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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

デビューがちょっと早かったかな?

2024年07月01日 | PROG ROCK

本日は北米出身のプログレ・ロック・バンド、スターキャッスルでも。

前身バンドが1969年に結成され活動を行ってきて、1974年にスターキャッスルとしてメジャー・レーベルのエピックと契約。

イエスに憧れていたらしく、イエスと似通ったサウンドが特徴。またREOスピード・ワゴンの初代ボーカルのテリー・ルトゥレルはイエスのジョン・アンダーソンの様な雰囲気が少なからずあり、演奏の技量も高いと思う。

本日は1976年のファースト・アルバムに続く1977年のセカンド・アルバム、Fountains Of Lightを久々に聴いてみる。

ファースト・アルバムと同様のコンセプトであるが、クイーンやジャーニーなどのプロデューサーだったロイ・トーマス・ベイカーを起用し、ポップな味付けを施し売れ線を狙った。

ただ時期的にハード・ロックやプログレ・ロックがさらに勢いを落とす70年代の後半だったのが残念、ファースト・アルバムより売れ行きを落とすことになり、同時期に活動しブレイクを果たしたカンサスに続く事は出来なかった。

それより、プログレ・ポップ路線のAsiaやBostonらが登場したに80年代初頭にデビューするれば評価はもっと良い方に変わっていたかも…


フォーカスの2枚目の思い出

2024年05月24日 | PROG ROCK

久々にフォーカスのセカンド・アルバムでも聴いてみることに。

1969年にオランダでバンドが結成され、1970年に彼らのファースト・アルバムが完成。翌年にシングル・カットされたHouse Of The Kingがヨーロッパでヒットし注目を集めた。

同年リズム・セクション2名のメンバー・チェンジを経てセカンド・アルバム、Moving Waves が出た。

シングル・カットされたHocus Pocusの度肝を抜くようなサウンドが受けてインターナショナル・デビューを果たすことに。

確かにHocus Pocusは大きなインパクトを持つ作品ではあるが、このアルバムの本質はその他の曲に宿る。

ELPの奏でるクラシック風作品やジェスロ・タルの庶民的トラッド系作品とは異なり、更に時代を遡った中世ヨーロッパ風の格調高いクラシックにロックやジャズが融合した少々クリムゾンの香りも漂うハイブリッド・サウンドが売りで、今でも新鮮に感じる。

そう言えば、当時1学年上の先輩がヤン・アッカーマンのソロ・アルバムが出たとのことで電車2本乗り継いで街中の一番でかいレコード・ショップに買いに行くって...

この頃オイラはプログレに詳しくなく、ヤン・アッカーマン? それ誰?でしたね。


マイク・ピンダー氏逝く

2024年05月04日 | PROG ROCK

ネット・サーフィンしていると元ムーディー・ブルースでキーボードを弾いていたマイク・ピンダー氏がつい先日亡くなられたことを伝えるニュースが目に止まる。

メンバー・チェンジを行い新生ムーディー・ブルースが誕生し7枚のスタジオ・アルバムを出してしばし安息の日を経て各自がソロ・アルバム制作に邁進した後、1978年メンバー全員が再度集結し新作、Octaveの制作。ただマイクは更なるバンド活動に乗り気ではなくなってしまい遂にバンドから脱退。

その後キーボードにイエスを解雇されたパトリック・モラーツをリクルートしたり、レギュラーのキーボーディストを置かない形での活動がなされてきた。

マイクがバンドから脱退して26年ほど経つが, ムーディー・ブルースが世界一小さなオーケストラと形容されたのは、彼がバンドにメロトロンを導入した故であり、脱退したとは言えバンドにとっては掛け替えのないメンバーだったのは間違いない。

その彼の功績を讃え、本日は1972年のアルバム、Seventh Sojournでも聴いてみることに。

(朽ち果ててしまった枯れ枝のそばに、新しい生命の息吹が.... 未来はそう捨てたものではないのかも?)

