーベルに移籍し1976年から78年にかけて4枚のアルバムを出す。

1981年にコロンビア時代の音源とデビュー・アルバムからも2曲収録したベスト・アルバム、The Best Of Phoebe Snowが発売された。

とにかく歌が上手いのが気に入っている。

トータル35分程度のサンプラー的な収録なので、もっと彼女のボーカルを味わいたいお方はオリジナル・アルバムを個々に聴きてみるのがオススメ。

今やオジンとなった私にはCD2枚組の重厚なベスト物よりこのアッサリ目の編集アルバムでオーケ。


暑さをしのぐには、その2

2021年08月02日 | R&B

助手:真夏に熱いお茶がぶ飲みして競饅頭ごっこはやっぱり体にこたえますね。

どうもすみません。思慮不足でした。

博士:当たり前じゃ。熱中症になってしまうのがオチじゃ。

助手:それじゃ暑苦しい曲をバンバン聴くってのは如何ですか? 体に負担がなく暑気払いできるかも…

となるとやっぱりアレですかね?

博士:アレって?

助手:1967年のオーティスのライブ・アルバム、Live In Europeですよ!

(熱い男、オーティス! 確かに衣装も燃えている様な...)

バックにBooker T. & MGsを従えてノリノリのオーティス!

これを聴いて熱くならない人はいませんってば!

博士:確かに。だけどエヤコンのスイッチをプチッと押せば済むことじゃ!

それでは涼しい環境で燃えていただくことに!

Fire!

じゃなかった

Fa-Fa-Fa-Fa-Fa Fa-Fa-Fa、Fa-Fa-Fa-Fa-Fa Fa-Fa-Fa♪

って、なんでこれがSad Songになるのかイマイチわからないけど、中々よろし〜


スコットランドの名品って!

2021年05月09日 | R&B

1971年にアベレージ・ホワイト・バンドが結成される。

実力が認められ1974年アメリカのニューヨークで2作目のABWをレコーディング。シングル・カットとされたインスト・ナンバー、Pick Up The Piecesが全米1位の大ヒットをかっ飛ばす。

バンド名通り白人メンバーだけで結成されたバンドなのに、サウンドは非常に黒っぽいファンクで当時少々驚いた記憶が。

しかしもっと驚いたのは、何と彼等がスコットランド出身(Wikiによると東海岸に面する地方都市ダンディー)だった事ですかね。

個人的にはスコットランドの音楽って言えばケルトなどのフォーク系の牧歌的なイメージがあり、ロック系アーティストだとウイングスのヒット曲Mull Of Kintyreやロッド・スチュワートの一連の作品がなんかが思い浮かぶが、彼等はバグ・パイプではなくファンキーなホーン手に世界へと飛び出したわけである。

アメリカ公演を収めた1976年の通算5枚目のアルバム、Person To Personはそれまでのスタジオ・アルバムからのセレクションにグラディス・ナイト・アンド・ピップス、マービン・ゲイとCCRらが歌った、I Heard It Through Te Grapevine(悲しいうわさ)が加えられた“アメリカの皆様、いつもご贔屓いただき有難うございます”って感じの御礼ベスト物かな。

演奏もアドリブなどを入れて大幅に膨らましていて聴き応えあり!

それから数十年が経ったある日、仕事でスコットランドのアバディーンに行く機会があった。

ダンディーの街からさらに約100キロ北に位置する東海岸の街で、当日は生憎空はどんよりした雲に覆われ北海から吹く風は強く、車窓から眺められた灰色の集合住宅が林立する街並みは何と無く寂寥感を感じた。

今でも熱くファンキーなアベレージ・ホワイト・バンドからスコットランドのイメージは全く湧かない。

やっぱり個人的にはスコッチかネッシーですかね?

シングル・モルト、中々よろしおす。

 


温故知新、博士の場合

2021年01月28日 | R&B

助手:博士一体どうしたんですか? 急にステップ踏み始めて。左側のハムストリングス痛めてたんじゃなかったですか?

博士:いゃ〜 このCD聴いていると体が自然に動き出すんじゃよ。スロー・テンポなビートでオジンのリハビリにはもってこいじゃ!

助手:ここんところ間違って新芽も吹き出すぐらい季節外れの如く温かかったことで、博士の歯車もちょっと狂ってしまったのかと心配しましたよ。

博士:なんの、なんのこれしき。加齢による体力の衰えはどうしようもないが、長年の経験に裏付けられた行動力はまだまだ若いものに負けん!

本日取り出したるは、新人女性3人組のR&B系のボーカル・グループのJadeじゃ〜 どうよ!

1991年Giant RecordからJade To The Maxでアルバム・デビュー。

アルバム・チャートは全米56位(R&B部門19位)と派手ではないが、このアルバムからシングル4枚をヒット・チャートに送り込み、アルバムはプラチナ・ディスク獲得と大健闘!

