あるアーティストのアルバムを年代を追ってシリーズで聴いていくと、絶長期のイメージというのが固定されがちで、そのラインから外れるようなアルバムがあるとつい駄作と思われがちになる。
ランダムでアルバムを選択し、先入観なしで聴いてみると案外これはいける!てなレコードを発見する。
ポインター・シスターズ、1979年のアルバム、Priorityがそれに当たる。
モノクロの集合写真に、事務所なんかで使われるハンコで赤い文字でPriorityとタイトルが表示されている
レコード収納のスリーブの写真。アルバム同様、ノリノリの彼女たち
かってジャズ風のコーラス人気を博した4人組女性ボーカル・グループも、1978年にプロデューサーにリチャード・ペリーを迎え、彼の指揮の下精鋭のスタジオ・ミュージシャンを起用し芸風をR&Bに変更することで再度ブレークを果たした。
しかし、ブルース・スプリングスティーン作の大ヒット・シングル、Fire(全米2位)を収録した1978年のアルバム、Energy(全米13位)とこれまた大ヒット・シングル、He’s So Shy(全米3位)を収録した1980年のアルバム、Special Things(全米34位)に挟まれて発売されたリチャード・ペリー・プロデュースの第2弾となったアルバム、Priority(全米72位)は忘れられた存在となってしまった。
収録曲は、モット・ザ・フープルのイアン・ハンター、ボブ・シガー、ジェリー・ラファティー、リチャード・トンプソン、スプリングスティーンらの作品、さらにストーンズのジャンプ・ナンバー、Happyとザ・バンドのロビー・ロバートソン作、 The Shape I’m Inなど盛り沢山で、彼女たちの迫力のある歌声は結構聴き応えがあり楽しめるのだが….
プラネット・レーベル、サイド1の最後の5曲目にストーンズのHappyが収録されている。
因みに他のアルバムのように大ヒット・シングルが収録されず少々地味に感じられたのか、このアルバムは初回プレス以降日本盤のレコードやCDは未だに再発されていない。
残念!
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