このアルバムにはマイクの作品2曲、Lost In A Lost WorldとWhen You’re A Free Manが収録されていて、マイクの奏でるメロトロンが印象的なバラードである。

ちなみに当時のムーディー・ブルースの5人のメンバーのうち、マイク以外にレイ・トーマスとグレアム・エッジとマイク、さらに初期のメンバーだった元ウィングスのデニー・レインやベースのクリント・ワーウィックらも既に鬼籍に入ってしまった。

光陰矢の如しってよく言われるけれど、70年代の楽しかった頃はあっという間に過ぎ去り、歯磨きの際洗面所の鏡に映る浦島太郎の物語の如くあっという間にオジンになってしまったオイラを見てその諺を改めて実感する。

 


四それとも五?

2024年04月02日 | PROG ROCK

本日は五大プログレ・バンドの一角を占めるジェネシスでも。

ピーター・ガブリエルとスティーブ・ハケットらが抜けトリオになったジェネシスはプログレ・ポップ路線で快進撃を続けピンク・フロイドは別格としても特に北米での連続した売り上げが半端なかったね。

てな事で1999年に出た彼らのベスト・アルバム、Turn It On Again, The Hitsでも聴いてその一端を覗いてみる事に。

このコンピCDアルバムは全18曲の収録でその全てがシングル・カットされ欧米両地域でそこそこのヒットを収めている。その中心は80年代から90年代初期にかけてのトリオ時代のものが15曲で、残りはピー・カブ時代の2曲(そのうち1曲はトリオで再録)とフィル・コリンズ脱退後の最終アルバムに収録された1曲。

欧州系の翳り系のプログレではなく80年代を象徴するテクノ・ポップって感じでその弾けたキャッチーさがアメリカで受けたのだろうか。

それ故同じ英国出身のジェネシスではあるが彼らの全盛期の芸風が他のプログレ・バンドとは少し違うんじゃないのって事でクリムゾン、イエス、ELPとフロイドによるプログレ四天王って括りで今でも語られるのかも…


多作なのも困りもの

2024年03月25日 | PROG ROCK

リック・ウェイクマンは多作なアーティストでソロや他のアーティストとのコラボを含めると現在までに軽く100枚を超えるアルバムを出している。

一体どこから聴いてゆけばいいのか? 

有りました! 2000年発売のCDアルバム、The Very Best Of Rick Wakeman(1973-1979)。

A&M時代に出した全アルバム、Six Wives of Henry VII、Journey To The Center of The Earth、 The Myths & Legends O King Arther And The Knights Of The Round Table、No Earthy Connection、White Rock、Rick Wakeman’s Criminal Recordsと Rhapsodiesから満遍なく選曲されている。

これにPiano Portraitsなどのソロ・ピアノものを押さえておけばなんとなくリックの全貌が浮かび上がってくるのではないかと…

大好きなミュージシャンなんだけれど、お金も時間もないから全部追いかけるわけにいかないですね。


ほぼフィリップのワンマン・バンドと化したセカンド・アルバム 

2024年02月28日 | PROG ROCK

久々に1970年のキング・クリムゾンの2枚目のスタジオ・アルバム、In The Wake Of Poseidonでも。

(ほぼフィリップのワンマン・バンドって感じですね。)

メンバーの出入りの非常に激しいバンドで、イアン・マクドナルド、グレッグ・レイクとマイケル・ジャイルズらが本作の制作前にバンドから脱退することを決断。

急遽サポート・メンバーを手配するもドラムスの手が足りずマイケルが呼び戻されレコーディングに参加、またグレッグも何故か1曲を除いてボーカルの収録には参加していた模様で、ベースのビーター・ジャイルズ、管楽器のメル・コリンズにボーカル(1曲だけ)にはゴードン・ハスケルの参加によって何とかアルバムの完成に漕ぎ着けることに。ちなみに前作ではイアン・マクドナルドが弾いていたメロトロンを本作ではロバート・フィリップの弾くことに。