メイン・ボーカルもうまいしコーラスもバッチリ決まっていて、スロー・ビートに乗って体に染み込みついステップを踏んでしまう。

シングル4位の大ヒットとなったDon't Walk AwayはCool & The Gangや Stevie Wonderらの70年代の頃の曲のビートをサンプリング。

道理でクラシック・ロック・オジンの体が無意識に反応したのか?

更なる聴きどころはこれまた70年代のR&Bコーラス・グループ、Emotionsのアルバムから2曲カバー(Don't Ask My NeighborsとBlessed)。

(70年代を象徴する3人組R&Bグループ、Earth,Wind & Fireのモーリス・ホワイトがプロデュースした切れ味抜群の1977年のアルバム、Rejoice)

グループと制作陣が結構70年代のミュージックをリスペクトしているのに好感が持てる。

残念だった事は、このグループ、デビュー・アルバムの成功を次のアルバムにしっかり繋ぐ事が出来ず、トップの座に就くことが出来なかった。

アルバム・タイトル通り、一気にMaxに行ってしまい次の新たな展開への余力まで使い切ってしまったのだろうか…

博士:オジン、オジンと呼ばれていても70年代をレスペクトした新しい流行り物を聴いておるぞ! これこそ温故知新じゃ。

助手:博士! いくら新人って言っても、買ってからもう30年経つんですけどね…

やっぱり急激な寒暖の差でネジが少々緩んでいるのは間違いない! キリッ。


レトロなミュージックで明るくいこう!

2020年12月25日 | R&B

コロナ感染拡大で少々落ち込んでいるそこのあなた!

60年代の明るいポップスでも聴いて明るさを取り戻してみてはいかが?
 
取り出したるはフィル・スペクターのプロデュースのコンピ・アルバム。

スペクターと言えばストリングスやコーラスで音の隙間をなくす厚みのあるウォール・サウンド制作の達人。
 
このCDではクリスタルズや娘のロニー・スペクター率いるロネッツが大活躍。

元気出てくるかもね。
 
それより携帯でのブログ記事のアップ、慣れないせいか打ち間違いばっかりで、気が滅入ります。
 
 

ホント申し訳ない。

2020年12月16日 | R&B

1962年、コンポーザーそして演奏者として大きな才能を持った12歳のリトル・スティービーがレコード・デビュー。

そして10年後大人になったスティービーが1972年通算15枚目のオリジナル・スタジオ・アルバム、Talking Bookを出してついにブレーク(全米3位)を果たす。

このアルバムから2曲、You Are The Sunshine Of My Lifeとご存知Superstitionを全米第1位となるヒットを連発しさせ、その後続く数枚のアルバムによってスティービーは名実ともに偉大なミュージシャンの地位を築くこととなる。

ところでこのアルバムに収録されたI Believe(When I Fall In Love It Will Be Forever)にはジェフ・ベックがギターで参加。

その時スティービーがジェフが結成する新しいロック・バンド、Beck Bogart and Appiceのデビュー・アルバムにSuperstitionを提供する取り決めをしたそうな。

ただ新グループの結成が少々もたついている間に、曲がヒットすると確信を持ったレコード会社、タムラ・モータウンが待ち切れずにひと月早く先にシングル・カットさせてしまった。(その昔Tamlaの響きが田村に聞こえて、最初は日本人が絡んでいるのかなんて思った事も...)

大ヒットしてしまったので流石のジェフもいい気はしなかったらしい...

約束したのにこんなことになって申し訳ないと、スティービーはジェフの次のアルバムに曲を提供する事になったそうな。

それがジェフの1975年のソロ・アルバム、Blow By Blowに収録されたCause We've Ended As Lovers(哀しみの恋人達)でその注釈として“ロイ・ブキャナンに捧ぐ、そしておおきにスティービー JB”と記されているではないか!(だめ押し目的なのか、もう一曲Theloniusもこのアルバムに提供している)

Blow By Blowも全米4位の大ヒット。

バランスの取れた仲直りが出来て、めでたしめでたし。


熱帯夜にスティービー・ワンダーはいかが?

2019年08月13日 | R&B

英語での数字の単位は、ゼロが三つ付く(もしくは1000倍)毎に単位が変わると覚えれば良い。 

すなわち、1のお尻にゼロが3つ加えられれば、One Thousand (千)

更にゼロが3つ加えられれば、One Million (百万)

更にゼロが3つ加えられれば、One Billion (十億)

更にゼロが3つ加えられれば、One Trillion (一兆)

そして、更にゼロが3つ加えられれば、One Quadrillion (一千兆) 

一万なら千が十個って事でTen Thousand、千億なら十億が百個という意味なのでOne Hundred Billion。 

ちなみにZillionという言葉は、基本的に何億兆とか無数という単位を超えた意味で使われるそうな。

 

そうすると、スティービー・ワンダーのアルバム、Fulfillingness’First Finaleに収録されたHeaven is 10 Zillion Light Years Awayの邦題は、One Thousand Billionが1000億だから、1000億光年の彼方”とするのはおかしいね。 

10 Zillionとは光のスピードでも到底たどり着けない距離で、神様はいる事はいるのだが辿り着けない遥か彼方に存在している。 

だからあまりにも遠すぎてその存在を確かめる事は出来ないが、各々の心の中に存在することを感じて欲しいと言うゴスペル・ソングかな? 