ほぼワンマン・バンド。

ちなみに荘厳なイメージを構築するメロトロン。特にオイラの様な世代はメロトロンの音色に真っ先にやられちゃうね。


流行なんて関係ない

2024年02月05日 | PROG ROCK

本日はジェスロ・タルの1978年の11枚目のスタジオ・アルバム、Heavy Horsesでも。

彼らの前年のアルバム、Song From The Woodからスタートしたトラッド系フォーク・ロック3部作の2枚目に当たる作品で、9曲に小分けされたそれぞれの曲は聴き易くなっている。

1970年代後半のパンクなどニュー・ウェイブ真っ盛りのロック界で流行なんて関係ないとルーラル・エリアでの住民に捧げるが如くトラッド系のフォーク・ロックで勝負! 彼の地で暮らす人々の琴線に触れる何かが曲に込められているのだろう。

またダリル・ウェイがゲストとして2曲でバイオリン・ソロを披露していてプログレ・ファンをも喜ばせる。

己の道を貫き通す貫禄の一枚とも言える。

 


それなりにアラン・パーソンズ・プロジェクト

2024年02月04日 | PROG ROCK

アラン・パーソンズ・プロジェクトの1978年の3枚目のオリジナル・アルバム、Pyramid。

(これだけピラミッドがあれば、ピラミッド・パワーの御利益が得られるのは間違いなし!)

エジプトのギザのプラミッドに焦点を当てたコンセプト・アルバムで、ポップでスムーズな展開でいつもの彼ららしさ全開。

とは言え前作のI Robot(全米9位)と比べるとそれぞれの曲にキャッチーさが少々足りなかったかな?

それでも全米26位にランクされ、そこそこヒット。それなりに面目は保てたのではないかと。

これぞピラミッド・パワー!


ハードからプログレへ

2024年01月19日 | PROG ROCK

PCはモニターを除けば出来るだけ小型軽量化への道を歩んできた。よってその進化にそぐわない機能やデバイスは新しいモデルが登場すると廃止されてきた。

現在3代目のiMacを使っているが、基盤の不良のため廃棄した昔使っていたiMacにはディスク・ドライブが付いていてiTuneにリッピングしたりDVDの鑑賞に使っていたのだが現在のモデルには装備されていない。

別になくなってもそれほどの不便さを感じない今日この頃ではあるが、CD棚をガサゴソしていると宝の持ち腐れって感じで未鑑賞のブルーレイやDVDのディスクが結構眠っている。

てな事で今回安物の外付けDVDプレーヤーを買ってみる事に。

早速取り出した音源はラッシュの1977年の5枚目のスタジオ・アルバム、A Farefwell To KingsのDVDディスク。

ハードロック系のバンドとしてデビューした彼らも2作目からドラムスにニール・パートが加入した事によって、単なるハードロック・バンドとは一線を画す作品づくりを目指し、このアルバムのレコーディングは初めてカナダ国外に出てウェールズにあるあの伝説のスタジオ、ロックフィールドで行われ、さらにシンセや曲のモチーフに必要な他の楽器も投入され彼らのさらなる進化したサウンドが聴ける事に。

そこで今回DVDプレーヤーを買ってPC経由でデジアンに繋ぎ24ビット、96kHzのハイレゾ音源でも楽しもうと思ったのだが、なぬ~!iMacに以前装備されていた光ケーブルのアウトプットが廃止されているではないか。

そう言えば大昔に買ったクリエイティブ社製の外付けUSBオーディオ・インターフェースが押し入れの奥深くに眠っていたっけ。押入れをガザゴソし20年ほど前の骨董品を発見しセッティングするも、その装置では16ビット、48kHzのほぼCDクオリティーのレベルしか再生できないことがわかった。

最新のUSBインターフェースとなると1万数千円以上するし、むむ〜

結局新しい外付けハードを買ったものの、プログレッシブなハイレゾ音はおあずけってなった次第。

もうCDでよし!


それでは皆様もGo!ってわけには

2024年01月18日 | PROG ROCK

日本が誇る世界で活躍する!って形容されるミュージシャンがいるけれど、それって案外日本だけで盛り上がっているのかも…

海外でレコーディング敢行、あの海外の著名ミュージシャンが参加!ってアルバムにクレジットされていても実態は小遣い稼ぎによる名義貸しなんてことも。

ただこの人の場合はチョット違うかな。

Stomu YamashtaのGoは京都出身の打楽器奏者の山下勉氏を中心に元トラフィックのスティービー・ウィンウッド、リターン・トゥ・フォーエバーのアル・ディ・メオラ、元サンタナのマイケル・シュリーブに元ダンジェリン・ドリームのクラウス・シュルツュなどその筋では本当に著名なメンバーらによって結成されたプログレ・バンド。

これだけのメンツが集まりプログレ・アルバムを制作するって相当山下氏の実力を買ってのことじゃないかと。

本日はGoの1977年の2枚目のスタジオ・アルバムかつ彼らの最後のアルバムとなってしまったGo Tooでも。

デビュー・アルバムと比べるとスペーシー感は後退したものフュージョン系サウンドをベースにしっかり作り込まれている。また今回ソウルフルなボーカルが売りのスティービー・ウィンウッドが本人の都合で参加出来なかったものの今回起用された男女一組の代役のボーカル、特に女性シンガーのリンダ・ルイーズは十二分にその大役を果たしている。

とは言え前作の全米60位のように100位以内に食い込む事は出来ず156位。

やっぱり一般的な売れ線からは外れているよね、結構好みなんだけれど…


貫禄の1枚

2024年01月14日 | PROG ROCK

ジェネシスは1982年のライブ盤発売後、メンバー各自がソロ・アルバムを制作する事に。

そしてその翌年の10月には結構短いインターバルで12枚目のセルフ・タイトルのスタジオ・アルバム、Genesisを出した。

それ迄の2枚のスタジオ・アルバムは全英1位を獲得、アメリカでも10位前後と80年代になってブームの去ったプログレ界で唯一気を吐いていたと思う。まあ、イエスも同年ロンリー・ハートのヒットでなんとか息を吹き返したが…

ジェネシスの象徴とも言えるピーター・ガブリエルの脱退で一時はどうなることかと思ったが、それまでのプログレ路線に彼ら独自のポップさを掛け合わせた事が功を奏し生き残りに成功、さらにトップ・バンドの地位まで上り詰めたのはすごいの一言。

ちなみに、今回のアルバムはソロ・アルバムの制作ためそれほど時間に余裕がなかったにも関わらず前作同様全英1位、全米9位と大ヒット。

もう貫禄の1枚と言える。


懐かしのプログレ、その10

2023年12月08日 | PROG ROCK

本日はイエスの分家その1的なプログレ・バンド、Flashでも。

イエスに在籍していたギタリストのピーター・バンクスがイエスの1970年のセカンド・アルバム、Time And A Word制作後音楽の方向性の違いによりバンドから脱退。

個人的にはピーター・バンクスのギターはイエスのスティーブと比べると少しばかりポップよりの印象があるように感じていて、シンフォニックなサウンドを目指したイエスとは相容れなかったのかな?

メンバーを募って1971年にボーカル、ギター、ベースとドラムスの4名で新バンド、Flash を結成。キャピトル・レコードの傘下 のソバーリン・レーベルと契約しELPやイエス同様にアメリカのマーケットで成功を目指した。

そして同じくイエスを脱退したキーボードのトニー・ケイをゲストとして加えレコーディングをスタートさせ、翌年の1972年にファースト・アルバム、Flashが完成。

速攻でアメリカ・ツアーを敢行、アメリカ・マーケットをターゲットにした明るいサウンドを持つデビュー・アルバムは全米33位にランクされ、またアルバム収録の10分強の長尺曲 Small Beginningsは3分程度に編集しシングル・カットされ全米29位にランクとまずまずの出だしだった。

ただその勢いは続かず、計3枚のアルバムを出して1973年に解散。

現実は厳し~!