1972年のアルバム、Talking Bookでついにギアがトップに入り、続く1973年のInnervisionsも大成功を収め、そして第一幕終了とタイトルがつけられた1974年のアルバム、Fulfillingness’First Finaleは、当時としては彼の集大成のアルバムだったと言える。

(キーボードの階段を登り、次へのステージへとステップ・アップ)

(若き日のスティービーや、ケネディ大統領やキング牧師らしいイラストも)

まあ少し宗教臭さや政治社会に関連する言動などが此処彼処で見え隠れするので、スティービー・ワンダーはちょいと苦手と言う人もいるかもしれないが、このアルバム、それらを差し引いても彼のメロディー・メーカーぶりやバラエティーに飛んだ曲調を楽しむことができる。

個人的には、5曲目のミニー・リパートンがコーラスを務めるCreepin’が不思議な魅力があってヘビロテするくらいなかなかよろし〜

 

ところでジリオンなんて言わず、ミリオン・ダラーでもいいから宝くじ当たらないかね〜と思う今日この頃。

でもそれは、到底不可能な事。

宝くじ買ってないからね。

 

 


Slow Handって

2019年04月27日 | R&B

今日から連休突入〜! 

所用で夕方頃、小一時間ほど出かける。 

いつもの土曜日の夕方と同じで、近所の幹線道路の渋滞はなく信号に引っ掛かることもそれほどなく気持ち良く走れた。

こんな時、車内聴くのはラジオ・フレンドリーなポップ・ソング。歌詞は知らなくともメロディーにそって鼻歌を歌う。 

ポインター・シスターズの1981年、通算8枚目のアルバム、Black & White。

 

 

ジャズ系のブルーサム・レーベルからプラネット・レーベルに移籍し、敏腕プロデューサーのリチャード・ペリーにプロデュースを任せてちょうど4枚目の作品となる。 

それによって芸風がポップR&B路線にとなり、シングル・ヒットをバンバン飛ばす。 

その集大成が、このアルバムに収録され全米2位のヒットとなった、Slow Hand。

 

そう! 少しでも早く行こうと車線変更を繰り返し車を運転しても、到着する時間ってそう変わらない。 

何事も自然体にSlow Handの精神で行きましょう! せっかちはダメ! 

歌の文句じゃないけれど、そうすれば女性にもてるかもね? 

博士:何ィ〜! 女性にもてるだと? 長い間生きてきて、Slow Handの原理に気がつかなかったとは、一生の不覚じゃ〜!

博士はBrainがSlowだから、知ってたとしてもあまり関係ないかもね。

 


ランダムにレコード紹介、その2 ポインター・シスターズ

2018年10月28日 | R&B

あるアーティストのアルバムを年代を追ってシリーズで聴いていくと、絶長期のイメージというのが固定されがちで、そのラインから外れるようなアルバムがあるとつい駄作と思われがちになる。

ランダムでアルバムを選択し、先入観なしで聴いてみると案外これはいける!てなレコードを発見する。

ポインター・シスターズ、1979年のアルバム、Priorityがそれに当たる。

モノクロの集合写真に、事務所なんかで使われるハンコで赤い文字でPriorityとタイトルが表示されている


レコード収納のスリーブの写真。アルバム同様、ノリノリの彼女たち

かってジャズ風のコーラス人気を博した4人組女性ボーカル・グループも、1978年にプロデューサーにリチャード・ペリーを迎え、彼の指揮の下精鋭のスタジオ・ミュージシャンを起用し芸風をR&Bに変更することで再度ブレークを果たした。

しかし、ブルース・スプリングスティーン作の大ヒット・シングル、Fire(全米2位)を収録した1978年のアルバム、Energy(全米13位)とこれまた大ヒット・シングル、He’s So Shy(全米3位)を収録した1980年のアルバム、Special Things(全米34位)に挟まれて発売されたリチャード・ペリー・プロデュースの第2弾となったアルバム、Priority(全米72位)は忘れられた存在となってしまった。

収録曲は、モット・ザ・フープルのイアン・ハンター、ボブ・シガー、ジェリー・ラファティー、リチャード・トンプソン、スプリングスティーンらの作品、さらにストーンズのジャンプ・ナンバー、Happyとザ・バンドのロビー・ロバートソン作、 The Shape I’m Inなど盛り沢山で、彼女たちの迫力のある歌声は結構聴き応えがあり楽しめるのだが….

プラネット・レーベル、サイド1の最後の5曲目にストーンズのHappyが収録されている。

因みに他のアルバムのように大ヒット・シングルが収録されず少々地味に感じられたのか、このアルバムは初回プレス以降日本盤のレコードやCDは未だに再発されていない。

残念!