懐かしのプログレ、その9

2023年12月04日 | PROG ROCK

1973年、何と274回のオーバー・ダブで完成したマイクオール・フィールドのデビュー・アルバム、Tubular Bells。このアルバムはリチャード・ブランソンが設立したレコード会社、バージン・レーベルからの記念すべき第一弾でもある。

(2001年に出たHybrid-SACDで聴いてみた。5.1chの再生システムがないので2chで再生。SACDの2chと通常のCD2chの音源聴き比べてみたけれど、私の駄耳ではその違いは感じられなかった。残念!)

別のアーティストでの演奏ではあるが、ホラー映画の大ヒット作、エクソシストのサントラ音源にその一部が使われた事によって注目が集まった事と、元々独創的かつ緻密で秀逸な内容のアルバムだったことからで無名アーティストのデビュー作にも関わらず全英・米それぞれ1位と3位を獲得する大ヒット作となった。

てな事でこのプログレ・ロックの歴史的名盤は富山の置き薬の如く我が家にも1枚存在する。

エクソシストのイメージは忘れてヒーリング感覚でバック・グラウンドで流すと仕事も捗る。

ところで二百数十回ものオーバー・ダブ、短期間の制作時間でよく完成させたものだと感心する。

マックのガレージ・バンドのソフトを使って出来合いの8ビートのリズムに合わせて私のへっぽこエレキでたった2分程度の曲に3回のオーバー・ダブを試みるも、あまりの下手さ故に時間はかかりその仕上がりも聴くに耐えない。

やっぱりプロはすごいね。


懐かしのプログレ、その8

2023年12月03日 | PROG ROCK

イアン・アンダーソンのフルートが絡む唯一無二のロックなサウンドを産み出している事からして、ジェスロ・タルをプログレ・ロック・バンドと呼称しても差し支えないと思う。

本日は彼らの1972年のコンピ・アルバム、Living In The Pastを聴いてみることに。

(CD1枚で出た輸入盤の再発CDは収録時間の関係で2枚のLP盤の全ての曲を収録出来ず、オリジナルの21曲から2曲がオミットされている。)

彼らの1968年のファースト・アルバム、This Wasから1971年の4枚目のアルバム、Aqualungまでの活動時期に制作された音源を集めたものであるが、その選曲はそれまでのアルバムに収録されていない過去のシングル、EP盤にライブでの音源を主として構成された2枚組のLPでコンピ・アルバムというよりは一聴すれば結構新鮮な選曲の新譜という感覚だった。

この後に登場する組曲形式の切れ目のない長尺な曲を収録したアルバムとは異なり、短くとも曲それぞれが独立して収録されているので聴き手としては区切りがついて分かり易いかも?

何か文句ある?って不敵な感じ。


懐かしのプログレ、その7

2023年12月02日 | PROG ROCK

本日は1968年、ピンク・フロイドのセカンド・アルバム、A Saucerful Of Secretsでも。

(2011年のリマスターCD で鑑賞)

バンドの中心メンバーであったシド・バレットがドラックの過剰摂取によって精神に異常をきたし、レコーディングの途中でバンドから脱退し急遽代わりのメンバーとしてデビッド・ギルモアが加入。

ここから新生フロイドが誕生することに。

プログレ・ロックと言うよりは年代的にはサイケデリック・ロックって言った方がしっくりくるかも。

ビートルズがアビー・ロード・スタジオでレコーディングをしていた頃、ちょうど彼らのファースト・アルバムも同スタジオでレコーディングしていたらしく結構刺激を受けたらしいとどこかで読んだ記憶がある。

このアルバムでもSEを使ったアバンギャルドな作風やごった煮風な曲の展開は、ビートルズのサイケデリックやシニカルな影響をかなり受けていると思われる。

例えば、サイドー1の4曲目のCorporal Clegg(クレッグ曹長)の曲調的にはぺパー軍曹の親戚か?ってちょっとはじけた感はあるけれど、第二次世界大戦で足を失ったクレッグ曹長が女王陛下から勲章を授かる夢をみるってちょっと悲しいストーリーが皮肉っぽく歌われているみたいで…